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WASP-14b

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
WASP-14b
木星との大きさの比較
木星との大きさの比較
星座 うしかい座
分類 太陽系外惑星
発見
発見年 2008年[1]
発見者 Y. C. Joshi ら[2]
(スーパーWASP)
発見方法 トランジット法[2]
現況 公表
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 0.036 ± 0.001 au[2]
離心率 (e) 0.091 ± 0.003[2]
公転周期 (P) 2.243752 ± 0.000010日[2]
軌道傾斜角 (i) 84.32+0.67
−0.57
°[2]
通過時刻 HJD 2454463.5758 ± 0.000053[2]
準振幅 (K) 993 ± 3 m/s[2]
WASP-14の惑星
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  14h 33m 06.35s[2]
赤緯 (Dec, δ) +21° 53′ 40.9″[2]
距離 522 ± 65光年
(160 ± 20pc[2])
物理的性質
半径 1.281+0.075
−0.082
RJ[2]
質量 7.341+0.508
−0.496
MJ[2]
平均密度 4.656+0.846
−0.658
g/cm3[2][注 1]
表面重力 102.33+12.22
−9.43
m/s2[2][注 2]
表面温度 1866.12+36.74
−42.09
K[2]
他のカタログでの名称
WASP-14 A b, BD+22 2716 b, SAO 83398 b, TYC 1482-00882-1 b, 2MASS J14330635+2153409 b, 1SWASP J143306.35+215340.9 b, WISE J143306.37+215340.9 b[1]
Template (ノート 解説) ■Project

WASP-14bは2008年に発見された太陽系外惑星である。既知の惑星のうち最も密度が大きいものの1つである[2]

自転

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2008年8月時点で、直近のWASP-14bのロシター・マクローリン効果の測定がJoshua N. Winnにより行われ[3]、自転と公転のなす角が計算された。その値は-14 ± 17 °だった。この値は、年齢に比べると非常に奇妙であり、別の恒星の軌道の方に引っ張られている可能性を示している[2]

脚注

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注釈

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  1. ^ 出典での表記は3.501+0.636
    −0.495
    ρJ。ただしρJ=1.33 g/cm3
  2. ^ 出典での表記は4.010+0.049
    −0.042
    cgs。

出典

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  1. ^ a b WASP-14 b”. NASA Exoplanet Archive. NASA Exoplanet Science Institute. 2020年10月27日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r Joshi, Y. C. et al. (2009). “WASP-14b: 7.3MJtransiting planet in an eccentric orbit”. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 392 (4): 1532–1538. arXiv:0806.1478. Bibcode2009MNRAS.392.1532J. doi:10.1111/j.1365-2966.2008.14178.x. ISSN 00358711. 
  3. ^ Winn, Joshua N. (2008). “Measuring accurate transit parameters”. Proceedings of the International Astronomical Union 4 (S253): 99–109. arXiv:0807.4929. Bibcode2009IAUS..253...99W. doi:10.1017/S174392130802629X. ISSN 1743-9213. 

関連項目

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外部リンク

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ウィキメディア・コモンズには、WASP-14bに関するカテゴリがあります。

座標: 星図 14h 33m 06.35s, +21° 53′ 40.9″