三国山 (石狩山地)

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三国山
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標高 1541.4 m
所在地 日本の旗 日本 北海道北見市
上川郡上川町
河東郡上士幌町
位置 北緯43度35分43秒 東経143度08分47秒 / 北緯43.59528度 東経143.14639度 / 43.59528; 143.14639座標: 北緯43度35分43秒 東経143度08分47秒 / 北緯43.59528度 東経143.14639度 / 43.59528; 143.14639
山系 石狩山地
三国山 (石狩山地)の位置(日本内)
三国山 (石狩山地)
プロジェクト 山
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三国山(みくにやま)は、北海道北見市上川郡上川町河東郡上士幌町の境界にある標高1,541mの山。大雪山系の東部に位置し[1]石狩山地に属する。

山名は、明治初期に北海道に置かれた旧制の国名で、北見国石狩国十勝国の三つの境界付近にあったことに由来する。北海道を取り巻く三つの海域(日本海オホーツク海太平洋)へ流れ下る川の源流が集まる「北海道大分水点」が山中にある[1]

北海道大分水点[編集]

最高地点(1541.4m)には三角点(点名は「三国嶺」)が設定されている。そこから約300メートル西、標高1532メートルの地点が旧三国および現在の三つの市町の境界であり、「北海道大分水点」であることを示す石碑が北海道森林管理局により2019年に建てられた[1]北緯43度35分42.3秒 東経143度08分33秒 / 北緯43.595083度 東経143.14250度 / 43.595083; 143.14250)。ここを本支流の源流域とする石狩川は日本海へ、常呂川はオホーツク海へ、十勝川は太平洋へそれぞれ注ぐ[1]

以前からそれに気づいていた人がいた可能性もあるが、北見市在住の野尻拓己が2002年に地図を見て気づいて現地を訪れ、留辺蘂町(現在は北見市の一部)の町長に「北海道大分水点」の名称を提案。2019年から国土地理院のウェブ地図にも掲載された[1]

登山ルート[編集]

三国峠の下を貫く「三国トンネル」の上川側から、北海道大分水点を経由し最高地点に至るコースがある。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 【五感紀行】三つの海の源流部/水の"境界"厳冬期も脈々『北海道新聞』日曜朝刊別刷り2021年2月21日1-2面

関連項目[編集]