アーロン・ピコ

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アーロン・ピコ
本名 アーロン・ピコ
(Aaron Pico)
生年月日 (1996-09-23) 1996年9月23日(27歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州ロサンゼルス郡ウィッティア
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
身長 173 cm (5 ft 8 in)
体重 66 kg (146 lb)
階級 ライト級
フェザー級
リーチ 179 cm (70 in)
スタイル レスリングボクシングパンクラチオン
チーム アメリカン・キックボクシング・アカデミー
ジャクソン・ウィンクMMA
トレーナー グレッグ・ジャクソン (ヘッドコーチ)
バレンティン・カリカ (レスリング)
ロベルト・アレンカール (ブラジリアン柔術)
フレディ・ローチ (ボクシング)
レスリング 世界ジュニア選手権 (銀メダル)
現役期間 2017–
総合格闘技記録
試合数17
勝利13
ノックアウト9
タップアウト2
判定2
敗戦4
ノックアウト3
タップアウト1
総合格闘技記録 - SHERDOG
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アーロン・ピコAaron Pico1996年9月23日 - )は、アメリカ合衆国男性総合格闘家レスリング選手、元アマチュアボクサー。カリフォルニア州ウィッティア出身。ジャクソン・ウィンクMMA所属。Bellator世界フェザー級ランキング3位

来歴[編集]

4歳からレスリングを始める。フォークスタイル、フリースタイル、グレコローマンスタイルの経験があり、カデットとジュニアで3つのスタイル全てで国内王者になっている。

アマチュア総合格闘技[編集]

2008年、全米パンクラチオン選手権で優勝。

2010年、欧州パンクラチオン選手権で優勝。

ボクシング[編集]

10歳からボクシングを始めた。

2008年、全米PAL選手権で優勝。

2009年、全米ジュニアゴールデングローブで優勝。また同大会の最優秀選手賞も受賞した。

レスリング[編集]

2011年、USAW全米カデット選手権のフリースタイルとグレコローマンの2部門で優勝。

2012年、USAW全米カデット選手権のフリースタイルとグレコローマンとフォークスタイルの3部門で優勝。

2013年、世界カデット選手権の決勝で日本の藤波勇飛を破って優勝。金メダル獲得。

2013年、全米ジュニア選手権のフリースタイル(63kg)で優勝。

2013年、USAW全米ジュニア選手権のフリースタイルとフォークスタイルの2部門で優勝。

2014年、全米ジュニア選手権のフリースタイル(66kg)で優勝。

2014年、世界ジュニア選手権のフリースタイル(66kg)に出場し、決勝戦で後に2016年のリオデジャネイロオリンピックで金メダルを獲得するハサン・ヤズダニに敗れて銀メダル獲得。

2014年11月、前年の世界選手権で金メダルを獲得したダウィッド・サファリヤンと対戦し勝利。

2015年、全米ジュニア選手権のフリースタイル(66kg)で優勝。なお、この年と前年2014年の決勝では、後に2017年と2018年に2年連続で大学レスリング最優秀選手賞のダニー・ホッジ賞を受賞するザイン・レザーフォードに勝利している。

2015年、世界ジュニア選手権のフリースタイル(66kg)で銅メダル獲得。

2016年、19歳にしてオリンピック国内予選に出場。10代の選手がオリンピック国内予選に出場したのはフリースタイルレスリングアメリカ代表チーム40年の歴史で史上初めてのことであった。NCAAディビジョン1王者や全米フリースタイル王者を破って決勝に進出するも、決勝でフランク・モリナロに敗れた。

総合格闘技[編集]

Bellator[編集]

2014年4月、ナイキと複数年のシューズ契約を結ぶ。

2014年11月、Bellator MMAと親会社のバイアコムと契約。

2017年6月24日、プロデビュー戦となったBellator NYCでザック・フリーマンと対戦し、右アッパーでダウンすると開始24秒でギロチンチョークによる一本負けを喫した。

2021年11月12日、Bellator 271でフェザー級ランキング8位の元LFAフェザー級王者ジャスティン・ゴンザレスと対戦し、3-0の判定勝ちを収めた[1]

2022年10月1日、Bellator 286でフェザー級ランキング6位のジェレミー・ケネディと対戦。1Rにタックルを受けた際に左肩を脱臼、ラウンド終了後にセコンドが腕を引っ張り処置するも、ドクターが試合続行不可能と判断し、1R終了時のTKO負けとなった[2]

2024年2月24日、PFL vs. Bellator: Champsでヘンリー・コラレスと5年1ヶ月ぶりに再選し、グラウンド状態の肘打ちで1RTKO勝ち。当初はガブリエル・ブラガと対戦予定だったが欠場、対戦相手がコラレスに変更された。

戦績[編集]

総合格闘技 戦績
17 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
13 9 2 2 0 0 0
4 3 1 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
ヘンリー・コラレス 1R 4:53 TKO(グラウンド状態での肘打ち) PFL vs. Bellator: Champs 2024年2月24日
ペドロ・カルヴァーリョ 1R 3:05 TKO(パウンド) Bellator 299: Eblen vs. Edwards 2023年9月23日
ジェームズ・ゴンザレス 5分3R終了 判定3-0 Bellator 295: Stots vs. Mix 2023年4月22日
× ジェレミー・ケネディ 1R 5:00 TKO(ドクターストップ:左肩の負傷) Bellator 286: Pitbull vs. Borics 2022年10月1日
アドリ・エドワーズ 3R 0:55 TKO(左ボディブロー→パウンド) Bellator 277: McKee vs. Pitbull 2 2022年4月15日
ジャスティン・ゴンザレス 5分3R終了 判定3-0 Bellator 271: Cyborg vs. Kavanagh 2021年11月12日
アイデン・リー 3R 1:33 アナコンダチョーク Bellator 260: Lima vs. Amosov 2021年6月11日
ジョン・デ・ヘスス 2R 4:12 KO(右フック→パウンド) Bellator 252: Pitbull vs. Carvalho 2020年11月12日
クリス・ハトリー 1R 2:10 リアネイキドチョーク Bellator 242: Bandejas vs. Pettis 2020年7月24日
ダニエル・コーリー 2R 0:15 TKO(パウンド) Bellator 238: Budd vs. Cyborg 2020年1月25日
× アダム・ボリッチ 2R 3:55 TKO(飛び膝蹴り→パウンド) Bellator 222: MacDonald vs. Gracie 2019年6月14日
× ヘンリー・コラレス 1R 1:07 KO(右フックー→パウンド) Bellator 214: Fedor vs. Bader 2019年1月26日
レアンドロ・イーゴ 1R 3:19 KO(右エルボー) Bellator 206: Mousasi vs. MacDonald 2018年9月29日
リー・モリソン 1R 1:10 TKO(左ボディブロー→パウンド) Bellator 199: Bader vs. King Mo 2018年5月12日
シェーン・クルシュテン 1R 0:37 KO(左ボディブロー) Bellator 192: Rampage vs. Sonnen 2018年1月20日
ジャスティン・リン 1R 3:45 KO(左フック) Bellator 183: Henderson vs. Pitbull 2017年9月23日
× ザック・フリーマン 1R 0:24 ギロチンチョーク Bellator NYC: Sonnen vs. Silva 2017年6月24日

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]