ヒメキマダラヒカゲ
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ヒメキマダラヒカゲ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Zophoessa callipteris (A.G.Butler) | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
ヒメキマダラヒカゲ(姫黄斑日陰) | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Small Labyrinth |
ヒメキマダラヒカゲ(姫黄斑日陰 Zophoessa callipteris)は、チョウ目タテハチョウ科(旧分類ではジャノメチョウ科)に属するチョウの一種。
概要
[編集]主にブナ科が多く、下草が篠地となっている山地樹林に生息する。サトキマダラヒカゲやヤマキマダラヒカゲによく似ているが、地色が明るいうえに翅裏の模様が複雑でなく、蛇の目紋は少ない。また、翅の外縁は直線的で、前翅先端はややとがっている。食草の生える薄暗い林内だけではなく林の周辺にも現れ、各種の花を積極的に訪れる。
越冬態は3〜4齢の幼虫。幼虫の食草はタケ科のスズタケ・チシマザサなど。卵は葉の裏に並べて産卵される。成虫は5月ごろに羽化し、その個体が9月終わりまで見られる。通常年一化性だが、暖地では稀に2回発生することもある。
分布
[編集]日本列島の主要四島に分布するが、南へ行くほど生息域は制約される。国外ではサハリン南部のみ。分布域は広いが分断されており、成虫の移動性も高くないため、地域により多少の変異がみられる。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 猪又, 敏男; 植村, 好延; 矢後, 勝也; 上田, 恭一郎; 神保, 宇嗣 (2010-2013). “Satyrini ジャノメチョウ族: 属一覧”. 日本産蝶類和名学名便覧. 2021年2月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月24日閲覧。
- 牧林功解説 『日本の蝶』成美堂出版、1994年、ISBN 4-415-08045-6。
- 日本環境動物昆虫学会編『チョウの調べ方』文教出版、1998年、ISBN 4-938489-11-2。