ダニー・ガルシア

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ダニー・ガルシア
基本情報
本名 ダニー・オスカー・ガルシア
通称 Swift
階級 ウェルター級
身長 175cm
リーチ 175cm
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
誕生日 (1988-03-20) 1988年3月20日(28歳)
出身地 ペンシルベニア州フィラデルフィア
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 33
勝ち 33
KO勝ち 19
敗け 0
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ダニー・ガルシアDanny Garcia1988年3月20日 - )は、アメリカ合衆国プロボクサーペンシルベニア州フィラデルフィア出身。元WBAWBC世界スーパーライト級スーパー王者。第37代WBC世界ウェルター級王者。世界2階級制覇王者。

来歴[編集]

アマチュア時代[編集]

2006年、全米選手権に出場、準決勝でテレンス・クロフォードを破り優勝する[1]

2007年、全米選手権に出場するも準決勝でブラッド・ソロモンに敗退[2]、北京オリンピック国内予選選考会でも2度負けて出場権獲得に失敗した[3]

プロ時代[編集]

2011年2月25日、カリフォルニア州サンディエゴでジョン・フィゲロア(プエルトリコ)と対戦し、2回52秒TKO勝ち[4]

2012年3月24日、テキサス州ヒューストンのレリアント・アリーナでエリック・モラレス(メキシコ)と対戦。前日軽量でモラレスに体重超過があった為WBC世界スーパーライト級王座を剥奪されたが、ガルシアが勝ったのみ王座獲得となる条件で試合が行われた。試合は終始ガルシアペースで進み、11回にはモラレスからダウンを奪い12回3-0(117-110、116-112、118-109)の大差判定勝ちで王座を獲得した[5]

2012年7月14日、マンダレイベイ・イベントセンターWBA世界スーパーライト級スーパー王者アミール・カーン(イギリス)と対戦し、3回に1度、4回に2度ダウンを奪い4回2分28秒TKO勝ちでWBC王座は初防衛、WBA世界スーパー王座獲得に成功、さらにリングマガジン同級世界王者に認定された[6]

2012年10月20日、ニューヨークブルックリン区バークレイズ・センターエリック・モラレスとリマッチを行い、4回1分23秒KO勝ちでWBA王座は初防衛、WBC王座2度目の防衛に成功した[7]

2013年4月27日、バークレイズ・センターで元WBA・WBC・IBF世界ウェルター級スーパー王者でWBA世界スーパーライト6位のザブ・ジュダー(アメリカ合衆国)と対戦し、12回3-0(114-112、115-112、116-111)の判定勝ちを収めWBA王座は2度目、WBC王座3度目の防衛に成功した[8]

2013年9月14日、MGMグランド・ガーデン・アリーナフロイド・メイウェザー・ジュニアサウル・アルバレスの前座で登場。WBC世界スーパーライト級暫定王者ルーカス・マティセーアルゼンチン)と対戦し、12回3-0(115-111、2者が114-112)の判定勝ちを収めWBA王座は3度目、WBC王座は王座統一による4度目の防衛に成功した[9]

2014年3月15日、両親の出生地であるプエルトリコで初の試合。バヤモンにあるコリセオ・ルーベン・ロドリゲスでWBA世界スーパーライト級4位のマウリシオ・ヘレーラ(アメリカ合衆国)と対戦し、12回2-0(2者が116-112、114-114)の判定勝ちを収めWBA王座の4度目、WBC王座5度目の防衛に成功した[10]。しかしこの判定は物議を醸し、ボクシングマスコミ関係者39人の内70%がヘレーラの勝ちと採点、ダニー・ガルシアの勝ちと採点したのはわずか12%であった(引き分けと採点したのが17%)[11]

2014年8月9日、バークレイズ・センターで1階級下のFECARBOXライト級暫定王者ロッド・サルカ(アメリカ合衆国)と対戦。サルカが世界ランキングに入っていないためWBA・WBC両団体は世界タイトルマッチとして認可せずノンタイトル戦となり、142ポンドのキャッチウェイトで行われた[12]。試合は左フックでダウンを奪い2度目のダウンは右フックでダウンを奪い、最後は左フックでサルカを失神させたのと同時にタオルが投入し試合終了。2回2分31秒KO勝ちを収めた[13]

2014年8月12日、WBCがWBC世界スーパーライト級1位のビクトル・ポストルと指名試合を行うよう指令を出した事と、9月12日までに交渉が纏まらなければ入札になることを発表した[14]。しかし交渉が纏まらなかった事で10月1日に交渉期限が延期され、さらに10月10日まで延期された[15]。しかしまたも交渉が纏まらず10月20日まで延期されたが[16]、最終的にガルシア側がポストルに待料を支払い、4ヵ月間は別の相手と対戦できるよう対戦延期に合意し入札を回避した [17]

2015年1月9日、ゴールデンボーイ・プロモーションズからプロモート権を破棄されたことで、同プロモーションから離脱した[18]

2015年4月11日、バークレイズ・センターでIBF世界スーパーライト級王者ラモン・ピーターソン(アメリカ合衆国)と対戦。しかし143ポンドのキャッチウェイトだったため、両者共に世界王座保持者であったが王座は懸けられずノンタイトル12回戦で行われ、12回2-0(114-114、2者が115-113)の判定勝ちを収めた[19][20]

2015年6月11日、ウェルター級に転向する為にWBC世界スーパーライト級王座を返上したが、WBCから名誉王座に認定された[21][22][23]

2015年8月1日、バークレイズ・センターで元WBA世界ウェルター級王者ポール・マリナッジ(アメリカ合衆国)と対戦し、9回2分22秒TKO勝ちを収めウェルター級進出戦を白星で飾った[24]

2015年9月11日、WBAは最新ランキングを発表し、ガルシアをWBA世界ウェルター級4位にランクインした[25]

2016年1月12日、WBCがダニー・ガルシア対ロバート・ゲレーロの勝者はWBC世界ウェルター級1位のアミール・カーンと指名戦で対戦するよう指令を出した[26][27]

2016年1月23日、ステイプルズ・センターフロイド・メイウェザー・ジュニアの引退に伴い空位となったWBC世界ウェルター級王座決定戦で元世界4階級制覇王者でWBC世界ウェルター級6位のロバート・ゲレーロ(アメリカ合衆国)と対戦し、12回3-0(3者とも116-112)の判定勝ちを収め2階級制覇に成功した[28]

2016年11月12日、フィラデルフィアでサミュエル・バルガス(コロンビア)とウェルター級契約10戦を行い、2回2分17秒TKO勝ちを収めた[29]

戦績[編集]

  • アマチュアボクシング:120戦 107勝 13敗
  • プロボクシング:33戦 33勝 (19KO) 無敗

獲得タイトル[編集]

脚注[編集]

  1. ^ US National Championships - Colorado Springs - March 6-11th 2006”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2013年12月1日閲覧。
  2. ^ US National Championships - Colorado Springs - June 2-8 2007”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2013年12月1日閲覧。
  3. ^ US Olympic Trials - Houston - August 20-26 2007”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2013年12月1日閲覧。
  4. ^ 新鋭ガルシアTKOで20連勝 ボクシングニュース「Box-on!」 2011年2月26日
  5. ^ ダニー・ガルシア新王者 モラレスに3-0勝利 ボクシングニュース「Box-on!」 2012年3月25日
  6. ^ ボクシング=スーパーライト級、ガルシアがカーンにTKO勝ち ロイター 2012年7月16日
  7. ^ ガルシア、モラレスを一撃KO ボクシングニュース「Box-on!」 2012年10月21日
  8. ^ ガルシア、ジュダー倒し判定勝ち ボクシングニュース「Box-on!」 2013年4月28日
  9. ^ ガルシア堂々の防衛 S・ライト級統一王座守る Boxing News(ボクシングニュース) 2013年9月15日
  10. ^ ガルシア2-0辛勝、ワイルダーは初回KO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2014年3月16日
  11. ^ Only 12 per cent of boxing media agree that Danny Garcia deserved to beat Mauricio Herrera”. BOXING NEWS (2014年3月18日). 2014年3月18日閲覧。
  12. ^ Rod Salka unfazed by 142-pound catchweight vs. Danny Garcia”. The Ring (2014年7月22日). 2014年8月11日閲覧。
  13. ^ ガルシア余裕の2回KO勝ち、ピーターソンはV3 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年8月10日
  14. ^ Team Postol Excited WBC Ordered Danny Garcia Clash”. BoxingScene.com (2014--). 2014年8月20日閲覧。
  15. ^ Danny Garcia-Viktor Postol Purse Bid Pushed To 10/10”. BoxingScene.com (2014年9月30日). 2014年10月1日閲覧。
  16. ^ Andrade's Showtime fight Dec. 13”. ESPN.com (2014z-10-10). 2014年10月11日閲覧。
  17. ^ Garcia, Postol reach an 'agreement'”. ESPN.com (2014年10月13日). 2014年10月16日閲覧。
  18. ^ GBPがブローナー、ワイルダーら主力を放出 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年1月10日
  19. ^ ガルシアがSL級対決判定勝ち、ミドル級はドロー Boxing News(ボクシングニュース) 2015年4月12日
  20. ^ Cuenca, Yang ordered by IBF to fight”. ESPN.com (2015年4月12日). 2015年4月13日閲覧。
  21. ^ WBC SUPERLIGHTWEIGHT TITLE DECLARED VACANT WBC公式サイト 2015年6月11日
  22. ^ ダニー・ガルシアがWBCタイトル返上 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年6月13日
  23. ^ Danny Garcia forced to relinquish WBC world title”. ESPN.com (2015年6月12日). 2015年6月21日閲覧。
  24. ^ ガルシア9回TKO勝ち、ジェイコブス防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年8月2日
  25. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2015年9月11日
  26. ^ Garcia-Guerrero Set For WBC Title, Winner Faces Khan”. Boxing Scene.com (2016年1月12日). 2016年1月21日閲覧。
  27. ^ メイウェザーの後継王座決定戦をWBCが指令 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年1月14日
  28. ^ ガルシアがゲレロに判定勝ち、メイの王座継承 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年1月24日
  29. ^ ガルシア余裕のTKO勝ち、サーマンに実力アピール Boxing News(ボクシングニュース) 2016年11月13日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

空位
前タイトル保持者
エリック・モラレス
第33代WBC世界スーパーライト級王者

2012年3月24日 - 2015年6月11日(返上)

空位
次タイトル獲得者
ビクトル・ポストル
前スーパー王者
アミール・カーン
WBA世界スーパーライト級スーパー王者
2012年7月14日 - 2015年9月11日(返上)
次スーパー王者
返上により消滅
空位
前タイトル保持者
フロイド・メイウェザー・ジュニア
第37代WBC世界ウェルター級王者

2016年1月23日 - 現在

次王者
N/A