sec-ブチルアミン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
sec-ブチルアミン
sec-Butylamine
識別情報
CAS登録番号 13952-84-6 チェック
PubChem 24874
ChemSpider 23255 チェック
KEGG C18706
特性
化学式 C4H11N
モル質量 73.14 g/mol
外観 無色の液体[3]
匂い アミン臭[3]
密度 0.724 g/cm3、液体[3]
融点

-104℃[4]

沸点

63℃[4]

への溶解度 易溶[3]
溶解度 多くの有機溶剤に可溶[5]
酸解離定数 pKa (Alkaline) 12.3[6]
危険性
主な危険性 腐食性、可燃性
NFPA 704
3
3
0
引火点 -9℃[4]
発火点 378℃[4]
半数致死量 LD50 152 mg·kg−1 (ラット、経口)[7]
関連する物質
関連物質 n-ブチルアミン
tert-ブチルアミン
イソブチルアミン
ブタン
2-ブタノール
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

sec-ブチルアミン(セカンダリーブチルアミン、: sec-Butylamine)は、化学式C4H11Nで表される脂肪族アミンの一種。R体とS体の立体異性体があり、CAS登録番号はR体が13250-12-9、S体が513-49-5、ラセミ体が13952-84-6。

用途[編集]

農業用殺菌剤[8]除草剤[9]として使用されるほか、有機合成化学の中間体となる。

安全性[編集]

日本の消防法では第4類危険物第1石油類に分類される[10] 揮発性と引火性があり、蒸気と空気が混合すると爆発性の気体となる。蒸気は空気より重い[3]。眼、皮膚、気道に対して腐食性がある[4]。アミン臭があり、嗅覚閾値は0.17ppmである[11]

脚注[編集]