HP 9100A

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「新しい ヒューレット・パッカード 9100A パーソナルコンピュータ」は「あなたを大型コンピュータの順番待ちから解放することでしょう。」[1]

HP 9100A1968年ヒューレット・パッカードが発売したコンピュータあるいはプログラム電卓。同社はこれを卓上計算機と呼んだ。この理由についてビル・ヒューレットは「もしそれをコンピュータと呼んだら、それはIBMらしくないという理由で顧客のコンピュータ担当者に断られただろう。そこで私たちは計算機と呼ぶことに決め、そのような戯言は消え去った。」と語っている。[1]

歴史[編集]

本機のプロトタイプはHPがプロジェクトを立ち上げたときに入社してきた技術者のトム・オズボーンによって製作された。[2][3][4]

当時の技術的な功績として、論理回路集積回路を一切使わずに製作され、CPUは専らディスクリート部品によって構成されていた。CRT磁気カード記憶、およびプリンターの構成で価格はUS$5,000(2016年時点の$34,024と同等)であった。[5]

9100Aは三角関数対数関数指数関数といった現代的な定義での最初の関数電卓で、ヒューレット・パッカードの逆ポーランド記法入力を用いた電卓の長い歴史の始まりであった。

磁気カードやアーキテクチャなど、本機はプログラマ101のいくつかの技術を取り入れており、その類似性からヒューレット・パッカードはオリベッティに90万ドルのロイヤルティーを支払った。[6][7]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b History of the 9100A desktop calculator, 1968”. Hewlett Packard. 2009年12月18日閲覧。
  2. ^ Osborne's Story”. HP9825.com. 2010年5月11日閲覧。
  3. ^ "How the Model 9100A Was Developed", Bernard M. Oliver, September 1968, Hewlett-Packard Journal]
  4. ^ 1994 letter from Tom Osborne to Barney Oliver, hp9825.com
  5. ^ Consumer Price Index (estimate) 1800–2014. Federal Reserve Bank of Minneapolis. February 27, 2014閲覧。
  6. ^ Olivetti Programma P101/P102”. Old Computers. 2010年8月11日閲覧。 “The P101, and particularly the magnetic card, was covered by a US patent (3,495,222, Perotto et al.) and this gave to Olivetti over $900.000 in royalties by HP alone, for the re-use of this technology in the HP9100 series.”
  7. ^ Perotto, Pier Giorgio (1970年2月10日). “3,495,222 Program Controlled Electronic Computer (multiple)”. United States Patent Office. Google patents. 2010年11月8日閲覧。

外部リンク[編集]