オーネット・オン・テナー
表示
『オーネット・オン・テナー』 | ||||
---|---|---|---|---|
オーネット・コールマン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1961年3月22日(#4)、3月27日(#1, #2, #3, #5) ニューヨーク[2] | |||
ジャンル | フリー・ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | アトランティック・レコード | |||
プロデュース | ネスヒ・アーティガン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
オーネット・コールマン アルバム 年表 | ||||
|
『オーネット・オン・テナー』(Ornette on Tenor)は、アメリカ合衆国のフリー・ジャズ・ミュージシャン、オーネット・コールマンが1961年に録音・1962年に発表したスタジオ・アルバム。
解説
[編集]アトランティック・レコード所属時としては、未発表音源集を除けば最後のアルバムに当たる[3]。コールマンは以前のアルバムではアルト・サクソフォーンを演奏していたが、本作ではテナーに専念した[2]。ただし、コールマンは14歳でアルトを始めた後、リーダー・デビュー前にはテナーを吹いていた時期もあったが、暴漢に襲われて愛用のテナーを壊されてからは、グラフトン社のアルトに持ち替えた[4]。
本作でベースを弾いたジミー・ギャリソンは、1968年にもコールマンの『ニューヨーク・イズ・ナウ』、『ラヴ・コール』といったアルバムのためのセッションに参加している[5]。本作のためのセッションで録音された曲のうち、3月27日のセッションで録音された「ハーレムズ・マンハッタン」はアウトテイクとなり、後に未発表音源集『即興詩人の芸術』(SD 1572)で発表された[2]。
スティーヴ・ヒューイはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「アトランティック時代としては最も精彩を欠いており、以前の多くの作品と比べて革命的でも印象的でもないが、なおも先進的である」と評している[3]。
収録曲
[編集]全曲ともオーネット・コールマン作曲。
- クロス・ブリーディング - "Cross Breeding" - 11:20
- マパ - "Mapa" - 9:08
- アンファン - "Enfant" - 6:28
- イオス - "Eos" - 6:37
- イカーズ - "Ecars" - 7;37
参加ミュージシャン
[編集]- オーネット・コールマン - テナー・サクソフォーン
- ドン・チェリー - ポケット・トランペット
- ジミー・ギャリソン - ダブル・ベース
- エド・ブラックウェル - ドラムス
脚注
[編集]- ^ 2004年リマスターCD (8122-73760-2)英文ブックレット内クレジット
- ^ a b c “Ornette Coleman Discography”. Jazz Discography Project. 2022年11月15日閲覧。
- ^ a b Huey, Steve. “Ornette on Tenor - Ornette Coleman Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2022年11月15日閲覧。
- ^ Jurek, Thom. “Ornette Coleman Biography, Songs, & Albums”. AllMusic. 2022年11月15日閲覧。
- ^ Corroto, Mark (2022年2月18日). “Ornette Coleman: New York Is Now & Love Call Revisited album review”. All About Jazz. 2022年11月15日閲覧。
外部リンク
[編集]- オーネット・オン・テナー - Discogs (発売一覧)