アンリ・バロー
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アンリ・バロー(Henry Barraud、1900年4月23日 - 1997年12月28日)は、フランスの作曲家。
ボルドーの富裕なワイン商人の家庭に生まれる。生地で和声と対位法の手ほどきを受けた後、エコール・ノルマルでポール・デュカス、ルイ・オベールに師事。1937年のパリ万国博覧会で音楽関係の責任者を務める。ルイ・ジューヴェとともにコメディ・デ・シャンゼリゼでオペラを1シーズン企画し、演出なども手がけた。ピエール=オクターヴ・フェルーとともに現代音楽の広範な普及を目指した音楽集団「トリトン」を結成し、新ウィーン楽派の音楽をパリの人々に紹介した。1944年のパリ解放後、フランス国営放送の音楽監督となり、1965年まで務めた。現代音楽についての啓蒙書なども執筆した。
作品にはオペラ、バレエ、管弦楽曲、室内楽曲、合唱曲、歌曲がある。
主な作品
[編集]- 詩曲(1932)
- ピアノ協奏曲(1939)
- 弦楽四重奏曲(1939-40)
- ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ(1941)
- ある影への捧げ物~モーリス・ジョーベールの思い出に(1941-42)
- ヌマンティア交響曲(1952)
- ピアノ・フルート・クラリネット・ホルン・ファゴットと室内オーケストラのためのコンチェルティーノ(1953)
- 弦楽オーケストラのための交響曲(1955-56)
- 交響曲第3番(1956-57)
- ディヴェルティメント(1962)
- フルートと弦楽のための協奏曲(1963)
- トランペットとオーケストラのための協奏交響曲(1965-66)
- 3つのエチュード(1967)
- 弦楽のための協奏曲(1971)
- サクソフォーン四重奏曲(1975)