コンテンツにスキップ

プロピルアミン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2022年11月10日 (木) 19:01; Bcxfubot (会話 | 投稿記録) による版 (外部リンクの修正 http:// -> https:// (www.tcichemicals.com) (Botによる編集))(日時は個人設定で未設定ならUTC

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
プロピルアミン
識別情報
CAS登録番号 107-10-8 チェック
PubChem 7852
ChemSpider 7564 チェック
EC番号 203-462-3
国連/北米番号 1277
ChEBI
ChEMBL CHEMBL14409 チェック
RTECS番号 UH9100000
バイルシュタイン 1098243
Gmelin参照 1529
特性
化学式 C3H9N
モル質量 59.11 g mol−1
示性式 C2H5CH2NH2
外観 無色ないし淡黄色の液体
匂い 強いアンモニア臭
密度 719 mg mL−1
融点

-83 °C, 190 K, -117 °F

沸点

48 °C, 321 K, 118 °F

への溶解度 混和
有機溶媒への溶解度 エーテルアルコールに混和。ベンゼンアセトンクロロホルムに可溶。
log POW 0.547
蒸気圧 33.01 kPa (at 20 °C)
kH 660 μmol Pa−1 kg−1
酸解離定数 pKa 10.71
屈折率 (nD) 1.388
熱化学
標準生成熱 ΔfHo −101.9–−101.1 kJ mol−1
標準燃焼熱 ΔcHo −2.368–−2.362 MJ mol−1
標準モルエントロピー So 227.44 J K−1 mol−1
標準定圧モル比熱, Cpo 162.51 J K−1 mol−1
危険性
GHSピクトグラム 可燃性 腐食性物質 急性毒性(高毒性)
GHSシグナルワード DANGER
Hフレーズ H225, H302, H311, H314, H331
Pフレーズ P210, P261, P280, P305+351+338, P310
EU分類 強い可燃性 F 腐食性 C
Rフレーズ R11, R20/21/22, R34
Sフレーズ S26, S36/37/39, S45
引火点 −30℃
発火点 317℃
爆発限界 2–10.4%
半数致死量 LD50
  • 370 mg kg−1 (ラット、経口)
  • 402.6 mg kg−1 (ウサギ、経皮)
関連する物質
関連するアルカンアミン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

プロピルアミンは、アルキルアミンの一種。

性質

[編集]

弱アルカリ性で、塩基解離定数は4.7 × 10−4Kbである。引火点は-30℃で、日本の消防法では危険物第4類第1石油類(水溶性)に該当する[2]

製法

[編集]

プロピルアミン塩酸塩は、1-プロパノール塩化アンモニウムを高温高圧の水中で、塩化鉄(III)のようなルイス酸触媒と反応させることにより得られる。

出典

[編集]
  1. ^ Propylamine - Compound Summary”. PubChem Compound. USA: National Center for Biotechnology Information (26 March 2005). 4 May 2012閲覧。
  2. ^ プロピルアミン東京化成工業