IE ビジネススクール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
IE ビジネススクール
創立 1973年
学校種別 私立
創立者 Diego del Alcázar
所在地 スペインマドリード
ウェブ
サイト
IE Business School Website

IE ビジネススクール(IE Business School)はスペインの首都 マドリードに本部を置く私立の国際教育機関であり、MBAプログラムは世界ランキングでは世界トップランキング常連校。2013年にはヨーロッパ第1位、2017年には第4位に選ばれている(フィナンシャルタイムズ誌)[1]起業家育成と国際教育などを教育理念の柱としている[2]。学校名の「IE」は「Instituto de Empresa」の略であり、2008年までは正式名称が「Instituto de Empresa Business School」であったが、国際的認知度の上昇により、現在の「IE Business School」へと名称を変更した。テクノロジー、イノベーション、人間性、アントレプレナーシップ、インターナショナル・ビジョンをコアバリューとしている。特に近年テクノロジーへの投資を盛んに行なっており、これまでに約30億円を教育イノベーションを実現する為のテクノロジーに生かしており、オンライン教育のアプローチのひとつであるBlended Methodologyを適用したMBAプログラムは世界最先端といわれている。

設立[編集]

スペインの貴族で起業家、ディエゴ・デル・アルカサルが24歳の時に、国際的な起業家育成を目的として設立した。当時、スペインはフランコの独裁政権下であったが、1960年代からの目覚ましい経済復興を機に、今後は国際的なビジネスで通用する人材が必要であるとの先見が設立の背景である。当初より起業家精神を掲げている。

キャンパス[編集]

マドリード中心部に程近い、サラマンカ地区にメインキャンパスを置く。近隣には在スペイン日本国大使館がある。 キャンパスといっても都心にある為決して広くはなく、同地区内にいくつかのビルが点在しており、MBAプログラムはそれらのキャンパスで運営されている。2007年、セゴビアにあるSEK大学を買収し、IE大学として学部教育を行なっている。

学校構成[編集]

  • Business School
  • Law School
  • School of Human Sciences and Technology
  • School of Architecture
  • School of International Relations
  • University

MBAプログラム概要[編集]

International MBA - English

毎年1月または9月に開始する12か月のプログラム。2015年の9月入学より現在のIntake時期に変更になった。入学時期は出願時に自分で選択が可能であり、合格後も次の時期へ入学を延期することも可能である。それ以前は毎年4月または11月に開始する、フルタイムで13か月のプログラムであった。

授業は全て英語で行われる。2007年までは5タームに分かれていたが、2008年から4ターム制となった[3]。そして2015年9月からのプログラムでは3ターム制に更に変更になっている。スペイン語でのMBAプログラムが単純に「MBA」もしくは便宜上「Spanish MBA」と呼ばれていたことから、それと区別するため、学内では「IMBA」と略称される。最終タームの選択授業は150科目弱の中から選ぶことができ、スペイン語で行われる科目の受講も可能となる。 90%以上がスペイン国外からの学生であり、国籍は東西ヨーロッパ各国を始め、北米中南米アジアアフリカの各国とバランスが取れており、ある特定国からの学生がマジョリティである、といったことがない。但し、ラテンアメリカからの学生が35%を占めている為、ラテン文化圏、スペイン語圏の学生が多数を占めていることもまた事実である。

International MBA – Spanish

1年制のMBAプログラムであり、スペイン語で行われる[4]。カリキュラムは英語のバージョンと同様。

Global MBA

オンラインMBAとしては世界第一位のプログラム。マドリードでの授業・ワークショップとオンラインを合わせて提供されるBlended MBAプログラム。100%英語で15ヶ月で完結する[5]

入学選考[編集]

International MBAの入学者選考は、エッセイや推薦状などに基づいた書類選考と面接によって実施される。書類選考において、出願者は下記の項目を満たしていることが要求される[6]。出願費用は125ユーロで、不合格となった場合でも返金はされない[7]

  • 学士号以上の学歴を保有していること。
  • 言語・数学基礎能力の証明 (GMATもしくはIE独自のテスト;通称ieGAT)。因みに、GMATの平均スコアは680点である。IE独自のテストは年間にわたり適宜行われており、不定期ではあるが東京でも実施される。
  • 高い英語能力(TOEFL 100, IELTS 7.0, Cambridge Advanced, EOI)、但し二年以上英語圏での職務経験がある場合、もしくは4年制大学を英語のみで修了した者に関しては、これらの証明は不要。

書類選考を通過すると、アドミッション担当者との面接が行われるが、必ずしもキャンパスを訪問しなくてはならないわけではなく、Skype、もしくはタイミングが合えば日本での面接も可能である。

奨学金[編集]

学生の多様性を重視する姿勢から、アカデミック、プロフェッショナル共に優秀であるにも関わらず、経済的に学費を賄うことが難しい入学者に対し、IE Foundationが数々の奨学金プログラムを設けている[8]他、現地銀行の協力により低利息の教育ローンを提供している[9]

ランキング[編集]

Financial Times

  • 2017年 世界第8位 (MBA Ranking)
  • 2016年 世界第12位 (MBA Ranking)
  • 2015年 世界第12位 (MBA Ranking)
  • 2014年 世界第13位 (MBA Ranking)
  • 2013年 世界第11位 (MBA Ranking)
  • 2012年 世界第8位 ヨーロッパ第3位 (MBA Ranking)
  • 2011年 世界第8位 ヨーロッパ第3位 (MBA Ranking)
  • 2010年 世界第6位 ヨーロッパ第3位 (MBA Ranking)
  • 2009年 世界第6位、ヨーロッパ第4位 (MBA Ranking)
  • 2008年 世界第8位、ヨーロッパ第3位 (MBA Ranking)

Economist

  • 2016年 世界第16位 (MBA Ranking)
  • 2009年 世界第1位 (Executive MBA Ranking)

Forbes

  • 2017年 世界第3位(International, 1 year program)
  • 2016年 世界第5位 (Non-US, MBA Ranking)
  • 2011年 世界第3位 (MBA Ranking)
  • 2009年 世界第3位 (MBA Ranking)
  • 2007年 世界第4位 (MBA Ranking)

Aspen Institute

  • 2012年 世界第三位、ヨーロッパ第一位 (MBA Ranking)

日本人学生[編集]

日本人学生の数は増加傾向にあり、近年は1月入学と9月入学を合わせて15人前後となっている。時期の関係で1月入学のほうが私費留学生が多い傾向にある。商社や金融機関を中心に日本企業からの派遣留学生も定着しつつあり、日本国内での評価も確立されてきたことを伺わせる。私費留学生の進路をみるとテクノロジー業界、コンサルティング、製薬など外資企業の日本法人を選ぶ例が多い。

主な日本人卒業生[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Global MBA Ranking 2017 - FT Rankings - Financial Times
  2. ^ IE Business School Mission & Value
  3. ^ IE Business School IMBA
  4. ^ IE Business School IMBA-Spanish
  5. ^ Business School Global MBA
  6. ^ IE Business School Application Process
  7. ^ IE Business School Course Fees
  8. ^ IE Foundation Scholarship Programs
  9. ^ IE-Caja Madrid Financial Aid

外部リンク[編集]