園部不二夫

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園部 不二夫(そのべ ふじお、1909年(明治42年)11月6日 - 1977年(昭和52年)1月7日)は、日本の牧師キリスト教史家である。

1909年牧師園部丑之助の長男として静岡県御殿場に生まれた。1933年明治学院高等学部英文科を卒業する。1940年サンフランシスコ神学校を卒業して、サンフランシスコ日本人合同教会より按手礼を受けて、ロングビーチ市日本人長老教会牧師になる。

1942年明治学院高等部専任講師、1951年に明治学院大学教授になる。キリスト教学、教会史の講義を担当した。

青山学院大学日本聖書神学校でも教鞭を取り教職者に育成に当たった。

著作

  • 『芸術と宗教』
  • 『キリスト教要義』
  • 『ニカイア・キリスト論史』
  • 『アリウス派論争史』
  • 『図説キリスト教史』
  • 『園部不二夫著作集』
    • 第一巻「キリスト讃歌」 - キリストの愛/キリスト論の六類型/初代教会史/殉教者列伝/キリスト讃歌-説教/その他
    • 第二巻「信仰と生涯」 - 信仰と生涯-伝記/随筆/告別/追想/著者略歴/業績目録/歴史に働き給う神/その他
    • 第三巻「初代教会史論考」 - 初代教会における三位一体論/イレナェウス研究/ニカイア・キリスト論史/アリウス派論争史/カルケドン総会議とキリスト論の問題

翻訳

  • 岸千年との共訳『バルト神学概論』

参考文献

  • 『日本キリスト教歴史大辞典』教文館、1988年。
  • 『初代教会史論考』 園部不二夫著作集<3>、キリスト新聞社、1980年。