NGC 68

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NGC 68
NGC 68は、渦巻銀河NGC 70のすぐ横にある楕円銀河である。NGC 71は、NGC 70とNGC 68の上に見える。
NGC 68は、渦巻銀河NGC 70のすぐ横にある楕円銀河である。NGC 71は、NGC 70とNGC 68の上に見える。
星座 アンドロメダ座
見かけの等級 (mv) 12.9[1][2]
視直径 1.288' x 1.202'
分類 E1
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  00h 18m 18.5s[3]
赤緯 (Dec, δ) 30° 04′ 18″[3]
赤方偏移 0.01913[3]
視線速度 (Rv) 5735[3]
距離 260,000,000[4]
物理的性質
直径 90,000 光年[1]
他のカタログでの名称
UGC 00170 VV 166b CGCG 499-106 CGCG 0015.7+2948 MCG +05-01-065 2MASX J00181851+3004185 WBL 007-008 USGC U012 NED07 HOLM 006A MAPS-PP O_1257_0202235C PGC 001187 SRGb 062.052 UZC J001818.4+300418
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NGC 68は、アンドロメダ座の方角にあるNGC 68銀河群の中心となるレンズ状銀河である[5]。1784年9月11日にイギリス天文学者ウィリアム・ハーシェルにより発見された。彼は、NGC 68銀河群を単一の天体として観測し、「非常に暗く、大きく、3つか4つの恒星と星雲がある」と記した[1]。彼が報告した位置は、NGC 68、NGC 70NGC 71の間であった。しかし、ジョン・ドレイヤーが彼のニュージェネラルカタログに登録するために観測した際にはハーシェルにより1つの銀河とされたものは実は3つの隣り合う銀河であったと判別でき、NGC 68、NGC 70及びNGC 71として登録した。

出典[編集]

  1. ^ a b c Courtney, Seligman. “New General Catalog Objects: NGC 50 - 99”. cselingman.com. 2014年5月14日閲覧。
  2. ^ NGC 68 > Deep Sky Objects Browser”. DSO browser. 2015年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年5月14日閲覧。
  3. ^ a b c d NED search results for NGC 68”. NASA/IPAC Extragalactic Database. 2014年5月14日閲覧。
  4. ^ Wright, Ned. “Ned Wright's cosmology calculator”. UCLA. 2014年5月14日閲覧。
  5. ^ NGC 67, 67A, 68, 69, 70, 71, 72, and 72A The Arp 113 / VV-166 Galaxy Cluster

外部リンク[編集]

  • ウィキメディア・コモンズには、NGC 68に関するカテゴリがあります。