ナノメートル

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ナノメートル (nanometre)
記号 nm
SI
長さ
定義 10−9 m
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ナノメートル(nanometre、記号: nm)は、国際単位系の長さの単位で、10−9メートル (m) = 10分の1メートル。

SI基本単位であるメートルに、基礎となる単位の10−9の量である事を示すSI接頭辞ナノを付けたものである。

  • 1 nm = 0.001 µm = 0.000001 mm
  • 1 nm = 10 Å

ピコメートルナノメートルマイクロメートル

波長(100 - 1000 nmオーダー)や、原子分子の構造(0.1 - 10 nmオーダー)などを表すのに使われる。

ミリミクロン

ミクロン(micron, マイクロメートル (micrometre) の旧称)の1/1000であることから、ミリミクロン(millimicron、記号 mµ)とも呼ばれた。1967年国際度量衡総会でミクロン自体が廃止されており、現在は原則としてミクロンもミリミクロンも使われない。

ナノメートルに由来する接頭辞ナノ

現在の電子デバイス微細加工、あるいは分子生物学では、ナノメートルの領域の技術が使われている。そのため半導体産業などでは、ナノテクノロジーという言葉がよく使われている。最近では、微細ナノ加工・ナノスケール技術・ナノ構造物質などについて具体的な長さを示すのではなく、単に「小さい」ということを示すための接頭辞としての用例である。という誤解が見られるが[要出典]、実際にはそれらの技術はナノスケールで起きる物性の変化と不可分に関わっている技術である。

関連項目