松下倫士
松下倫士 | |
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出身地 | 高知県 |
学歴 | 東京藝術大学 |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | 作曲家、ピアニスト |
担当楽器 | 作曲、ピアノ |
松下 倫士(まつした ともひと 1984年- )は、高知県生まれの作曲家、ピアニスト。東京音楽大学、洗足学園音楽大学非常勤講師。
来歴
東京藝術大学音楽学部作曲科を経て、2009年に同大学院修士課程作曲専攻を修了。卒業時に藝大同声会賞を受賞[1]。2014年、東京音楽大学大学院修士課程伴奏科修了[2]。
1995年、第37回全四国音楽コンクールピアノ部門最優秀賞[3]。第3回弥生の里ジュニア音楽コンクールピアノ部門第2位、併せて春日市教育長賞を受賞したほか、2007年「現代日本のオーケストラ音楽 第31回演奏会」では、故・小松一彦指揮の東京フィルハーモニー交響楽団により「交響的変容<トロンプルイユ>」が初演され、日本交響楽振興財団の第29回作曲賞を受賞[4]。2008年、第5回北本ピアノコンクール大学院生・一般部門第1位、併せて全部門より最優秀賞を受賞した[5]。 東京フィルハーモニー交響楽団とラヴェルのピアノ協奏曲を共演。2010年、第22回宝塚ベガ音楽コンクールピアノ部門第2位。2012年、奏楽堂日本歌曲コンクールの第19回作曲部門(一般部門)入選[2]。2018年、JBA下谷賞受賞[6]。
作曲活動
21世紀の吹奏楽“響宴”にて「パシフィック序曲」「ラメント」など吹奏楽作品が取り上げられているほか、近年では「巡礼歌」「土蜘蛛伝説」などのアンサンブル作品が全国各地で演奏されている[2]。また東京都立小山台高等学校ブラスバンド班はじめ、各地の吹奏楽団から委嘱を受け多くの作品を発表している[7]。
演奏活動
2011年に初ピアノソロリサイタルを行ったほか、2012年、日本コロムビアより「僕が僕であるために~尾崎豊 オンピアノ」(編曲・演奏)をリリース[8]。2014年には「夢見草~松下倫士ピアノソロアルバム~」をリリース[2]。
主な作品
ピアノ曲
- モーツァルトの主題によるパラフレーズ(2016)
- パルス(2003)
- 道化師の詩(2004)
- 木陰にて(2005)
歌曲
- 竹久夢二の詩による3つの歌(2017)
吹奏楽作品
- 繚乱~能「桜川」の物語によるラプソディ
- 土蜘蛛伝説~能「土蜘蛛」の物語による狂詩曲
- 哀歌〜「佐渡情話」の物語によるバラード
- モンタージュ
- ル・シャン・ドゥ・ラムール・エ・ドゥ・ラ・プリエール(愛と祈りの歌)
- M-V(ミューファイブ)ミッション
- 夜の来訪者~J.B.プリーストリーの戯曲に基づいて~
- ラメント~旧約聖書「哀歌」に基づいて~
- 吹奏楽のための「ランドスケープ」
- マクベス
- 吹奏楽のための「海の詩・風の詩」~東日本大震災の追悼・復興を祈って~
- 選ばれし者~ヤマタノオロチ伝説によるファンタジー〜
- 「悲歌」能〜道成寺の物語によるバラード
- 吹奏楽のための「カレイドスコープII」
- 吹奏楽のための「カレイドスコープ」
- ベルゼール・ブランシュ~姫路に宿る神話~
- パシフィック序曲
- 3つの幻影
- 巡礼歌
- ベルゼール・ブランシュ〜美しき白い翼〜
- 歌劇「魔笛」セレクション/W.A.モーツァルト
- 2つのバガテル
- 月に寄せる哀歌
- タランテラ
- 遮られた休息 ~占守島(しゅむしゅとう)の追憶〜
- 2つの詩曲
- 糸車の聖母 ~レオナルド・ダ・ヴィンチに寄せて~
- モーツァルトの主題によるパラフレーズ
- 水の宮殿
- ほか