コンテンツにスキップ

ジョエル・ロサリオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジョエル・ロサリオ
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国サントドミンゴ
生年月日 (1985-01-14) 1985年1月14日(39歳)
騎手情報
初免許年 1999年ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
免許区分 平地競走
経歴
所属 1999年 - 2005年 ドミニカ共和国
2006年 - アメリカ合衆国
テンプレートを表示

ジョエル・ロサリオJoel Rosario1985年1月14日 - )はアメリカ合衆国騎手である。ドミニカ共和国サントドミンゴ出身。香港における名前の中文表記は「羅沙理奧」

来歴

[編集]

1985年ドミニカ共和国首都サントドミンゴ郊外にある農家に生まれる[1]。13歳の時にレースを観戦して騎手を目指すことを決意し、騎手養成学校に半年間通った後、14歳でプロデビューを果たす。ドミニカ共和国で4度リーディングジョッキーの座に輝いた後、2006年からアメリカ合衆国カリフォルニア州に拠点を移した[2]

アメリカ移籍後初めて年間を通して騎乗した2007年には前年の29勝から大幅増となる154勝を挙げ、頭角を現す。2009年には初の200勝超えとなる284勝を記録し、2014年まで6年連続で年間200以上の勝ち星を挙げた。2010年には自己最多の305勝を記録している[3]2012年からは東海岸に拠点を移している[2]

2013年にはアニマルキングダムに騎乗してドバイワールドカップを制覇した。その2ヶ月後にはオーブケンタッキーダービーを制し、世界にその名を轟かせた[1]

2014年ベルモントステークスではトーナリスト英語版に騎乗し、アメリカクラシック三冠達成を目指した二冠馬カリフォルニアクロームを下して勝利した[1]

2015年4月23日、キーンランド競馬場にて通算2000勝を達成[4]

2018年3月にアメリカ合衆国の市民権を取得した[5]。同年のブリーダーズカップでは1日目に2歳牡牝のチャンピオン決定戦であるブリーダーズカップ・ジュヴェナイルブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズをダブル制覇し、2日目にはアクセラレートブリーダーズカップ・クラシックを制覇した[6]

主な騎乗馬

[編集]
2018年ブリーダーズカップ・クラシックアクセラレートに騎乗するロサリオ

脚注

[編集]
  1. ^ a b c 平松さとし. 【世界の騎手列伝 vol.77】ジョエル・ロザリオ. UMA-JiN(2017年3月30日付). 2018年11月5日閲覧
  2. ^ a b Joel Rosario. America's Best Racing. 2018年11月6日閲覧
  3. ^ Jockey Profile | Joel Rosario. Equibase. 2018年11月6日閲覧
  4. ^ Jeremy Balan. Rosario Wins No. 2,000 at Keeneland. Bloodhorse(April 23, 2015). 2018年11月6日閲覧
  5. ^ Jennie Rees. Ronald T Andersonさんのツイート: "Jockey “JOEL ROSARIO” becomes US Citizen today... proud day in the life a Dominican, who’s dreams came true today....". Twitter(March 7, 2018). 2018年11月6日閲覧
  6. ^ Gentry Estes. Breeders' Cup Classic win caps a big weekend for jockey Joel Rosario. Courier Journal(November3 , 2018). 2018年11月6日閲覧

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]