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国家映画賞 特殊効果賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国家映画賞
特殊効果賞
受賞対象最高の特殊効果
会場ニューデリー
インドの旗 インド
主催映画祭事務局
報酬銀蓮像、賞金5万ルピー
初回1991年英語版
最新回2021年
初代受賞者シャシラール・K・ナーイル英語版
最新受賞者V・スリニヴァス・モハン

国家映画賞 特殊効果賞(こっかえいがしょう とくしゅこうかしょう、National Film Award for Best Special Effects)は、国家映画賞の賞の一つ。優れた特殊効果技術を対象とした賞で、受賞者には銀蓮像と賞金5万ルピーが贈られる。第39回国家映画賞英語版で創設されたが、最初の受賞者が選出されたのは翌年の第40回国家映画賞英語版からである。第69回国家映画賞を最後に廃止され、第70回国家映画賞からはアニメ映画賞と統合され、新たにAVGC映画賞が創設された[1]

受賞結果

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1990年代

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受賞者 作品 言語 引用 出典
1991
(第39回)
英語版
受賞者なし [2]
1992
(第40回)
英語版
シャシラール・K・ナーイル英語版 Angaar ヒンディー語
彼の絶対的な説得力を持つミニチュア作品に対して。
[3]
1993
(第41回)
英語版
セートゥ Thiruda Thiruda タミル語
巨大なスケールで華々しいシーンをプロフェッショナルに、かつ的確にこなし、それによって映画全体のインパクトに貢献したことに対して。
[4]
1994
(第42回)
英語版
C・ムルゲーシュ Kadhalan タミル語
独創的に生み出された数多くの壮大なシーンに対して。
[5]
S・T・ヴェンキー
1995
(第43回)
英語版
S・T・ヴェンキー Kaalapani マラヤーラム語
革新的で壮大な視覚効果を生み出したことに対して。
[6]
1996
(第44回)
英語版
S・T・ヴェンキー インドの仕置人 タミル語
当時の風景を再現するため、古い映像と最新の映像を組み合わせたことに対して。
[7]
1997
(45回)
英語版
受賞者なし [8]
1998
(第46回)
英語版
S・T・ヴェンキー ジーンズ 世界は2人のために タミル語
コンピュータによって作り出された非常に革新的で壮大な特殊効果。2人のキャラクターのアニメーションは魅力的で興味を抱かせてくれる。
[9]
1999
(第47回)
英語版
マントラ Hey Ram タミル語
特殊効果を巧みに使うことで、過去に生き、インド史の伝説的人物と対話するかのような感覚を高めたことに対して。
[10]

2000年代

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受賞者 作品 言語 引用 出典
2000
(第48回)
英語版
受賞者なし [11]
2001
(第49回)
英語版
N・マドゥスーダナン Aalavandhan タミル語
映画のドラマティックな展開を高めるための、実写とアニメの創造的な特殊効果の使用に対して。
[12]
2002
(第50回)
英語版
インディアン・アーティスツ Magic Magic タミル語
デジタル技術を巧みに使用してファンタジーと魔法の世界を作り出したことに対して。
[13]
2003
(第51回)
英語版
ビンミニ・スペシャル・エフェクト・スタジオ
 • ジェームズ・コルマー
 • ララ・デンマン
君を探してた ヒンディー語
ファンタジーの描写に特殊効果を巧みに取り入れていることに対して。
[14]
デジタル・アート・メディア
 • マーク・コルベ
 • クレイグ・ムンマ
2004
(第52回)
英語版
サーナート
(ファイアー・フライ・デジタル)
Anji テルグ語
特殊効果を使用して想像性豊かで効果的な世界を作り出したことに対して。
[15]
2005
(第53回)
英語版
Tata Elxsi Anniyan タミル語
映画の映像様式を高めた、想像力と創造性にあふれた特殊効果に対して。
[16]
2006
(第54回)
英語版
EFX クリッシュ 仮面のヒーロー英語版 ヒンディー語
印象的な効果と巧みな技術が、映画の幻想的な質を高めている。
[17]
2007
(第55回)
英語版
インディアン・アーティスツ ボス その男シヴァージ タミル語
リアリスティックなプロポーションを想定した色調と質感のレンダリングの先駆的な取り組みに対して。精密なコンピュータ・グラフィック作業によって黒い肌を色白に変えるのは、納得の手法である。
[18]
2008
(第56回)
英語版
ゴーヴァルダン
(Tata Elxsi)
Mumbai Meri Jaan ヒンディー語
人災を描き出した見事な技術的効果に対して。
[19]
2009
(第57回)
英語版
R・C・カマル・カンナン マガディーラ 勇者転生 テルグ語
幻想的な物語の視覚的な広がりを高める見事な特殊効果の使用に対して。
[20]

2010年代

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受賞者 作品 言語 引用 出典
2010
(第58回)
英語版
V・スリニヴァス・モハン ロボット タミル語
インド映画における視覚的特殊効果を新たな時代に誘い、この芸術の実践者たちのために世界地図に居場所を作り出したことに対して。
[21]
2011
(第59回)
英語版
レッド・チリーズVFX英語版
 • ハリー・ヒンゴラーニー
 • ケイタン・ヤーダヴ
ラ・ワン英語版 ヒンディー語
コンピュータによる最新技術の特殊効果を巧みに使用したことに対して。レッド・チリーズVFXの開発チームは3Dグラフィックから、実際のアクションと合成した映像をまで様々な視覚効果を生み出し、ロボット・クリーチャーの魔法を実現させた。さらに、主要なアクションシーンのディティールにも細心の注意を払っている。
[22]
2012
(第60回)
英語版
マクタVFX英語版 マッキー テルグ語
コンピュータ・グラフィックとデジタル映像を用いた最先端技術こそ、この映画の主役である。
[23]
2013
(第61回)
英語版
インターメッツォ・スタジオ・エイリアン・センス・フィルムズ Jal ヒンディー語
映画のテーマを引き立てるため、特殊効果を独創的かつ有機的に使用したことに対して。
[24]
2014
(第62回)
英語版
受賞者なし [25]
2015
(第63回)
英語版
V・スリニヴァス・モハン バーフバリ 伝説誕生 テルグ語
息をのむような特殊効果を生み出し、物語の感情的でドラマティックな激動を描き出したことに対して。
[26]
2016
(第64回)
英語版
ナヴィーン・ポール英語版 Shivaay ヒンディー語
この映画には信じられないような面白いアクションシーンが巧みに混ぜ込まれている。
[27]
2017
(第65回)
英語版
R・C・カマル・カンナン バーフバリ 王の凱旋 テルグ語
[28]
2018
(第66回)
英語版
シュルシュティ・クリエイティブ・スタジオ Awe テルグ語
複数の物語とキャラクターを視覚的に効果的な手法を用いて、まとまりのある結末に導いた器用さと巧みさに対して。
[29]
ユニフィ・メディア K.G.F: CHAPTER 1 カンナダ語
1980年代という時代の荒涼とした地域を説得力をもって作り出すことに成功したことに対して。
2019
(第67回)
英語版
シッダールト・プリヤダルシャン Marakkar: Lion of the Arabian Sea マラヤーラム語
映画の背景を自然な雰囲気にするために様々な効果を用いてリアリスティックに表現したことに対して。
[30]

2020年代

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受賞者 作品 言語 引用 出典
2020
(第68回)
英語版
受賞者なし
2021
(第69回)
V・スリニヴァス・モハン RRR テルグ語
[31]

出典

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  1. ^ Bharat, E. T. V. (2024年2月13日). “National Film Awards Undergo Changes, Nargis Dutt, Indira Gandhi Categories Renamed” (英語). ETV Bharat News. 2024年8月30日閲覧。
  2. ^ 39th National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. p. 36. 21 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。30 July 2011閲覧。
  3. ^ 40th National Film Festival”. Directorate of Film Festivals. pp. 38–39. 8 October 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。30 July 2011閲覧。
  4. ^ 41st National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. pp. 34–35. 28 September 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。30 July 2011閲覧。
  5. ^ 42nd National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. p. 24. 12 October 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。30 July 2011閲覧。
  6. ^ 43rd National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. p. 24. 21 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。30 July 2011閲覧。
  7. ^ 44th National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. p. 22. 28 September 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。30 July 2011閲覧。
  8. ^ 45th National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. p. 24. 28 September 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。30 July 2011閲覧。
  9. ^ 46th National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. p. 24. 30 January 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。30 July 2011閲覧。
  10. ^ 47th National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. p. 24. 28 September 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。30 July 2011閲覧。
  11. ^ 48th National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. p. 40. 16 October 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。30 July 2011閲覧。
  12. ^ 49th National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. p. 30. 28 September 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。30 July 2011閲覧。
  13. ^ 50th National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. 2013年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。14 March 2012閲覧。
  14. ^ 51st National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. p. 28. 28 September 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。30 July 2011閲覧。
  15. ^ 52nd National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. 29 October 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。14 November 2022閲覧。
  16. ^ 53rd National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. p. 28. 28 September 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。30 July 2011閲覧。
  17. ^ 54th National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. p. 26. 28 September 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。30 July 2011閲覧。
  18. ^ 55th National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. p. 32. 28 September 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。30 July 2011閲覧。
  19. ^ 56th National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. p. 34. 30 January 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。30 July 2011閲覧。
  20. ^ 57th National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. p. 64. 29 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。30 July 2011閲覧。
  21. ^ 58th National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. p. 3. 8 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ30 July 2011閲覧。
  22. ^ 59th National Film Awards for 2011 – Feature Films”. Directorate of Film Festivals. 5 November 2013時点のオリジナルよりアーカイブ2 April 2012閲覧。
  23. ^ "60th National Film Awards Announced" (PDF) (Press release). Press Information Bureau (PIB), India. 2013年4月17日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2023年8月26日閲覧
  24. ^ 61st National Film Awards”. Directorate of Film Festivals (16 April 2014). 16 April 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。16 April 2014閲覧。
  25. ^ "62nd National Film Awards" (PDF) (Press release). Directorate of Film Festivals. 24 March 2015. 2015年4月2日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2015年3月24日閲覧
  26. ^ "63rd National Film Awards" (PDF) (Press release). Directorate of Film Festivals. 28 March 2016. 2016年4月7日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2016年3月28日閲覧
  27. ^ "64th National Film Awards" (PDF) (Press release). Directorate of Film Festivals. 2017年6月6日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2017年4月7日閲覧
  28. ^ 65th National Film Awards LIVE: Sridevi Posthumously Awarded Best Actress; Vinod Khanna Honoured With Dada Saheb Phalke Award”. News 18 (13 April 2018). 13 April 2018閲覧。
  29. ^ National Film Awards: Full List Of Winners”. NDTV. 2023年8月17日閲覧。
  30. ^ 67th National Film Awards: Complete list (updating)”. The Hindu (22 March 2021). 2023年8月26日閲覧。
  31. ^ 69th National Film Awards 2023 complete winners list: Rocketry, Alia Bhatt, Kriti Sanon, Allu Arjun, RRR, Gangubai Kathiawadi win big” (24 August 2023). 2023年8月26日閲覧。

外部リンク

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