ワールドテーブルテニス

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ワールドテーブルテニス(World Table Tennis、略称WTT)は国際卓球連盟の子会社World Table Tennis Pteが運営する卓球の国際大会。

背景[編集]

エンターテインメント性の高い大会を目指し、2021年から開始された。 WTTのイベントは「グランドスマッシュ」と「WTTシリーズ」という2つに大きく分けられる。 現行のITTFワールドツアーITTFチャレンジシリーズは、新たな名称、新たな形式の大会に置き換えられることとなる[1]

グランドスマッシュ[編集]

賞金は200万〜300万USドル。シングルスは男女各64名が参加。

WTTシリーズ[編集]

WTTファイナル[編集]

ワールドカップITTFワールドツアーグランドファイナルに相当する大会。 年間2大会(男女各1大会)を開催する、年間の最終戦。 賞金は大会あたり150万USドル。 シングルスは16名、ダブルスは8ペアが参加。 使用する卓球台は1台のみ。

男子シングルス[編集]

Year Host City Gold Silver
2021 シンガポール 中華人民共和国の旗 樊振東 日本の旗 張本智和
2022 新郷市 中華人民共和国の旗 王楚欽
2023 ドーハ 中華人民共和国の旗 樊振東

女子シングルス[編集]

Year Host City 優勝 準優勝
2021 シンガポール 中華人民共和国の旗 孫穎莎 中華人民共和国の旗 王芸迪
2022 新郷市 中華人民共和国の旗 陳夢
2023 名古屋市 中華人民共和国の旗 王芸迪

WTTチャンピオン[編集]

年間8大会(男女各4大会)を開催。 賞金は大会あたり40万〜60万ドル。 シングルスのみ行い、32名が参加。 使用する卓球台は1台のみ。

WTTスターコンテンダー[編集]

ITTFワールドツアーのプラチナ大会に相当する。 年間6大会を開催。 賞金は大会あたり20万〜30万ドル。

WTTコンテンダー[編集]

ITTFワールドツアーのレギュラー大会に相当する。 最大で年間14大会を開催。 賞金は大会当たり5万〜7万ドル。

WTTユースシリーズ[編集]

ITTFジュニアサーキットの大会に相当する。

WTTフィーダー[編集]

WTTコンテンダーよりさらに下部の大会で、WTTのエントリーの大会に位置づけられる。

関連項目[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ WTT(World Table Tennis)概要を国際卓球連盟が発表”. 卓球レポート (2020年3月19日). 2021年10月8日閲覧。

外部リンク[編集]