サマラ・ウィーヴィング
サマラ・ウィーヴィング Samara Weaving | |||||||||
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2015年 | |||||||||
生年月日 | 1992年2月23日(32歳) | ||||||||
出生地 |
オーストラリア 南オーストラリア州アデレード | ||||||||
民族 |
イギリス系オーストラリア人 マルタ系オーストラリア人 | ||||||||
身長 | 165cm | ||||||||
職業 | 女優、モデル | ||||||||
活動期間 | 2008年 - | ||||||||
配偶者 | ジミー・ウォーデン(2019年 - ) | ||||||||
著名な家族 | ヒューゴ・ウィーヴィング(叔父) | ||||||||
主な作品 | |||||||||
映画 『スリー・ビルボード』 『ザ・ベビーシッター』シリーズ 『レディ・オア・ノット』 『ガンズ・アキンボ』 『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』 『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』 テレビドラマ 『ホーム・アンド・アウェー』 『死霊のはらわた リターンズ』 『ハリウッド』 | |||||||||
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サマラ・ウィーヴィング(Samara Weaving, 1992年2月23日 - )は、オーストラリア出身の女優・モデル。
来歴
[編集]1992年2月23日にアデレードで生まれた[1]。2005年に家族でキャンベラに引っ越し、Canberra Girls Grammar Schoolに通った[2]。そこでdrama captainとなった彼女は、様々な学校や劇場の作品に出演した。
2008年のオーストラリア・イギリス合作のドラマ『Out of the Blue』のキルスティン・マロニー役で主要キャストとして初めて演じた。しかし、この作品はセカンドシーズンに継続されることなく、打ち切られた[3]。
2009年にオーストラリアのソープオペラ『ホーム・アンド・アウェー』でインディゴ “インディ”・ウォーカーとして出演した。5週間にもわたって繰り返し登場した[4]。プロデューサーがメインキャストとしてサマラを呼び戻したので、翌年からその役を再び演じた。撮影のためにキャンベラからシドニーへと引っ越した[2]。
2012年にインディ役の演技が評価され、第1回オーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞でテレビドラマ部門の最優秀女性演技オーディエンスチョイスアワードの候補になった[5]。また、同年からオーストラリアの下着ブランドBondsのモデルを務める[6]。
2013年7月には、『ホーム・アンド・アウェー』の最後のシーンを撮影したことが確認された[7]。作品の国際的な成功でもって、新しい役を追求するのに適切な時期であると感じだした。 同年、叔父のヒューゴ・ウィーヴィングとともに犯罪映画『ミステリーロード/欲望の街』に出演した[8]。
2015年の『死霊のはらわた リターンズ』第1シーズンで、ヘザー役として繰り返し演じた[9]。
2016年に、ブリアンとしてアクションコメディ『モンスタートラック』に出演した。同役は、2014年に初めてロサンゼルスに行ったときに撮影された[10]。
2017年にアクションコメディスリラーの『Z Inc. ゼット・インク』に出演し[11]、10月にリリースされたコメディホラー映画『ザ・ベビーシッター』ではタイトルロールとして主演した[12]。また、映画『スリー・ビルボード』でも役を獲得し[13]、チャーリー・プースの歌「Attention」のミュージックビデオにも出演した[14]。
2017年から2019年にかけて、Showtimeのシリーズ『SMILF』でネルソン・ローズを演じることになったが[13]、2018年12月には、セカンドシーズン終了後に作品から去ることが発表された[15]。原因としてヌードセックスシーンをしなければならないことについて苦情を述べた後に、契約破棄を求めたためである。雑誌「バラエティ」のダニエル・ホロウェイは、彼女が作品のクリエイターで共演者のフランキー・ショーの第1シーズンにおける同様のセックスシーンでの振る舞いに不快感を感じていたと報じた。そのことは、ショーによる不法行為の疑いの調査に至ったが、ショーの役には不正行為はなかったことが判明した。
2018年はハンギング・ロックへの修学旅行中に姿を消した3人の生徒の1人として、ミニシリーズ『ピクニックatハンギングロック』に出演した[16]。
2019年はコメディホラー映画『レディ・オア・ノット』で主演を演じ、映画と彼女の演技は肯定的なレビューを受けた[17]。 その後、彼女はアクションコメディ『ガンズ・アキンボ』(2019)に出演し[18]、スリラー映画『シークレット・ランナー』(2020)を主演した。[19]
2020年7月現在、『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』(2020)にティア・プレストンとして出演し[20]、『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』 (2020)ではスカーレットを演じた[21]。
人物
[編集]イギリス人の父とマルタ人の母親を持つ[22]。シンガポールやフィジー、インドネシアで育つ[23]。父であるサイモン・ウィーヴィングは、ニューサウスウェールズ州ニューカッスルにあるニューカッスル大学の映画製作者および映画教授であり[24]、キャンベラ国際映画祭の芸術監督でもあった。 母親のヘレナ・ベジーナは、ニューカッスル大学で博物館学を教えるアートセラピストである。 妹のモーガンも女優。叔父は俳優のヒューゴ・ウィーヴィング[25]。
2019年3月10日にクリエイティブ・プロデューサーのジミー・ウォーデンとの婚約を発表した[26]。
フィルモグラフィー
[編集]映画
[編集]年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 | 吹き替え |
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2009 | Sprung | フラン | 短編映画 | — |
Steps | 本人役 | 短編映画 兼監督・脚本 |
— | |
2013 | ミステリーロード/欲望の街 Mystery Road |
ペギー | 日本劇場未公開 | (吹き替え版なし) |
2014 | Growing Young | ミンクス | 短編映画 | — |
Flex Off 2014 | 本人 | ドキュメンタリー | — | |
2015 | He Who Has It All | セレナ | 短編映画 | — |
2016 | Bad Girl | クロエ・ブキャナン / ジェシカ・クーパー | — | |
モンスタートラック Monster Trucks |
ブリアン | 日本劇場未公開 | ||
2017 | Z Inc. ゼット・インク Mayhem |
メラニー・クロス | 福宮あやの | |
スリー・ビルボード Three Billboards Outside Ebbing, Missouri |
ペネロープ | 永宝千晶 | ||
ザ・ベビーシッター The Babysitter |
ビー | 小松由佳 | ||
2019 | レディ・オア・ノット Ready or Not |
グレース・ルドマス | 日本劇場未公開 | 志田有彩 |
ガンズ・アキンボ Guns Akimbo |
ニックス | 大地葉 | ||
2020 | キャプテン・プードル 100% Wolf |
バッティ | 声の出演 | 熊谷海麗 |
ザ・ベビーシッター キラークイーン The Babysitter: Killer Queen |
ビー | 小松由佳 | ||
シークレット・ランナー Last Moment of Clarity |
ジョージア・アウターブリッジ / ローレン・クラーク | 日本劇場未公開 | 竹村知美 | |
ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え! Bill & Ted Face the Music |
テオドラ “ティア”・プレストン | 島形麻衣奈 | ||
2021 | G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ Snake Eyes: G.I. Joe Origins |
シャナ・オハラ / スカーレット | 白石涼子 | |
2022 | スターは駐車係に恋をする The Valet |
オリヴィア・アラン | 小松由佳 | |
シュヴァリエ Chevalier |
マリー=ジョセフィーヌ | 日本劇場未公開 | (吹き替え版なし) | |
バビロン Babylon |
コンスタンス・ムーア | 熊谷海麗 | ||
2023 | スクリーム6 Scream VI |
ローラ・クレーン | ||
2024 | Azrael | Azrael |
テレビ
[編集]年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 | 吹き替え |
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2008 | Out of the Blue | キルスティン・マロニー | 主役 | — |
2009-2013 | ホーム・アンド・アウェー Home and Away |
インディゴ “インディ”・ウォーカー | 主役 | (吹き替え版なし) |
2011 | 第1回AACTAアワード | 本人 / プレゼンター | テレビスペシャル | — |
2015 | Squirrel Boys | ケリー | ウェブシリーズ | — |
2015-2016 | 死霊のはらわた リターンズ Ash vs Evil Dead |
ヘザー | レギュラー | 朝井彩加 |
2017-2019 | SMILF | ネルソン・ローズ | 主役 | — |
2018 | ピクニックatハンギングロック Picnic at Hanging Rock |
アーマ・レオポルド | 主役 | (吹き替え版なし) |
2020 | ハリウッド Hollywood |
クレア・ウッド | 主役 | 渡谷美帆 |
2021 | ナイン・パーフェクト・ストレンジャー Nine Perfect Strangers |
ジェシカ・チャンドラー | ミニシリーズ | (吹き替え版なし) |
TBA | Little Sky | Penelope Paul Porter | 兼製作総指揮 |
ミュージックビデオ
[編集]年 | 歌 | アーティスト | 役割 | 備考 |
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2017 | 「 Attention 」 | チャーリー・プース | Love Interest |
賞とノミネート
[編集]年 | 協会 | 賞 | 作品 | 結果 | Ref. |
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2017 | Film Critics Circle of Australia Awards | 最優秀女優賞 | Bad Girl | ノミネート | [27] |
2018 | Gold Derby Awards | Best Ensemble Cast | スリー・ビルボード | 受賞 | [28] |
第24回全米映画俳優組合賞 | 全米映画俳優組合賞キャスト賞 | 受賞 | [29] | ||
2019 | Equity Ensenble Awards | Outstanding Perfomance by an Ensemble in a TV Movie or Miniseries | ピクニックatハンギングロック | ノミネート | [30] |
2020 | Fangoria Chainsaw Awards | 最優秀女優賞 | レディ・オア・ノット | ノミネート | [31] |
参考文献
[編集]- ^ Lal (31 January 2018). “Who is Samara Weaving: Get to know the Summer Bay babe that's taking Hollywood by storm”. Now To Love. 25 August 2019閲覧。
- ^ a b Edwards, Laura (23 January 2013). “Weaving fame from a passionate past”. Canberra CityNews 8 June 2017閲覧。
- ^ Clune, Richard (6 June 2010). “Huge Weaving's as niece Samara takes up acting”. news.com.au 7 June 2017閲覧。
- ^ Vickery, Colin (16 August 2009). “Samara Weaving gets acting tips from uncle Hugo Weaving”. news.com.au 8 June 2017閲覧。
- ^ “Vote for the AACTA award winners”. The Advertiser. (17 January 2012) 8 June 2017閲覧。
- ^ “Samara Weaving sparkles in new Bonds ad”. Now to Love (18 February 2014). 7 June 2017閲覧。
- ^ Scott, Gavin; Miller, Erin (3–9 August 2013). “'It was time to go'”. TV Week (31): 4–5.
- ^ Lewington, Prue (15 August 2014). “Samara Weaving scores first role in Hollywood blockbuster”. The Daily Telegraph (Sydney, NSW) 8 June 2017閲覧。
- ^ Williamson, Brett (10 June 2016). “Home and Away star Samara Weaving unintended centre of US Election social media scam”. ABC Online 8 June 2017閲覧。
- ^ Parker, Lou (6 January 2017). “Former Home and Away sweetheart Samara Weaving's Monster start to the year”. The Daily Telegraph (Sydney, NSW) 8 June 2017閲覧。
- ^ Kit, Borys (16 March 2016). “'Walking Dead' Star Steven Yeun Tackles Action Movie 'Mayhem' (Exclusive)”. The Hollywood Reporter 8 June 2017閲覧。
- ^ Kroll, Justin (12 December 2016). “McG's ‘The Babysitter’ Moves to Netflix From New Line”. Variety 9 September 2017閲覧。
- ^ a b Pechman (8 November 2017). “Samara Weaving, Star of SMILF and Three Billboards Outside Ebbing, Missouri, Relishes Being the Girl You Love to Hate”. W. 25 November 2017閲覧。
- ^ “Samara Weaving's dramatic role in Charlie Puth’s video emerges after naked photo scandal”. The Daily Telegraph (Sydney, NSW). (17 May 2017) 7 June 2017閲覧。
- ^ Holloway (17 December 2018). “Frankie Shaw Investigated by ABC Studios Following Misconduct Claim on Showtime's 'SMILF'”. Variety. 18 December 2018閲覧。
- ^ Pedersen (16 February 2017). “Natalie Dormer Leads 'Picnic At Hanging Rock' As Foxtel Sets Event Series Cast”. Deadline Hollywood. 8 June 2017閲覧。
- ^ Miska (22 August 2018). “Radio Silence Plays a Game of 'Ready or Not' With Samara Weaving”. Bloody Disgusting. 26 November 2018閲覧。
- ^ Kay (26 April 2018). “Samara Weaving joins Daniel Radcliffe on 'Guns Akimbo'”. Screendaily. 20 January 2019閲覧。
- ^ Srisavasdi (2020年5月18日). “Brian Cox Talks 'Last Moment Of Clarity' Collaboration With "Exceptional" Filmmakers” (英語). Hollywood Outbreak. 2020年6月2日閲覧。
- ^ Couch (5 June 2019). “'Bill & Ted 3' Finds Daughters for 'Face the Music'”. The Hollywood Reporter. 5 July 2019閲覧。
- ^ Kit (14 October 2019). “Samara Weaving Joins Henry Golding in G.I. Joe Spinoff 'Snake Eyes'”. The Hollywood Reporter. 14 October 2019閲覧。
- ^ “Samara Weaving” (英語). Yahoo7 (27 August 2009). 9 January 2018時点のオリジナルよりアーカイブ。9 January 2018閲覧。
- ^ Fox, Richard (19 August 2012). “Samara settles into a fine career”. The Sydney Morning Herald 7 June 2017閲覧。
- ^ Lipworth, Elaine (29 September 2019). “'Must be in the genes': Why Samara Weaving was destined for stardom”. The Sydney Morning Herald 5 November 2019閲覧。
- ^ Clune, Richard (22 April 2012). “Summer Bay's new sister act with Samara Weaving and her sister Morgan”. The Daily Telegraph (Sydney, NSW) 8 June 2017閲覧。
- ^ Edwards (11 March 2019). “Former Home and Away star Samara Weaving announces her engagement”. Digital Spy. 12 March 2019閲覧。
- ^ “2017 Awards”. Film Critics Circle of Australia. 4 May 2020閲覧。
- ^ Montgomery (1 February 2018). “2018 Gold Derby Film Awards winners: 'Call Me by Your Name' wins Best Picture, but voters spread the wealth”. Gold Derby. 4 May 2020閲覧。
- ^ “SAG Awards Winners: Complete List”. Variety. (21 January 2018) 4 May 2020閲覧。
- ^ Knox (18 June 2019). “Equity Ensemble Awards 2019: winners”. TV Tonight. 4 May 2020閲覧。
- ^ Conrad (6 January 2020). “Fangoria's 2020 Chainsaw Awards Voting is Now Live!”. Bleeding Cool. 4 May 2020閲覧。