神野紗希
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神野 紗希(こうの さき、1983年6月4日 - )は、日本の俳人。愛媛県松山市出身。
経歴
愛媛県松山市生まれ。松山市立生石小学校、松山市立西中学校、愛媛県立松山東高等学校、お茶の水女子大学文教育学部卒業。同大学院博士前期課程・博士後期課程修了[1]。
高校時代は放送部に所属し、俳句甲子園の取材をきっかけに俳句を始め、俳句部の前身である俳句同好会を校内に立ち上げる。2001年、第四回俳句甲子園にて団体優勝し、「カンバスの余白八月十五日」が最優秀句に選ばれる[1]。2002年、第一回芝不器男俳句新人賞にて坪内稔典奨励賞を受賞[2]。同年には、句集『星の地図』を刊行。2004年4月よりNHK『俳句王国』にて司会を担当(2010年3月まで)。明治大学・聖心女子大学・玉川大学の講師も務める[2]。現代俳句協会青年部長(2015年4月~)。第15回坊っちゃん文学賞選考委員[3]。第4回笹井宏之賞選考委員[4]。
2011年、江渡華子、野口る理とともに俳句ウエブマガジン「スピカ」を立ち上げる[5]。2012年、句集『光まみれの蜂』を刊行。『星の地図』からの若干の再録を含めた上で、これを第一句集とした。2013年、俳人の高柳克弘と結婚。同年よりNHK俳句の初心者向けコーナー「俳句さく咲く!」の選者を月一回務める。お茶の水女子大学・同大学院では近・現代俳句(富澤赤黄男)についての研究をしていた。
前述した俳句甲子園で最優秀句に選ばれた作品のほか、代表句に「起立礼着席青葉風過ぎた」(2001年 第四回俳句甲子園)、「寂しいと言い私を蔦にせよ」(2000年 第三回俳句甲子園)などがある。
受賞歴
著書
- 『星の地図』(2002年、まる書房)
- 『光まみれの蜂』(2012年、角川書店)
- 『これから始める俳句・川柳 いちばんやさしい入門書』(水野タケシ共著、2014年、池田書店)
- 『30日のドリル式 初心者にやさしい俳句の練習帳』(2015年、池田書店)
- 『日めくり子規・漱石―俳句でめぐる365日』(2018年、愛媛新聞社)
- 『もう泣かない電気毛布は裏切らない』(エッセイ集、2019年、日本経済新聞出版社)
- 『女の俳句』(2019年、ふらんす堂)
- 『すみれそよぐ』(2020年、朔出版)
- 『俳句部、はじめました―さくら咲く一度っきりの今を詠む』(2021年、岩波ジュニアスタートブックス)
脚注
参考文献
外部リンク
- 神野紗希 (@kono_saki) - X(旧Twitter)
- 17音で人の心を動かす 俳人という仕事(日経ウーマンオンライン 紹介記事)
- 『増殖する俳句歳時記』