ΑΩ
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ΑΩ(アルファオメガ)は、新約聖書に現れる語句である。厳密に言えば聖書にこの形では現れてはいないが、しばしば「ΑΩ」もしくは、「アルファとオメガ」に相当する各言語(たとえば、ラテン語: Alpha et Omega、英語: Alpha and Omega)として言及される。
典拠
[編集]新約聖書の「ヨハネの黙示録」(1章8節、21章6節、22章13節) に、主の言葉「私はアルファであり、オメガである」[1](コイネーギリシャ語: τὸ α καὶ τὸ ω; 英語: I am the Alpha and the Omega)として現れる。なお、21:6 と 22:13 ではこのフレーズの後に「最初であり、最後である」と続く。
意味
[編集]ギリシャ文字の最初の文字Α(アルファ)と、最後の文字Ω(オメガ)が並べられており、最初と最後、すなわち、「全て」「永遠」という意味を持つ。
同じ意味で、「A to Z」「A-Z」「AZ」などと、表記されることがある。
著名な事例
[編集]- B'z - 当人たちが説明する一貫性のない理由の一つとして、「当初はA~Zという意味でA'z(アズ)と考えたが、エイズと読み間違えられる可能性を考え『Aの次はBだろう』という理由で『B'z』となった」というものがある。
- 続・猿の惑星 - 劇中で登場するコバルト爆弾にΑΩと書かれている。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ a b キリストグラムの一種であるこのシンボルの日本語の定訳、慣用される表現は不明。訳例として「アルファ・オメガ・キー・ロー」、「アルファ・オメガ・カイ・ロー」、あるいはそれらの表記ゆれ。また、 ウィキメディア・コモンズには、Chi Rho Alpha Omegaに関するカテゴリがあります。
出典
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 『アルファにしてオメガ』 - コトバンク
- 『{|アルファ}でありオメガである』 - コトバンク(※「{|アルファ}」はコトバンク側での文字化けの一種と判断される。)