ネヴァーモア
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ネヴァーモア NEVERMORE | |
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ドイツ・ディンケルスビュール公演 (2007年8月) | |
基本情報 | |
出身地 |
アメリカ合衆国 ワシントン州 シアトル |
ジャンル |
プログレッシブ・メタル スラッシュメタル パワーメタル |
活動期間 | 1991年 - 2011年 |
レーベル | センチュリー・メディア |
メンバー |
ウォーレル・デイン(Vo) ジェフ・ルーミス(G) ジム・シェパード(B) ヴァン・ウィリアムス(Ds) |
旧メンバー | 以下を参照 |
ネヴァーモア(NEVERMORE)は、アメリカ合衆国シアトル出身のプログレッシブメタル・バンド。
同国のヘヴィメタル・バンド「サンクチュアリ」に在籍していたメンバーを中心に、1991年に結成された。
音楽性特徴
[編集]現代的な冷淡的でモダンなエクストリーム・ヘヴィメタルサウンドで、時折スラッシュメタルやデスメタル的な側面も持ち、ウォーレルの狂気じみたボーカルと縦横無尽に弾きまくるジェフのギターが特徴である。
アーチ・エネミーのマイケル・アモットが、同バンドに影響されたことをインタビューなどで度々公言しており(アモットは敬意を持って「ねじれたメロディの金脈」と評している)、また他のミュージシャンからのファンも多く、現代のヘヴィメタルバンドに多大な影響を与えているとされる。
略歴
[編集]- 1991年、ヘヴィメタル・バンド「サンクチュアリ」のメンバーだったウォーレル・デイン(Vo)、ジェフ・ルーミス(G)、ジム・シェパート(B)とマーク・アーリントン(Ds)より結成される。
- 1992年、デモテープ『Utopia』制作。
- 1994年、アーリントン(Ds)が脱退して後任にヴァン・ウィリアムス(Ds)を迎え、さらにパット・オブライエン(G)が加入しツイン・ギター編成となる。デモテープ『1994 Demo』制作。センチュリーメディアレコードとの契約を得る。
- 1995年、1stアルバム『Nevermore』をリリース。このアルバムは前述の2つのデモテープ制作時の録音を基に構成されている。
- 1996年、ミニアルバム『In Memory』、2ndアルバム『The Politics of Ecstasy』をリリースするが、リリース後にオブライエン(G)が脱退し、ティム・カルバート(G・元フォビドゥン)が加入する。
- 1999年に3rdアルバム『Dreaming Neon Black』をリリース。
- 2000年にカルバート(G)が脱退するが、メンバーは4人のままでレコーディングを行い、4thアルバム『Dead Heart In a Dead World』をリリースする。
- 2003年に5thアルバム『Enemies of Reality』をリリース。
- 2004年、リリース後のツアーでサポート・ギタリストを務めたスティーヴ・スマイス(元テスタメント)が、正式メンバーとなる。音楽プロデューサー アンディ・スニープのミックスによるアルバム『Enemies of Reality』を再リリース(後述)。その縁で、6thアルバム『This Godless Endeavor』のプロデュースもスニープが担当し、翌年にリリースした。
- 2007年、スマイス(G)が脱退。9月22日の「THRASH DOMINATION 07」にて初来日公演。
- 2010年、9月18日,19日の「THRASH DOMINATION 10」出演のため再来日。
- 2011年4月、ルーミス(G)とウィリアムス(Ds)が、個人的な理由や音楽性の相違などから脱退。ウォーレル(Vo)は前年に再結成した「サンクチュアリ」に活動を専念していたため、ネヴァーモアはそのまま活動停止となった[1]。
- 2017年12月13日、ウォーレル・デインがソロアルバム制作のため滞在していたブラジル・サンパウロで心臓発作のため急逝。後にジェフ・ルーミスはウォーレルの死の1年ほど前にネヴァーモア再結成のために話し合いをしていたが、実現しなかったことを明かした。[2]
備考
[編集]- 2003年の5thアルバム『Enemies of Reality』はプロデューサにケリー・グレイ(元クイーンズライチ)を迎えて制作され、一回はそのままリリースされたものの、メンバーが出来上がった音に満足せず、同業者のアンディ・スニープにミックスのやり直しを依頼。翌年に再度リリースされた。従ってこのアルバムはオリジナル・ミックス版と、リミックス版の2バージョン存在し、ジャケットが若干異なっている。
- ウォーレル・デイン(Vo)は、チャック・シュルディナー(故人・デス)のサイド・プロジェクト「コントロール・ディナイド」のボーカルとして参加を要請されたが、ネヴァーモアに専念するために断っている。
- ジェフ・ルーミス(G)は、マイケル・アモットにアーチ・エネミーへ参加を要請されたが、ネヴァーモアに専念するためとして当初は断っていた。しかし、2014年11月、アーチ・エネミーのニック・コードル(G)脱退に伴い、後任として加入することが発表された[3]。
メンバー
[編集]最終メンバー
[編集]- ウォーレル・デイン Warrel Dane - ボーカル (1991- 2011) 現サンクチュアリ
- ジェフ・ルーミス Jeff Loomis - ギター (1991-2011) 元サンクチュアリ
- ジム・シェパード Jim Sheppard - ベース (1991- 2011) 元サンクチュアリ
- ヴァン・ウィリアムス Van Williams - ドラムス (1994-2011)
旧メンバー
[編集]- マーク・アーリントン Mark Arrington - ドラムス (1991-1994)
- パット・オブライエン Pat O'Brien - ギター (1994-1996)
- ティム・カルバート Tim Calvert - ギター (1997-2000 ; 2018年死去) 元フォビドゥン
- スティーヴ・スマイス Steve Smyth - ギター (2004-2007) 元テスタメント
ディスコグラフィー
[編集]アルバム
[編集]- 1995年 Nevermore
- 1996年 The Politics of Ecstasy
- 1999年 Dreaming Neon Black
- 2000年 Dead Heart In a Dead World
- 2003年 Enemies of Reality
- 2005年 This Godless Endeavor
- 2009年 Manifesto of Nevermore コンピレーション
- 2010年 The Obsidian Conspiracy
シングル・ミニアルバム
[編集]- 1996年 In Memory
ライブビデオ
[編集]- 2008年 The Year of the Voyager DVD/CD
脚注
[編集]- ^ 米ヘヴィメタル・バンド、サンクチュアリが25年ぶりのアルバム『The Year The Sun Died』を発売 - amass
- ^ “Exclusive Interview with Jeff Loomis from Arch Enemy + thoughts on Warrel Dane death”. 2023年5月16日閲覧。
- ^ “ARCH ENEMY、新ギタリストとしてJeff Loomis(ex-NEVERMORE)の加入を発表!”. 激ロック (2014年11月18日). 2014年11月18日閲覧。