コンテンツにスキップ

バトルユニットZEOTH

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バトルユニットZEOTH
Battle Unit Zeoth
ジャンル 縦横両スクロールシューティング
対応機種 ゲームボーイ
開発元 ジャレコ
発売元 ジャレコ
デザイナー KANA EBIO
プログラマー 白戸学
RIKA'S KNIGHTS
猪ヶ倉康雄
音楽 はやしあきひと
人数 1人
メディア 1メガビットロムカセット[1]
発売日 日本 199012211990年12月21日
アメリカ合衆国 1991071991年7月
ヨーロッパ 1991年
その他 型式:日本 DMG-BZJ
アメリカ合衆国 DMG-BZ-USA
ヨーロッパ DMG-BZ-ESP
テンプレートを表示

バトルユニットZEOTH』(バトルユニットゼオス)は、1990年12月21日ゲームボーイ用ソフトとしてジャレコから発売されたシューティングゲームである。

ロボットを自機としたシューティングゲーム。

バーチャルコンソールでの配信は行われていないが、2016年12月に発売されたレトロビット『ジェネレーション』に収録されている。

ゲーム内容

[編集]

システム

[編集]

十字キーで自機「ZEOTH」を操作し、Bボタンでショットを発射、上下左右の4方向に攻撃をする事が出来る。自機は操作しないでおくと徐々に高度を下げていくが、Aボタンを押す事でホバー上昇し上方へ移動できる。ライフ制を採用しており、敵の攻撃を受け自機シールドが無くなるとゲームオーバーとなる。Bボタンを素早く2回押すと自機のシールドを2つ消費し、画面中の全ての敵にダメージを与える「ハイパー」が発動、ただし自機のシールド数が2つ以下だとハイパーを使用することは出来ない。奇数面は横スクロールステージで、偶数面は縦スクロールステージの全5ステージ。ステージ5をクリアした後は、エンディングとスタッフロールが流れたのちにループゲームとなる。

アイテム

[編集]

本作に登場するアイテムを記述する[2]

  • ビーム - 「B」の文字。自機のショットがビームとなる。連射性が高く敵を貫通するショットを放つ。
  • レーザー - 「L」の文字。自機のショットがレーザーとなる。連射はきかないが威力の高いレーザーを放つ。
  • シールドアップ - 「U」の文字。自機のシールドが1つ増える。
  • パワーアップ - 「P」の文字。自機の武器が最高3段階までパワーアップする。最高段階の時に取るとシールドが1つ増える。

設定

[編集]

ストーリー

[編集]

AU0042(地球統一暦42年)、人類は有史以来初めての地球外生命体による侵略を受けた。地球上の金属によく似た性質を持つ未知の生命体を人類は「グレイン」と命名、激しい戦いの末、人類はグレイン撃退に成功する。そしてこの戦いを契機に、人類は「対地球外生命体兵器」の開発を本格化させる。

そして戦いから10年の歳月の過ぎたAU0052(地球統一暦52年)、統一中央都市ビオールにグレインが再び出現、都市中枢を破壊、占拠してしまう。一方、人類は対地球外生命体兵器「バトルユニット」の開発に成功、初の実戦投入機は「ZEOTH(ゼオス)」と名付けられた。

そして今、バトルユニットZEOTHとグレインとの戦いが始まる。[3]

ステージ構成

[編集]

本作のステージを記述する[4]。奇数ステージは強制横スクロールステージ、偶数ステージは任意縦スクロールステージとなる。

ステージ名 ボス名
1 ビオール市街 超巨大重戦車「ビドリオ」
2 地下基地進入路 超巨大重機動戦闘機「ガロジオ」
3 グレイン地下基地 巨大スーパーコンピュータ「フィン・グラウバー」
4 地下基地脱出路 高速機動兵器「ビドラジン」
5 巨大戦艦群 巨大戦闘司令「フィン・ビズマス」

スタッフ

[編集]
  • 企画:KANA EBIO
  • プログラマー:白戸学、RIKA'S KNIGHTS、猪ヶ倉康雄
  • メイン・アーティスト:OLD FASHION、AIZAWA BUGLIN
  • サブ・アーティスト:松田信
  • 音楽:はやしあきひと
  • サウンド・プログラマー:Mr.NISHIMURA
  • スペシャル・サンクス:面谷知志

評価

[編集]
評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通19/40点[5]
ファミリーコンピュータMagazine17.86/30点[1]
  • ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計19点[5]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、17.86点(満30点)となっている[1]。また、同雑誌1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、「巨大なボスがウリだ」と紹介されている[1]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.00 3.03 2.77 2.97 3.26 2.83 17.86

関連作品

[編集]
  • フォーメーションZ1984年) - アーケードファミリーコンピュータで稼働、発売された、本作と同じくジャレコから出たロボットを自機としたシューティングゲーム。ロボット形態と飛行形態に変形する自機を操作する横スクロールシューティングゲーム。
  • サイバトラー1993年) - アーケードで稼働された、本作と同じくジャレコから出たロボットを自機としたシューティングゲーム。全方向に攻撃が出来るロボットを操作する縦スクロールシューティングゲーム。

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d 「5月24日号特別付録 ファミコンディスクカード ゲームボーイ スーパーファミコン オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第10号、徳間書店、1991年5月24日、170頁。 
  2. ^ 『バトルユニットZEOTH 付属取扱説明書』7頁
  3. ^ 『バトルユニットZEOTH 付属取扱説明書』2-3頁
  4. ^ 『バトルユニットZEOTH 付属取扱説明書』8-9頁
  5. ^ a b バトルユニット ZEOTH まとめ [ゲームボーイ]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2017年2月5日閲覧。

外部リンク

[編集]