アーニー・ワッツ
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アーネスト・ジェームズ・ワッツ (Ernest James Watts、1945年10月23日 - )は、アメリカのサックス奏者[1]。
経歴
ワッツは13歳でサックス演奏を始める。サックスを始めるきっかけは、マイルス・デイヴィスの『カインド・オブ・ブルー』を聴き、本作に参加したジョン・コルトレーンの演奏に衝撃を受けた事だった。
ワッツは大学で音楽を学び、主にテナーサックス奏者としての知名度を確立。バディ・リッチのバンドメンバーの1人となる。その後もジェラルド・ウィルソン、オリヴァー・ネルソンと共演。特にネルソンとはアフリカでのツアーを行った。この間ワッツは、スタジオミュージシャンとしても活躍。セロニアス・モンク、クインシー・ジョーンズ、エイブラハム・ラボリエル、ディジー・ガレスピー、ケニー・バレル、サラ・ヴォーン、チャーリー・ヘイデンらジャズ・フュージョン系のミュージシャンだけではなく、アレサ・フランクリン、ナタリー・コール、ディオンヌ・ワーウィック、ポール・マッカートニー、マーヴィン・ゲイなど様々なジャンルのミュージシャン共演した。
特にチャーリー・ヘイデンとは多くのアルバムで共演した他、ローリング・ストーンズや自身がサックスを始めるきっかけとなった『カインド・オブ・ブルー』を発表したマイルス・ディヴィスのツアーメンバーにも選ばれ、マイルスとの共演も果たしている。また、デイヴ・グルーシンが中心となって結成したGRPオールスター・ビッグ・バンドのメンバーにも名を連ねた。
自身のリーダー作も多数リリースしており、2006年に発表したリーダーアルバム「Analog Man」はインディペンデント・ミュージック・アワードのベスト・ジャズ・アルバムを受賞した[2]。
脚注
- ^ “Watts, Ernie (James Ernest) – Jazz.com | Jazz Music – Jazz Artists – Jazz News”. web.archive.org (2013年11月8日). 2022年11月21日閲覧。
- ^ “The Musicians Atlas - 2008 Independent Music Awards Winners”. web.archive.org (2009年3月6日). 2022年11月21日閲覧。