コスワース・CA2010
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コスワース・CA2010(Cosworth CA2010)はコスワースによって製作されたフォーミュラ1(F1)用エンジン。2010年にウィリアムズと新規参入チームであるロータス・レーシング、HRT、ヴァージン・レーシングに供給される。
概要
[編集]2006年シーズンに使用されたコスワース・CA2006がベースとなっているが、当初はコスワースの開発時間の短さから、最高回転数制限はかけられない予定であった[1]。しかし、全てのエンジンに対して、最高回転数を18,000rpmとすることが決定されたため、そのための改良が後に施された[1]。
2010年1月12日に各チームに向けて出荷する準備が整ったとコスワースが発表した[2]。
スペック
[編集]- 角度・気筒数 V型8気筒・90度
- バルブ数 32
- 排気量 2,400 cc
- 最高回転数 18,000rpm[3]
- 重量 95 kg
- ボア 98 mm以下
- シリンダーブロック アルミニウム製
- ピストン アルミニウムアロイ製
- クランクシャフト スチール製
- エレクトロニクス Pi・コスワース
- スパークプラグ チャンピオン
- 燃料 BP[3]
- 潤滑油 BP[3]
脚注
[編集]- ^ a b “エンジンのリファインに取り組むコスワース”. F1キンダーガーデン. (2009年7月22日) 2010年4月4日閲覧。
- ^ “コスワース、CA2010エンジン完成で初披露”. F1キンダーガーデン. (2010年1月13日) 2010年4月4日閲覧。
- ^ a b c 『F1速報PLUS Vol.15』三栄書房、2010年、64頁。