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アルデバラン (競走馬)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アルデバラン
欧字表記 Aldebaran
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 1998年2月27日(26歳)
Mr. Prospector
Chimes of Freedom
母の父 Private Account
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生産者 Flaxman Holding Ltd.
馬主 Famille Niarchos
Flaxman Holdings Ltd.
調教師 Henry R.A. Cecil(イギリス)
Robert J. Frankel(アメリカ)
競走成績
タイトル エクリプス賞最優秀短距離馬(2003年)[1]
生涯成績 25戦8勝
獲得賞金 173万9127ドル
勝ち鞍
G1 サンカルロスH 2003年
G1 メトロポリタンH 2003年
G1 フォアゴーH 2003年
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アルデバランAldebaran1998年2月27日 - )は、アメリカ生まれの競走馬である。2003年のエクリプス賞最優秀短距離馬に選出された。日本では同名馬[2]がいることからアルデバランII(2)(アルデバラン・ツー、ないしは、アルデバラン・セカンド)と表記されることもある。

経歴

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競走馬時代

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2歳になった2000年10月にイギリスドンカスター競馬場でデビューし、デビュー戦で初勝利を挙げた。翌年は5月から始動するが、2着や3着ばかりの惜敗が続き、その後イギリスを離れてアメリカへと移籍した。久々に勝利を得たのはアメリカ移籍の初戦で、翌戦にハリウッドダービーで初のG1出走を果たすが、ここも3着に敗れている。 

古馬となった2002年、年明け初戦のオプショナルクレーミング競走で勝ちを挙げると、以後G1を含むマイル重賞戦線へと出走を繰り返した。しかし同年もまた2着の連続で、ブリーダーズカップ・マイルで初の掲示板外(11着)に大敗するまで5連続で2着に入っていた。また、同年最後に出走したシガーマイルハンデキャップでも2着であった。

5歳となった2003年は、当時G1であったサンカルロスハンデキャップより始動し、2着に5馬身の差をつけて優勝、ここで初めて重賞タイトルを獲得するに至った。さらに同年はマイル路線で活躍し、前年は2着であったメトロポリタン・フォアゴーの両競走も優勝し、この年だけでG1競走3勝を挙げた。年末のブリーダーズカップ・スプリントでは実績から1番人気に推されたが、6着に敗れている。この実績により、アルデバランは2003年のエクリプス賞選考において、最優秀短距離馬として選出された。

この年を以て引退し、翌年からアメリカのダービーダンファーム種牡馬となった。この勝ちきれない競走ばかりであったものの、掲示板を外した競走はブリーダーズカップの2戦だけで、引退までに獲得した賞金は173万ドルにも上った。

年度別競走成績

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2000年(2歳) 1戦1勝
2001年(3歳) 8戦1勝
2着 - ジャージーステークス (G3)
2002年(4歳) 8戦1勝
2着 - コモンウェルス・ブリーダーズカップハンデキャップ (G2)、メトロポリタンハンデキャップ (G1)、フォアゴーハンデキャップ (G1)、ヴォスバーグステークス (G1)、シガーマイルハンデキャップ (G1)
2003年(5歳) 8戦5勝
サンカルロスハンデキャップ (G1)、チャーチルダウンズハンデキャップ (G2)、メトロポリタンハンデキャップ (G1)、トムフールハンデキャップ (G2)、フォアゴーハンデキャップ (G1)
2着 - カーターハンデキャップ (G1)

種牡馬時代

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2004年よりダービーダンファームで供用され、後の2008年10月27日日本中央競馬会(JRA)に購買契約を交わして輸出されることになった。そして11月下旬に日本へ輸入され、12月16日に寄贈を受けた日本軽種馬協会の静内種馬場に移された。

2007年11月3日京都競馬場で行われた2歳新馬戦を産駒のダノンゴーゴーが制し、産駒が中央競馬初勝利を挙げた。さらに2008年には同馬がファルコンステークスを制し、重賞初勝利を挙げた。

2016年11月5日、日本軽種馬協会七戸種馬場へ移動した[3]

26歳での種付けを終えた後の2024年10月26日に種牡馬を引退し、静内種馬場に移動して功労馬となることが発表された[4]

主な産駒

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母の父としての産駒

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地方重賞優勝馬

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血統表

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アルデバラン血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ミスタープロスペクター系
[§ 2]

Mr. Prospector
1970 鹿毛
父の父
Raise a Native
1961 栗毛
Native Dancer Polynesian
Geisha
Raise You Case Ace
Lady Glory
父の母
Gold Digger
1962 鹿毛
Nashua Nasrullah
Segula
Sequence Count Fleet
Miss Dogwood

Chimes of Freedom
1987 栗毛
Private Account
1976 鹿毛
Damascus Sword Dancer
Kerala
Numbered Account Buckpasser
Intriguing
母の母
Aviance
1982 栗毛
Northfields Northern Dancer
Little Hut
Minnie Hauk Sir Ivor
Best in Show F-No.8-f
母系(F-No.) Best in Show系(FN:8-f) [§ 3]
5代内の近親交配 5代内アウトブリード [§ 4]
出典
  1. ^ [6]
  2. ^ [7]
  3. ^ [6]
  4. ^ [6][7]

脚注

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  1. ^ アルデバランII”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年9月8日閲覧。
  2. ^ 2001年産のジェニュイン産駒[1]。過去には他にも数頭同名馬がいた。
  3. ^ アルデバランが移動競走馬のふるさと案内所、2016年11月9日閲覧
  4. ^ 04年凱旋門賞バゴが種牡馬引退「功労馬として余生を過ごします」代表産駒クロノジェネシスなど”. 日刊スポーツ. 2024年10月26日閲覧。
  5. ^ ダノンジャスティス”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年10月20日閲覧。
  6. ^ a b c アルデバランⅡ(USA) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月8日閲覧。
  7. ^ a b c d アルデバランIIの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年9月8日閲覧。

外部リンク

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