カルロス宮本
カルロス宮本 プロフィール
カルロス宮本(カルロスみやもと、Carlos Miyamoto)は、カプコンのベルトスクロールアクションゲーム『ファイナルファイト2』に登場する架空の人物。
概要
『ファイナルファイト2』(以下『FF2』と表記)で初登場する、同作のプレイヤーキャラクターの1人。得意武器はナイフで、前作『ファイナルファイト』のコーディーと同じく接近戦用武器として扱える。
プレイヤーキャラクターとして登場したのは『FF2』のみだが、『CAPCOM FIGHTING Jam』のアレックスのエンディングでマイク・ハガーのセコンドとして登場したり、『ストリートファイターV』(以下『ストV』と表記)のルシアのアーケードモードの『ストV』モードのエンディングでルシアの作った料理を黙々と食べている。
『ストリートファイター6』のワールドツアーモードではプレイヤーキャラクターの対戦相手の1人としてCPU専用キャラクターで登場する。
あきまんがデザインしたキャラクターであるが、「すっかり忘れていたがこのキャラは俺が考えたんだった、だれだこんなキャラ考えたのは?と思っててごめんよ」というコメント共に自身のホームページ上でイラストを掲載していた[2]。
キャラクターの設定
南米方面からふらりとやってきた格闘家。外見はクールでニヒルな印象であるが、ごくたまにボケをかます。
『FF2』の頃はメトロシティの市長であるハガーのもとに居候し、ガイに恩義があったこともあり、マキとハガーがマキの父と姉をマッドギア残党から救出するのに協力している。ハガーと共に香港空港に到着し、先に到着していたマキと合流する[3]。
『ストV』の公式サイト「シャドルー格闘家研究所」の「キャラ図鑑」[1]では「メトロシティの治安維持に協力している」「必殺技の車輪投げは腰を痛めるので使わなくなった」と設定されている。
ゲーム上の特徴
パンチや投げの性能はマキと大差ない。通常攻撃の威力は3人の中で最も低い。しかし、パンチや飛び蹴りのリーチが長い。
ナイフを手持ち武器として使うことができる。背中に刀を常に携わっているが、メガクラッシュ使用時以外は素手で戦う。
技の解説
通常技
- 裏拳(うらけん)
- 攻撃ボタンで普通に出す技。2回まで打つことが可能。
- フック[4]
- 「裏拳」を2回出した後に出せる、腕を90度曲げて殴るフック[4]。
- 回し蹴り(まわしげり)
- 通常攻撃のフィニッシュ技。「フック」を出した後に出せる蹴り。
特殊技
- 下突き(したつき)
- ジャンプ中に出すことができる技で、下方向に拳を突き出す。ヒットすれば、その後は地上技へつなぐことができる。
投げ技
- 車輪投げ(しゃりんなげ)
- 後ろへ倒れこみながら敵を後方へ投げ飛ばす技で、巴投げに近い技。離れた敵を巻き込むことができる。
- 膝蹴り(ひざげり)
- 最大で3発まで出せる掴み技。2発目で止め、その後に「車輪投げ」を決める方が効率が良い。
メガクラッシュ
- 乱れ斬り(みだれきり)
- 背中に携えている刀を抜き、左右に振り回し周囲の敵を斬り倒す。体力を少し消耗するが、技中は完全無敵で不利な状況から体制を立て直すことができる。
担当声優
- 子安武人(『ストリートファイター6』日本語版)
- KAIJI TANG(『ストリートファイター6』英語版)
脚注
- ^ a b c d シャドルー格闘家研究所・活動報告書『キャラ図鑑037:カルロス宮本』
- ^ “akiman's HP”. 2017年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月25日閲覧。
- ^ 『カプコンニュースウェーブ Vol.5』カプコン、1993年3月、1-6頁。
- ^ a b トクマインターメディアムック完全攻略本シリーズ『ファイナルファイト2完全攻略本』徳間書店、8頁。