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受田宏之

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

受田 宏之(うけだ ひろゆき、1968年7月 - )は、日本経済学者地域研究者東京大学教養学部・大学院総合文化研究科教授博士(経済学)。専門は開発経済学ラテンアメリカ地域研究。特に、メキシコにおける先住民族の貧困と開発問題、開発と農業、制度と社会経済発展、インフォーマリティの政治学などを研究している[1]。ラテン・アメリカ政経学会理事長(2016年~2019年)。

略歴

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東京外国語大学等の非常勤講師を経て、

  • 2009年4月 東京外国語大学総合国際学研究院 准教授
  • 2014年4月 東京大学大学院総合文化研究科 准教授。
    • 2016年11月 ラテン・アメリカ政経学会理事長(~2019年)。
  • 2017年12月 同教授。

主要著書

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  • 「援助は「悪」をなくせるのか:南北アメリカにおける麻薬対策」 『東洋文化』 第97号 77~98頁 2017年3月
  • 「アグロエコロジーは遺伝子関連技術のオルタナティブになり得るか:小農運動とアグロエコロジー」 『農業と経済』 第83巻第2号 158~164頁 2017年3月
  • 「小農と有機農業の普及ネットワーク―メキシコにおける参加型認証の事例」 『ラテン・アメリカ論集』 第50巻 33~59頁 2016年12月
  • 『多様なる世界,多様なる日本―地域研究と多文化社会』(長谷部美佳、青山亨共編)東京外国語大学出版会 2016年1月
  • "Redes Sociales y Diversas Posibilidades de Agricultura Orgánica," Revista de Geografía Agrícola, México, (Atilano Ceballos 共著) 2015.
  • 「現代メキシコ左翼のジレンマ:メキシコ市における左翼政党、社会運動組織、低所得層の間のインフォーマル・ポリティクス」『アジア経済』 第55巻第1号 67~96頁 2014年3月
  • 「貧困対策を取り入れた新自由主義:メキシコの事例」 『歴史学研究』 886号 64~74頁 2011年
  • 『開発援助がつくる社会生活―現場からのプロジェクト診断』(青山和佳小林誉明共編) 2010年
  • 「自由を設計することの矛盾―貧困研究と制度論」受田宏之、下村恭民小林誉明編著『貧困問題とは何であるか―開発学への新しい道』(第2章)勁草書房、2009年
  • 「貧しきマイノリティの発見―アイデンティティを資源化する―」青山和佳・受田宏之、佐藤仁編『資源を見る眼―現場からの分配論―』東信堂、77-99頁、2008年
  • 「先住民二言語教育の理想と現実―メキシコのオトミーの事例―」受田宏之、米村明夫編『貧困の克服と教育発展―メキシコとブラジルの事例研究』明石書店、125-177頁、2007年
  • 「現代メキシコの貧困」受田宏之、坂井正人鈴木紀編『新世界地理 第14巻ラテンアメリカ』朝倉書店、168-177頁、2007年

脚注

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  1. ^ 東京大学人事発令