ヘルベルト・シュネーデルバッハ
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ヘルベルト・シュネーデルバッハ(Herbert Schnädelbach、1936年8月6日 - )は、ドイツの哲学者。フンボルト大学ベルリン名誉教授。
フランクフルト学派に属し、ユルゲン・ハーバーマスとカール=オットー・アーペルの流れをくむ人物。主著は『反省とディスクルス』(1977)。他にも多数の著作があるが、日本ではそのうち一部が和訳されているだけである。
経歴
[編集]テューリンゲン州アルテンブルクで生まれ、2歳のときに家族でブレスラウ(現ポーランド領ヴロツワフ)に移る。その後ライプツィヒやラインラント=プファルツ州ランダウなどで過ごし、1955年にアビトゥーア資格を所得。
フランクフルト大学に入学し、哲学・社会学・ドイツ学・歴史学などを学ぶ。テオドール・アドルノの指導を受け、1956年に論文『ヘーゲルの主観的自由の理論』で博士号取得。1970年に『経験、基礎付け、反省-実証主義を超えて』で哲学教授資格取得。
1971年フランクフルト大学教授、1978年ハンブルク大学教授、1993年フンボルト大学教授、1988年ドイツ哲学会 (Deutsche Gesellschaft für Philosophie) 会長などの職を務める。2002年フンボルト大学名誉教授。
和訳書
[編集]- 古東哲明訳『ヘーゲル以後の歴史哲学』(法政大学出版局、1994)
- 朴順南、舟山俊明、内藤貴訳『ドイツ哲学史1831 - 1933』(法政大学出版局、2009)
- 加藤篤子、中川明博訳 『認識論』(晃洋書房 、2006)
参考文献
[編集]- 『ドイツ哲学史1831‐1933』の訳者あとがき。