Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/ペトロの手紙二 20150621

ペトロの手紙二 - ノート[編集]

選考終了日時:2015年7月5日 (日) 05:14 (UTC)

  • (推薦)月間強化記事賞に漏れた記事です。先月のWikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/テサロニケの信徒への手紙二 20150511に続いて、キリスト教初期の文献について、丁寧に解説されており、良質な記事の水準に達しているものと思います。--Tam0031会話2015年6月21日 (日) 05:14 (UTC)[返信]
  • 賛成 推薦者票。--Tam0031会話2015年6月21日 (日) 05:14 (UTC)[返信]
  • コメント 著者や成立時期、聖書の他の文書との比較などの史料批判的な観点からの記述に関しては非常によく書かれていると思いますが、肝心の文献そのものの内容やキリスト教における伝統的な内容解釈についての説明が薄く、もう少し掘り下げて説明する必要があるように思います。また、この文書がキリスト教の信仰にどのような影響を与えたのか、キリスト教徒にどのように信仰されているのかという点も重要であり、こちらも説明が必要だと思います。素人目の感想で申し訳ありませんが、外堀は丁寧に埋められているものの本丸が全くの手付かずといった印象を受けました。それと、「通俗的な紹介と批判」節はちょっとローカルな話題すぎて記事全体の中で浮いてしまっているような気もします。--重陽会話2015年6月24日 (水) 17:15 (UTC)[返信]
    • コメント 現状の記述の主加筆者です。まず、推薦されると思っていませんでしたので、ご推薦いただきましたTam0031さんに御礼申し上げます。また、重陽さんもコメントありがとうございます。そのご指摘の点についてですが、まず文献そのものの内容は偽教師への批判と終末の遅延が中心的な内容でして、前者はペトロの手紙二#ユダ書にて、パブリックドメインになっている口語訳聖書から内容の半分程度を引用しており、後者はペトロの手紙二#終末の遅延の問題にて、やはり主要部分を引用していますので、あえてそれらの内容を敷衍せずとも十分だ、と認識していました。しかし、ご指摘いただいて再考してみると、それらの引用を内容の叙述という文脈で繰り出していないことから、つながりが不明瞭なのは事実だと考えましたので、この点、簡略にでも橋渡し的な叙述を加えたいと思います。
      他方、「キリスト教の信仰にどのような影響を与えたのか、キリスト教徒にどのように信仰されているのか」というのは叙述が難しいと思います。というのは、聖書の個別文書のそれらのトピックについては参考文献に挙げた文献ではほとんど叙述されていないからです。ですが、文書の意義などについてはもう少し加筆を検討してみます。ただ、この点は、ネガティヴな評価が多いので(ローマ書や第一ペトロに比べて格が落ちるとしたマルティン・ルター小塩力氏、偽教師への批判を「罵詈雑言」と評した小林稔氏、神学的にかなり低い評価を与えたギュンター・ボルンカム氏など。田川建三氏が酷評しているのは言わずもがな)、あえてそこまで踏み込むことはどうなのか(特に聖書信仰に立つ人たちからすると不快ではないか)と思い、知っていても意図的に省いていた部分もありますので、何をどの程度盛り込むか、バランスを取るために福音派の文献などから何か加筆できないかなどを考えてみます。
      なお、「通俗的な紹介と~」はノート:ペトロの手紙二に書いておりますように、既に存在していた意図のよく分からなかった比較を残すためのもので、扱いについて自分としても迷う部分があるのは事実です。--Sumaru会話2015年6月25日 (木) 04:04 (UTC)[返信]
    • 報告 加筆しました。「簡略に」どころではなく、結果としてかなりの構成の組み換えなども伴うものになりましたが。--Sumaru会話2015年6月29日 (月) 13:20 (UTC)[返信]
  • 賛成 大変楽しく読ませていただきました、ありがとうございます。平易で分かりやすい言葉で記述されており、神学に深い素養が無くともひっかからずに読み進むことができました。成立年代や筆者についても丁寧に記述されており、大雑把には福音派が白、自由主義神学者が黒なのでしょうが、人によって微妙な違いもあるし、福音派も真っ白としているわけではないのがよくわかります。記述の仕方が難しい部分であるにもかかわらず、簡潔にまとめられていて私が読んでいて疑問に思う、冗長に感じるところは全くなかったです。内容についても解説が加わって書簡の性質が分かりやすくなっていると思います。ただ成立年代の「60年代だとすると教会が厳しい状況に直面していたにもかかわらず」から始まる一文は少し漠然としている印象を受けました。どういう風に厳しい状況だったのか、またはどういう文面が書簡に示されているべきなのか、補足説明的な記述がほんの少しでいいので欲しいとは思いました(これは私の思い込みかもしれませんが教会と聞くと荘厳な権威あるカトリックの教会をイメージする方が多い気がするので原始教会とかにした方がいいかもとも思いました)。それと関連項目にあるウィキソースへのリンクですが、いわば書簡そのものですので冒頭に持ってきてはどうかと思いました。その方が読者が書簡の内容と照らし合わせながら読み進めやすいように思えます。一応、思った点も述べさせていただきましたが、現時点で十分に良質な記事だと思います。--にょきにょき会話2015年6月30日 (火) 15:02 (UTC)[返信]
    • コメント 投票とコメントありがとうございます。60年代云々については直接の出典には詳しく書かれていませんので、「情報の合成」にならないよう、注釈の形で一般的な状況を補足しました。どのような文面になっているべきか、は独自研究になるので加筆できませんでしたが、おそらく第二ペトロ書にあるように間近な殉教を見通せていたのなら、相次いで指導者を失うことになる信徒たちがどのように振舞うべきなのか、具体的状況に即した助言があったはずだ、ということなのではないかと考えています。ウィキソースへのリンクについては、何かスタイルマニュアルなどに規定がなかったかと見直しましたが、無いようですので、とりあえず「内容」節の冒頭に移動させました。--Sumaru会話2015年6月30日 (火) 16:45 (UTC)[返信]
  • 賛成 大幅な加筆対応をしていただきましてありがとうございました。文書の内容やどのように受容されているかについて非常によく分かるようにしていただきましてありがとうございます。やはり、原典からの引用だけでなく文脈的な説明がついていると内容への理解のしやすさはかなり変わりますね。通俗的な~の部分に付いても、現在の構成であればとりあえずは問題ないと思います。--重陽会話2015年7月1日 (水) 22:28 (UTC)[返信]

賛成のみ3票の状態が48時間継続のため、早期終了・通過となります。--ぱたごん会話2015年7月4日 (土) 10:27 (UTC)[返信]