ホセ・ベナビデス

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ホセ・ベナビデス
基本情報
本名 ホセ・ルイス・ベナビデス・ジュニア
通称 Merciless
階級 ウェルター級
身長 180cm
リーチ 185cm
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
誕生日 (1992-05-15) 1992年5月15日(31歳)
出身地 カリフォルニア州パノラマシティ
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 32
勝ち 28
KO勝ち 19
敗け 3
引き分け 1
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ホセ・ベナビデスJose Benavidez、男性、1992年5月15日 - )は、アメリカ合衆国プロボクサーカリフォルニア州パノラマシティ出身。元WBA世界スーパーライト級暫定王者。トレーナーは父のホセ・ベナビデス・シニア。弟は元WBC世界スーパーミドル級王者デビッド・ベナビデス

来歴[編集]

アマチュア時代[編集]

2009年に僅か16歳にして最年少スーパーライト級王者となるナショナル・ゴールデン・グローブスーパーライト級王者となった[1]。同年に全米選手権に出場するが決勝でフランキー・ゴメスに敗退した[2]

アマチュア時代の戦績は102勝5敗。

プロ時代[編集]

2010年1月16日、ネバダ州ラスベガスハードロック・ホテル・アンド・カジノでスティーブン・コックスと対戦し、初回1分21秒TKO勝ちを収め17歳でデビュー戦を勝利で飾った。

2014年7月26日、アリゾナ州フェニックスセレブリティ・シアターでヘンリー・アウラドとNABF北米ウェルター級ジュニア王座決定戦を行い、初回1分50秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[3]

2014年12月13日、ネバダ州ラスベガスにあるザ・コスモポリタン・オブ・ラスベガスWBA世界スーパーライト級暫定王者マウリシオ・ヘレーラと対戦し、12回3-0(2者が116-112、117-111)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[4]

2015年5月15日、アリゾナ州フェニックスのUSエアウェイズ・センターでWBA世界スーパーライト級10位ホルヘ・パエス・ジュニアと対戦し、12回21秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した[5][6]

2015年11月5日、正規王者になったエイドリアン・ブローナースーパー王座に認定されたため、空位になった正規王座をベナビデスとWBA世界スーパーライト級3位のミケーレ・ディ・ロッコの間で王座決定戦を行うようWBAから指令を受けた[7][8]

2015年12月12日、アリゾナ州ツーソンツーソン・コンベンション・センターでシドニー・シケイラとスーパーライト級10回戦を147ポンドのキャッチウェイトで対戦予定だったが、ベナビデスが5.4ポンド(約2.4kg)体重超過をする失態を犯してしまった[9]。試合は3-0の判定で勝ちを収めた。

2016年2月2日、ウェルター級に転向するためWBA世界スーパーライト級暫定王座を返上した[10]

2016年7月23日、ウェルター級に階級を上げてテレンス・クロフォードVSビクトル・ポストルの前座でフランシスコ・サンタナと対戦し、10回判定勝利を収めた。

2016年8月23日、夜に家の近所で犬を散歩させていたところ、何者かに両足を銃撃され出血多量で死にかけたが、病院に運ばれ一命をとりとめた[11]

2018年2月3日、1年7カ月ぶりの復帰戦で8回TKO勝ちを収めた。

2018年10月13日、WBO世界ウェルター級王者テレンス・クロフォードに12回TKO負けを喫し2階級制覇とはならなかった。

2021年11月13日、3年ぶりの試合をフットプリント・センターでエマヌエル・トーレスと対戦したが、10回1-0(96-94、2者が95-95)で引き分けた[12]。なおこの試合よりベナビデスはボブ・アラムトップランクから離脱し弟のデビッドがいるサンプソン・リューコイツ率いるサンプソン・ボクシングとTGBプロモーションズの共同プロモート契約を結んで最初の試合だった[13]

2022年7月30日、バークレイズ・センターでダニー・ガルシアスーパーウェルター級12回戦で対戦し、判定負け。

2023年11月25日、ネバダ州ラスベガスのミケロブ・ウルトラ・アリーナにてデビッド・ベナビデスデメトリアス・アンドラーデ戦の前座でジャーモール・チャーロと163ポンド(73.9kg)のキャッチウェイト契約のノンタイトル10回戦を行い、10回0-3(90-100、91-99、92-98)の判定負けを喫した。なお、前日計量で対戦相手のチャーロは契約体重を3.4ポンド(1.5kg)超過し計量失格、再計量でもチャーロはさらに0.2ポンド(100g)超過し、両陣営と関係者が協議した結果、試合はチャーロが罰金を支払った上で通常通り行われた。

獲得タイトル[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 82.US National Golden Gloves - Salt Lake City - May 4-9 2009”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2015年1月6日閲覧。
  2. ^ US National Championships - Denver - June 8-13 2009”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2015年1月6日閲覧。
  3. ^ Benavidez Jr Crowned NABF Champ In Phoenix Max Boxing.com 2014年7月26日
  4. ^ ブラッドリー引き分け、リーがWBOミドル級新王者に Boxing News(ボクシングニュース) 2014年12月14日
  5. ^ Benavidez TKOs Paez to retain title WBA公式サイト 2015年5月16日
  6. ^ ベナビデスがパエスをTKO、WBA・S・ライト暫定 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年5月16日
  7. ^ Adrien Broner Declared WBA Super Champion WBA公式サイト 2015年11月5日
  8. ^ ウォードが11.21欠場、ブローナーがスーパー王者に Boxing News(ボクシングニュース) 2015年11月6日
  9. ^ Weights: Valdez on Point, Benavidez Way Over at 152.4”. Boxing Scene.com (2015年12月11日). 2015年12月17日閲覧。
  10. ^ Jose Benavidez Vacates Interim WBA Title WBA公式サイト 2016年3月2日
  11. ^ After being shot in the leg, former champion Jose Benavidez makes surprising return to ring”. Yahoo (2018年2月3日). 2018年3月20日閲覧。
  12. ^ Jose Benavidez: I Don't Know How I Got a Draw, I Beat Him Every Round”. Yahoo (2021年11月14日). 2022年1月10日閲覧。
  13. ^ David Benavidez vs. Jose Uzcategui - Showtime Tripleheader Announced”. BoxingScene.com (2021年7月29日). 2022年1月10日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

前暫定王者
マウリシオ・ヘレーラ
WBA世界スーパーライト級暫定王者
2014年12月13日 - 2016年2月2日(返上)
次暫定王者
返上により消滅