クリトンサウルス

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クリトンサウルス
Crichtonsaurus
地質時代
白亜紀後期
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 鳥盤目 Ornithischia
亜目 : 装盾亜目 Thyreophora
下目 : 曲竜下目 Ankylosauria
: アンキロサウルス科Ankylosauridae
: クリトンサウルス属 Crichtonsaurus
学名
Crichtonsaurus
Dong2002

クリトンサウルス Crichtonsaurusは、中生代白亜紀前期の満洲に生息していた曲竜下目の草食恐竜の一種。属名は「マイケル・クライトンのトカゲ」という意味であり、中国語では、「克氏龍」と表記する。映画ジュラシック・パーク」により、恐竜学の普及に貢献したことを称え、命名された。

全長は約3メートル。アンキロサウルス科に属し、尾の先端が棍棒状になっていた。尾の先端が棍棒状になった仲間は東アジア北アメリカ大陸の白亜紀後期の地層に集中して産出されることから、クリトンサウルスはその最古のメンバーのひとつとみなされ、尾の先端が棍棒状になった仲間が東アジア発祥であることの証拠と考えられている。

関連項目[編集]