ブロマシル
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ブロマシル Bromacil | |
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5-bromo-3-(butan-2-yl)-6-methylpyrimidine-2,4(1H,3H)-dione | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 314-40-9 |
ChemSpider | 9040 |
KEGG | C10911 |
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特性 | |
化学式 | C9H13BrN2O2 |
モル質量 | 261.1157 |
外観 | 無色ないし白色の結晶性粉末 |
匂い | 無臭 |
密度 | 1.46 g/cm3 |
融点 |
151.1~156.6℃ |
沸点 |
210℃(分解) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ブロマシル(英: Bromacil)は化学式C9H13BrN2O2で表される有機臭素化合物。ピリミジン骨格を持つ。
用途
[編集]アメリカ合衆国のデュポンが開発した除草剤。日本では1965年4月30日に農薬登録を受け、果樹園や非農耕地のツユクサやハコベ、スギナ、ヨモギなどに使用される。商品名には「ウィードコロン」「ハイバーX」「ボロシル」がある。
安全性
[編集]半数致死量(LD50)はラットへの経口投与で691mg/kg、ラットへの経皮投与で2,000mg/kg以上[1]。発癌の恐れがある[1]。不燃性だが、210℃以上で分解し、臭化水素や窒素酸化物を含む有毒ガスを生じる[2]。水生生物に対し強い毒性を持ち[2]、半数致死濃度(LC50)は魚類で36mg/l、ミジンコで119mg/l、藻類で0.013mg/l。サルモネラ菌やショウジョウバエで変異原性が見られた[3]。
脚注
[編集]- ^ a b 安全衛生情報センター
- ^ a b 国際化学物質安全性カード ブロマシル ICSC番号:1448 (日本語版), 国立医薬品食品衛生研究所
- ^ 植村振作・河村宏・辻万千子・冨田重行・前田静夫著『農薬毒性の事典 改訂版』三省堂、2002年。ISBN 978-4385356044。
外部リンク
[編集]- 国際化学物質安全性カード ブロマシル (ICSC:1448) 日本語版(国立医薬品食品衛生研究所による), 英語版