源 (食品製造会社)
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒939-8232 富山県富山市南央町37-6 |
設立 | 1908年11月16日 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 6230001003171 |
事業内容 | 食品製造・販売 |
代表者 | 代表取締役 源和之 |
外部リンク | http://www.minamoto.co.jp/ |
源(みなもと)は、富山県富山市にある食品製造会社。富山の郷土料理である「ますのすし(鱒寿司)」「ぶりのすし」、富山駅などで販売されている駅弁などを製造している。
概要
富山県に、鱒寿司を製造するメーカーは多いが、「源」はもともとが駅弁業者であり,所謂ます寿司店とは別のものと地元では扱われている。事業規模は「源」が圧倒的に大きい上に販路も広く、他県のデパートや物産展、駅弁大会などでも扱われる機会が多い。「ますのすし」という表記は源が使い始めたものではあるが、知名度の向上とともにごく少数の他店でも追随[要出典]するものが出てきている。
本店には見学コースがあり、ますのすしの製造や旅と食文化を扱った展示を行っている(ますのすしミュージアム)。レストランや直売所も併設されており、観光ツアー旅行に組み込まれる観光スポットとなっている。
沿革
年 | 月 | 事柄 |
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江戸時代 | 富山町旅篭町で旅館と紙屋を営んでいた | |
明治時代初期 | 桜木町にて「天人楼・日新楼」を経営 | |
1900 | ? | 旅館「富山ホテル」を開業 |
1908 | 11 | 富山駅の開業にあわせ創業、構内営業人となる |
1910 | ? | 富山ホテル支店に調理場を併設 |
1912 | ますのすしの販売を開始 | |
1946 | 社団法人国鉄構内営業中央会に加盟 | |
1962 | 5 | 株式会社化 |
1965 | ? | ますのすしのパッケージが、中川一政により描かれた現行のものとなる |
1966 | 12 | 高岡駅に駅ビルテナントとして進出 |
1971 | 名古屋駅地下街に進出 | |
1976 | 4 | 富山インター店を開設 |
1985 | 7 | 黒部インター店を開設 |
1987 | ? | レストハウス、売店、見学コースを備えた現在の本社工場が完成 |
1995 | 11 | 愛称を『ますのすし本舗 源』と定める |
1997 | 10 | 北陸自動車道 徳光PA(上り)のまっとう車遊館に松任車遊館店を開設 |
1998 | 4 | 高岡駅の駅弁業者「宮島商店」が撤退した後を受けて構内営業を開始 |
2005 | 7 | 金沢駅の金沢百番街に金沢百番街店を開設
(それ以前も北陸トラベルサービスの駅弁売店で「ますのすし」自体は売られていた) |
2015 | 5 | 魚津駅構内の売店跡に「魚源商店」を開設 |
主な商品
ますのすし
富山の郷土料理である鱒寿司だが、源が展開する鱒寿司は「ますのすし」という商品名である。笹で包んだ鱒押し寿司を木製のわっぱに入れ、紙容器に格納したもの。パッケージのイラストは、中川一政による。富山県を代表する駅弁・みやげものになっているほか、富山空港でも空弁として売られている。
「一重」「二重」「特選」のグレードのほか、限定商品「伝承館ますのすし」「竹ずし」がある。
なお、「伝承館ますのすし」に使用されるマスはサクラマスだが、現在では神通川で獲れたマスではなく、主に北海道産を使用している。
ぶりのすし
鰤と蕪を使った押し寿司。1957年発売。「ますのすし」と「ぶりのすし」をセットにした「ますぶりすし重ね」という商品もある。
かぶら寿司をモチーフにしたものという意見もあるが、源としては関係の有無について公言していない。
駅弁
駅弁としては、富山駅・高岡駅・新高岡駅で販売されている。
- ますのすし弁当・ぶりのすし弁当
- ますのすし及びぶりのすしを食べやすいパッケージに入れ弁当としたもの。
- 富山味づくし・富山湾弁当
- 松花堂弁当様式の駅弁。
- 定番の幕の内弁当。
など
販売場所
- 富山駅、高岡駅、新高岡駅、魚津駅構内
- 本店(富山県富山市南央町37-6)
- 富山インター店
- 黒部インター店
- 砺波インター店
- 金沢百番街店
- 北陸自動車道 尼御前SA(上り線)
- 北陸自動車道 米山SA(下り線)
- 富山きときと空港売店
- NEWDAYS
そのほか、スーパーマーケットの惣菜コーナーや各地で行われる物産展、駅弁大会など、富山県や近隣各県のみならず様々な地域で販売されている。
ギャラリー
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内装
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蓋の表面
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笹を開いた中身