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カナダの国章

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カナダの国章
他の種類

小紋章
詳細
使用者 カナダ
採用 1921年11月21日
1994年
クレスト Upon a Royal helmet, a lion passant guardant or imperially crowned proper and holding in the dexter paw a maple leaf Gules.
トース Argent and gules, the mantling gules doubled argent.
Tierced in fess, the first and second divisions containing the quarterly coat following, namely, 1st England, 2nd, Scotland, 3rd, Ireland, 4th, Azure three fleurs-de-lis Or, and the third division being Argent three maple leaves conjoined on one stem proper.
サポーター Dexter a lion Or holding a lance Argent, point Or, flying therefrom to the dexter the Royal Union Flag, sinister a unicorn Argent armed, crined and unguled Or, gorged with a coronet composed of crosses-patée and fleurs-de-lis a chain affixed thereto and reflexed Or, holding a like lance flying therefrom to the sinister a banner Azure charged with three fleurs-de-lis Or.
コンパートメント A wreath of roses, thistles, shamrocks and lilies proper.
モットー : A Mari usque ad Mare
「海から海へ」
勲章 The ribbon of the Order of Canada inscribed Desiderantes Meliorem Patriam, Latin for "desiring a better country."
その他 The whole ensigned by the Royal Crown proper.

カナダ国章(カナダのこくしょう The Royal Coat of Arms of Canada)は、1921年11月21日カナダで正式に公認され、1957年1994年に修正が加えられたカナダ国王紋章であり、またすなわち国としてのカナダの紋章である。植民地時代以来のイギリスとの歴史的関係により、イギリスの国章に則し、イギリスの独自部分を削除しカナダ的な要素を加え制定された。正式名称は「the Arms of His/Her Majesty in Right of Canada」(カナダ統治者国王陛下の章)とされる。

デザイン

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カナダの国章は、他のイギリス連邦諸国と同様、イギリスの紋章の伝統に則したデザインになっている。

イギリスの国旗を掲げたライオンと、ブルボン朝のフランス王旗を掲げたユニコーンを支えている。盾の上にもライオンが描かれ、カナダを象徴するサトウカエデの葉を持っている。盾の下部にもカエデの葉は描かれている。

盾の中の紋章は左上が3頭のライオンで、リチャード1世の頃からのイングランドの国章。右上が2重枠に入った赤いライオンでウィリアム1世獅子王の頃からスコットランドの国章。左下が金のハープのアイルランドの国章、右下がフルール・ド・リスフランス王家の紋章である。その下にはカナダを象徴するサトウカエデの葉が置かれている。この葉は以前は緑色であったが1957年に赤に変更された。この盾のデザインは1921年から1965年まで使用されたレッド・エンサインの旧国旗にも見られた。このデザイン要素はカナダ国王旗(王旗)にも使用されている。

なぜフランス王旗が描かれているか

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カナダの国章に、フランス王家の紋章が描かれている理由にはいくつかの説がある。

  • 過去に、フランスの植民地だったことがあるため。
  • 過去に、カナダ先住民とフランスが仲が良かったため。
  • カナダの名付け親がフランスの探検家であったため。
  • 英仏戦争が終結し、おたがいが友好関係となったことを記念した。

関連項目

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外部リンク

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