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アーネコスキ

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アーネコスキ
Äänekoski
アーネコスキ市役所(2020年撮影)
アーネコスキ市役所(2020年撮影)
アーネコスキの市章
市章
位置
アーネコスキ市の位置の位置図
アーネコスキ市の位置
座標 : 北緯62度36分15秒 東経25度43分35秒 / 北緯62.60417度 東経25.72639度 / 62.60417; 25.72639
歴史
成立 1911年
都市法 1973年
行政
 フィンランド
  中央スオミ県
  アーネコスキ郡フィンランド語版
 市 アーネコスキ
市長 マッティ・トゥオノネンフィンランド語版
地理
面積  
  市域 1,138.39 km2
    陸上   884.54 km2
    水面   253.84 km2
      水面面積比率     22%
  市街地 10.72 km2
人口
人口 (2021年12月現在)
  市域 18,304人
    人口密度   20.69人/km2(。人/mi2
  市街地 (2019年) 8,477人
    市街地人口密度   791人/km2
その他
等時帯 東ヨーロッパ時間 (UTC+2)
夏時間 東ヨーロッパ夏時間 (UTC+3)
公式ウェブサイト : www.aanekoski.fi

アーネコスキフィンランド語: Äänekoski フィンランド語発音: [ˈæːneˌkːoski])はフィンランド中央スオミ県アーネコスキ郡フィンランド語版の都市。また同名の都市を中心としたカウプンキ)である。

概要

アーネコスキ市(フィンランド語: Äänekosken kaupunki)は1911年に町として成立し、1973年に市へ昇格した。市中央部に広がるKeitele湖をはじめとした多くの湖沼があり、総面積の1,138平方キロメートルのうちの22パーセントが水面面積となっている[1]。市の人口は18,304人(2021年12月[2])で、長期的にみると減少傾向にある。フィンランド語が主に話されている。デジタル人口局フィンランド語版の自治体番号および中央統計局の自治体コードは共通で992。同国の自治体名をフィンランド語でアルファベット順に並べた場合、アーネコスキは最後の309番目になる[注釈 1]

市には行政を円滑にするため市内には5つの市町村連合が組織されており、領域は合併前の旧自治体域を用いている。アーネコスキ(1923年の分割後の町域)、アーネコスキ田園、コンギンカンガス、スオラフティ、スミアイネン。

アーネコスキ市の市章は2007年に合併した旧スオラフティフィンランド語版市のものを使用しており、3匹のクロヅルが描かれている。これはかつて一帯がクロヅルが休憩する湿地であったことに由来する[3]

アーネコスキ市街地区(Äänekosken keskustaajama)は同市の中心地である。市南部に位置し、北をKeitele湖、南をKuhnamo湖に挟まれている。地区の面積は10平方キロメートルで市全体の1パーセントにすぎないが、人口は8,477人(2019年末時点)で市の45パーセントを占める[4]

歴史

市町村連合の地図。地図の名称の下にある西暦はアーネコスキに編入された年。

1911年、ラウカー英語版サーリヤルヴィフィンランド語版の両自治体を分割してアーネコスキ町が創設された[5]。1932年にアーネコスキ町は分割され、町南部のスオラフティが単独の町となり、町西部地域はアーネコスキ田園村フィンランド語版としてそれぞれ分立した。1969年にアーネコスキ町はアーネコスキ田園村を編入し、1973年にアーネコスキ町は市に昇格した。1993年1月1日、市の北に隣接していたコンギンカンガスフィンランド語版町を編入する[6]

2004年3月19日、コンギンカンガス付近の国道4号フィンランド語版欧州自動車道路E75号線)で乗員乗客36名を乗せたバスが路面凍結によりコントロールを失い、ロール紙を輸送していたトラック2台に衝突する交通事故が発生した。衝突のはずみでトラックの荷台からロール紙が落下しバス内になだれ込んだことで被害が拡大し、バスの運転手および乗客23名が死亡、重体4名重傷9名の大惨事となった。この事故はフィンランド史上最も人的被害の大きい交通事故と報道された(コンギンカンガスバス事故フィンランド語版[7]

2007年1月1日に(旧)アーネコスキ市、スオラフティ市、スミアイネンフィンランド語版町は合併し、(新)アーネコスキ市が発足した[8]

交通

国道4号フィンランド語版欧州自動車道路E75号線)が市を南北に縦断する。またアーネコスキ地区の南で国道4号と国道13号フィンランド語版が分岐する。

鉄道はユヴァスキュラ=ハーパヤルヴィ線フィンランド語版の駅がアーネコスキ地区にあるが、同線は1987年以降旅客輸送を取りやめている。

姉妹都市

かつてアーネコスキ市はアルシタウクライナ)、エワイユ英語版ベルギー)、ブランデ英語版デンマーク)、クヴェラゲルジアイスランド)、エルンシェルツビクスウェーデン)、Sigdalノルウェー)など13の都市と姉妹都市提携していたが[9][10]、合併による姉妹都市の減少と財政難を理由に2008年夏に活動を終了した[11]

ギャラリー

脚注

注釈

  1. ^ ÄAとは異なる文字であり、アルファベット順ではÄはZの次である。Äから始まる自治体は他にもあるが、アーネコスキはÄが2つ続くため最後となる。なおもう一つの公用語であるスウェーデン語名の場合はアーネコスキの次にÖから始まる自治体が続くため最後にはならない。

脚注

  1. ^ Äänekoski pähkinänkuoressa” (フィンランド語). アーネコスキ市 (2021年11月22日). 2021年12月7日閲覧。
  2. ^ 11lj -- Preliminary population structure by area, 2021M01*-2021M10*” (英語). フィンランド統計局. 2021年12月7日閲覧。
  3. ^ Äänekoski” (フィンランド語). フィンランド自治体協会フィンランド語版. 2021年12月7日閲覧。
  4. ^ FINLAND: Central Finland” (英語). Citypopulation.de (2021年4月2日). 2021年12月7日閲覧。
  5. ^ Kaisu-Maija Nenonen & Ilkka Teerijoki (1998). Historian suursanakirja. WSOY. p. 607. ISBN 951-0-22044-2 
  6. ^ Valtioneuvoston päätös: Konginkankaan kunnan liittämisestä Äänekosken kaupunkiin” (フィンランド語). フィンランド法務省. 2021年12月7日閲覧。
  7. ^ Konginkankaan liikenneonnettomuus on Suomen historian tuhoisin”. フィンランド国営放送 (2007年1月19日). 2021年12月8日閲覧。
  8. ^ Valtioneuvoston päätös: Sumiaisten kunnan, Suolahden kaupungin ja Äänekosken kaupungin lakkauttamisesta ja uuden Äänekosken kunnan perustamisesta” (フィンランド語). フィンランド法務省. 2021年12月7日閲覧。
  9. ^ ÄÄNEKOSKEN KAUPUNGIN YSTÄVYYSKUNTATOIMINNAN EDISTÄMINEN” (フィンランド語) (2003年6月16日). 2012年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月7日閲覧。
  10. ^ Äänekosken kaupunki” (フィンランド語). kaupunkiopas.com. 2013年6月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月7日閲覧。
  11. ^ Ystävyyskuntia roppakaupalla kuntaliitoksista” (フィンランド語). fi:Kansan Uutiset (2009年11月18日). 2021年12月7日閲覧。