コンテンツにスキップ

フルートソナタ (ライネッケ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

フルートソナタウンディーネ』 (Undine) 作品167は、カール・ライネッケ1882年フリードリヒ・フーケの小説『ウンディーネ』に着想を得て作曲したフルートソナタである。

ライプツィヒ音楽院教授でゲヴァントハウス管弦楽団首席フルート奏者のヴィルヘルム・バルゲドイツ語版に献呈された。

初演

[編集]

1884年1月12日、アメデ・ドゥ・フロエ (Amédée de Vroye) のフルート、作曲者自身のピアノ伴奏により、ライプツィヒにて初演。

編成

[編集]

曲の構成

[編集]

第1楽章 Allegro

ホ短調 6/8拍子 ソナタ形式。フルートがウンディーネを想起させる第1主題を提示する。

第2楽章 間奏曲:Allegreto vivace

ロ短調 2/4拍子 スケルツォ楽章。中間部は Più lento, quasi Andante.

第3楽章 Andante tranquilo

ト長調 4/4拍子 三部形式

第4楽章 Allegro molto agitato ed appassionato quasi Presto

ホ短調 4/4拍子 ソナタ形式。フルートが第1主題を提示する。ピアノは後を追う形になる。最後はホ長調に転じて静かに結ばれる。

演奏時間

[編集]

約20分

参考文献

[編集]

外部リンク

[編集]