中島賢二
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中島 賢二(なかじま けんじ、1941年 - 2009年4月8日)は、日本の英文学者、翻訳家。
略歴
[編集]愛知県豊橋市生まれ。1964年東京大学教養学部卒。1969年名古屋工業大学講師、助教授、教授、1995年退職し翻訳に専念する。
ジョージ・オーウェルを研究していたが、退職後は『虚栄の市』など19世紀英文学の大作を新訳、黒岩涙香-江戸川乱歩『幽霊塔』の原典『灰色の女』も訳したが、最後の訳書となった『真昼の暗黒』は、病状が進み刊行前に死去した。
翻訳
[編集]- 『白衣の女』全3巻(ウィルキー・コリンズ、岩波文庫) 1996
- 『夢の女 / 恐怖のベッド 他六篇』(ウィルキー・コリンズ、岩波文庫) 1997
- 『西欧人の眼に』全2巻(ジョゼフ・コンラッド、岩波文庫) 1998 - 1999
- 『虚栄の市』全4巻(サッカリー、岩波文庫) 2003 - 2004
- 『コンラッド短篇集』(ジョゼフ・コンラッド、岩波文庫) 2005
- 『アシェンデン 英国情報部員のファイル』(モーム、岡田久雄共訳、岩波文庫) 2008
- 『灰色の女』(A・M・ウィリアムスン、論創社、論創海外ミステリ) 2008
- 『真昼の暗黒』(アーサー・ケストラー、岩波文庫) 2009