スミソニアン (雑誌)
スミソニアン (雑誌) | |
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Smithsonian | |
ジャンル | 歴史、科学、芸術、自然 |
刊行頻度 | 月刊 |
発売国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
出版社 | スミソニアン協会(アメリカ ワシントン特別州) |
編集主幹 |
マイケル・カルーソ Michael Caruso[1] |
ISSN | 0037-7333 |
刊行期間 | 1970年4月 - |
発行部数 | 184万0077部[2]部(2016年6月Alliance for Audited Media調べ) |
ウェブサイト |
www |
スミソニアン(英語: Smithsonian)は、ワシントンD.C.のスミソニアン協会が発行する公式の定期刊行物である。創刊は1970年[3]。
本誌の沿革は『ライフ』誌元編集者エドワード・K・トンプソンが当時のスミソニアン事務局長S・ディロン・リプリーから「スミソニアン(機関)の関心事にしたがって、あるいは興味を持つべき話題を集めて」雑誌を作ってほしいと打診を受けた時点にさかのぼる [4]。
トンプソンは後に、新しい雑誌の哲学は「すでにこちらに向いている心に、さらに好奇心をかき立てる」点にあったと回想する。同時代性があって歴史も顧みるし、真の芸術は決して時代遅れにならないのだから可能な限り贅を尽くして誌面に復元すること。社会の進歩と科学技術を報じて、未来を見据えること。技術的な主題を扱っても熟練した執筆者が内容をかみ砕いて一般読者の理解を助け、専門用語で読者を遠ざけることなく、読者の知識欲を刺激してもっと高みに到達したくなるように構成すること。最高の書き手と最高の写真家を見つけろ—かつての『ライフ』誌同様、世界最高を揃えることに変わりはなかった」 [4]
同誌は1973年に初めて赤字を脱する。発行部数は1974年にほぼ4倍の63万5千部、翌1975年に100万部という記録に達した。同時代の雑誌では最も頒布部数が多い1つである。トンプソンの編集長交代は1980年、後任もやはり『ライフ』誌出身のドン・モーザーである。発行部数は増え続け、200万超に導いたキャリー・ウィンフリーは2001年に引退した。
アメリカ創意工夫賞
本誌は、芸術、科学、技術の革新を表彰する「アメリカ創意工夫賞」American Ingenuity Awards を2012年に創設し、受賞者にはブライアン・スティーブンソン、イーロン・マスク、リン・マニュエル・ミランダ、 OKゴー、ジョン・クラシンスキー、デイブ・エガーズ、アジズ・アンサリ、ローザン・キャッシュ、ジェフ・ベゾス、フレッド・アーミセン、ビル・ヘイダー、デイヴィッド・リンチが名を連ねる。
表彰式で賞を発表する役目には、スティーブン・ホーキング(2回)、スティーブン・コルベア、デヴィッド・バーン、ハービー・ハンコック、エリン・ブロコビッチ、ルーベン・ブラデス、ビル・ナイ、アート・スピーゲルマン、上院議員アル・フランケンが登壇した。
この表彰の盾は、アーティストのJeff Koonsが創作した[5]。
写真コンテストとSmithsonian.com
2003年以来、恒例の国際写真コンテストを開催してきた[6]。応募は世界100カ国以上、数万枚に及ぶ。
年 | 大賞 | 読者賞 | 自然界 | 人物 | 旅行 | アメリカの体験 | 加工した画像 | モバイル | 備考 |
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2019 | Jon Enoch | Matt Gillespie | Conor Ryan | Yam G-Jun | Natnattcha Chaturapitamorn | Terrell Groggins | Dasha Pears | Victoria Gorelchenko | [7] |
2018 | Rory Doyle | Carla Rhodes | Anuroop Krishnan | Willem Kuijpers | Denis Karasev | Jassen Todorov | Daniel Garay | ケリー・ダラス | [8] |
2017 | Thong Huu | Sara Jacoby | Oreon Strusinski(自然界) | Dan Fenstermacher | Tran Tuan Viet | Seyed Mohammad Sadegh Hosseini | Adam Żądło | Mohammad Mohsenifar | [9] |
2016 | Pradeep Raja Kannaiah | Milan Sachs | Prelena Soma Owen(自然界)、Stephanie Foden | Peter Nutkins | Greta Rybus(持続可能な旅行)、JoãoBorges | Jim Mneymneh および Alina Rudya | [10] | ||
2015 | Albert Ivan Damanik | Alice Van Kempen | 緒方秀敏[11] | Lauren Pond | Tamina-Florentine Zuch | Tihomir Trichkov(持続可能な旅行)、Benedetta Ristori | Radim Schreiber | Jian Wang | [12] |
2014 | Pham Ty | Nicolas Reusens | Lorenzo Mittiga | Olivier Douliery | David Martín Huamaní Bedoya | Joydeep Mukherjee | Jefflin Ling | Yilang Peng | [13] |
2013 | Sergio Carbajo Rodriguez | Candy Feng | Graham McGeorge | Willie Huang | Nidal Adnan Kibria | Simon Morris | Shamma Esoof | Cesar Rodriguez | [14] |
寄稿者
特筆するべき寄稿者は現任を含め、次のとおり。
出典
- ^ Jim Romenesko (October 19, 2011). “Caruso named Smithsonian editor-in-chief”. Romenesko+. The Poynter Institute. October 22, 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。October 19, 2011閲覧。
- ^ “AAM: Total Circ for Consumer Magazines” (英語). Alliance for Audited Media. October 27, 2016閲覧。
- ^ “Top 100 U.S. Magazines by Circulation”. PSA Research Center. February 6, 2016閲覧。
- ^ a b Winfrey, Carey (October 2005), Noxious Bogs & Amorous Elephants: Smithsonian's birth, 35 years ago, only hinted at the splendors to follow, Smithsonian, オリジナルの2013-02-02時点におけるアーカイブ。
- ^ “Smithsonian American Ingenuity Awards”. Smithsonian.com. 2016年1月12日閲覧。
- ^ “About the Contest | Smithsonian Photo Contest” (英語). Smithsonian. 2020年9月23日閲覧。
- ^ “See the Winners and Finalists of the 17th Annual Smithsonian Magazine Photo Contest: 2019 Winners” (英語). Smithsonian 23 September 2020閲覧。
- ^ “See the Winners and Finalists of the 16th Annual Smithsonian Magazine Photo Contest: 2018 Winners” (英語). Smithsonian 2020年9月23日閲覧。
- ^ “See the Winners and Finalists of the 15th Annual Smithsonian.com Photo Contest!” (英語). Smithsonian 2018年3月28日閲覧。
- ^ “See the Winners and Finalists of the 14th Annual Smithsonian.com Photo Contest” (英語). Smithsonian 2018年3月28日閲覧。
- ^ “A Little Monkey on a Cliff” (英語). Smithsonian Magazine. 13th Annual Smithsonian Magazine Photo Contest Natural World. 2021年9月25日閲覧。
- ^ “Smithsonian Photo Contest 2015” (英語). 2018年3月28日閲覧。
- ^ “Smithsonian Photo Contest 2014” (英語). 2018年3月28日閲覧。
- ^ “Smithsonian Photo Contest 2013” (英語). 2018年3月28日閲覧。
- ^ David Doubiletと共著「麗しきクラゲの漂流生活」『ナショナルジオグラフィック』第6巻第6号、2000年6月、140-16頁。<Z8-B308>
- ^ Jonathan Vereecke (ed). "Jill Lepore, 1966- ". Contemporary authors new revision series : a bio-bibliographical guide to current writers in fiction, general nonfiction, poetry, journalism, drama, motion pictures, television, and other fields, Volume 325. Gale, a Cengage Company, 2018. 『ワンダーウーマンの秘密の歴史』鷲谷花(訳)、青土社、2019年、<KC486-M118>。
- ^ 『人生はバターの夢』池内智佳子(訳)、扶桑社〈扶桑社エンターテイメント〉、1996年、<KS163-G114>。
- ^ 『宇宙は語りつくされたか? : アインシュタインからホーキングへ』はやしはじめ(訳)、白揚社、1992年、<MB31-E54>。『天文学の新時代』森暁雄訳)、朝日新聞社〈朝日選書 ; 468〉、1993年、<MB25-E13>。『アインシュタインの夢』浅倉久志(訳)、早川書房、1993年、<KS163-E298>。『宇宙と踊る』浅倉久志(訳)、電子資料(DAISY等)、日本障害者リハビリテーション協会、1999年、国立国会図書館書誌ID:000003664707。原本: 早川書房 1997年。『演習相対性理論・重力理論』Alan P.Lightman、William H.Press、Richard H.Price、Saul A.Teukolsky(共著)、真貝寿明、鳥居隆(訳)、森北出版、2019年、<MC51-M6>。
- ^ 『海と海をつなぐ道 : パナマ運河建設史』鈴木主税(訳)、フジ出版社、1986年、<GH387-3>。『ライト兄弟 : イノベーション・マインドの力』秋山勝(訳)、草思社、2017年。
- ^ 『アメリカの土曜の夜』 1–2 、林田ひめじ(訳)、早川書房、1991年。『蘭に魅せられた男 : 驚くべき蘭コレクターの世界』羽田詩津子(訳)、早川書房、2000年、<DM229-G29>。のち〈ハヤカワ文庫NF〉に改題、2003年、<DM229-H4>。Lazy little loafers. Orlean, Susan ; G. Brian Karas (ill.), Abrams Books for Young Readers, 2008 <Y17-B11628>。『リンチンチン物語 : 映画スターになった犬』羽田詩津子(訳)、早川書房、2012年、<KD712-J120>。『炎の中の図書館 : 110万冊を焼いた大火』羽田詩津子(訳)、早川書房、2019年、<UL261-M1>。
- ^ 『復讐する海 : 捕鯨船エセックス号の悲劇』相原真理子(訳)、集英社、2003年、<DK181-H12>。『白鯨との闘い』〈集英社文庫 ; フ33-1〉相原真理子(訳)、集英社、2015年、<DK181-L20>。
関連項目
- 雑誌
- 写真賞