シルヴァン・ディリエ
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ブラバンツ・パイル(2015)にて | ||||
基本情報 | ||||
本名 |
シルヴァン・ディリエ Silvan Dillier | |||
生年月日 | 1990年8月3日(34歳) | |||
国籍 | スイス | |||
身長 | 183cm | |||
体重 | 75kg | |||
選手情報 | ||||
所属 | アルペシン・フェニックス | |||
分野 | ロードレース | |||
役割 | 選手 | |||
特徴 | クラシックスペシャリスト | |||
アマチュア経歴 | ||||
2009 2010 2012 2013 |
アトラス シャンベリー・CF EKZ・レーシング BMC・デベロップメント | |||
プロ経歴 | ||||
2011 2014-2017 2018-2020 2021- |
フォアアールベルク BMC・レーシングチーム AG2R・ラ・モンディアル アルペシン・フェニックス | |||
主要レース勝利 | ||||
世界選手権 TTT(2014、2015年) スイス選手権 ロードレース(2017, 2021年) スイス選手権 ITT(2015年) スイス選手権 マディソン(2011年) スイス選手権 オムニアム(2011年) ジロ・デ・イタリア 区間1勝 ツアー・オブ・広西 山岳賞(2018) ルート・デュ・スュド 総合優勝(2017年) | ||||
最終更新日 2021年6月20日 |
シルヴァン・ディリエ(Silvan Dillier、1990年8月3日 - )は、スイス、バーデン出身の自転車競技(ロードレース)選手。2014年と2015年のチームタイムトライアル世界王者。
経歴
2009年、スイス選手権ロードレースのU23部門で優勝。2010年、AG2R・ラ・モンディアルの下部育成チームであるシャンベリー・シクリズムフォーメーションに加入。スイス選手権個人タイムトライアルのU23部門で優勝し、U23スイス代表にも選出され、世界選手権にも出場。結果は個人タイムトライアルで40位、ロードレースはリタイア。
2011年、オーストリアのコンチネンタルチーム、フォアアールベルクでプロデビュー。オランダのアペルドールンで行われた世界選手権トラックレースに出場。団体追い抜きで12位、ポイントレースでは8位入賞。ヨーロッパ選手権トラックレースにも出場し、U23部門のマディソンで優勝。ロードレースではスイス選手権個人タイムトライアルのU23部門で2連覇を達成した。
2012年、スイスのアマチュアチーム、EKZ・レーシングに移籍し再びアマチュアライダーになる。トラックレースでは、ヨーロッパ選手権トラックレースで個人追い抜きとマディソンの2種目で金メダルを獲得。ロードレースではスイス選手権個人タイムトライアルのU23部門で3連覇を達成した。またツール・ド・ラブニールでは第1ステージで優勝し、総合リーダージャージを3日間着用した。しかし、トップ10入りを目指していた世界選手権ロードレース U23 個人タイムトライアルでは28位に終わった。
2013年、翌年のプロ入りを目指してBMC・レーシングチームの下部育成位チーム、BMC・デベロップメントに加入。ツール・ド・ノルマンディで総合優勝し、フレッシュ・アルデネーズでも優勝した。シーズン前半での活躍が認められ、8月からBMC・レーシングチームのトレーニーになる。BMC・レーシングチームの一員として参加した、ツアー・オブ・アルバータでは第2ステージで区間優勝し、翌年の正式契約を掴んだ。
BMC時代(2014-2017年)
チーム所属1年目から活躍し、グロサー・プライス・デス・カントン・アールガウで2位、ツール・ド・ワロニーで総合3位、ヴァッテンフォール・サイクラシックスで9位に入る。スペインのポンフェラーダで行われた世界選手権には、チームタイムトライアルにBMC・レーシングチームの一員として出場し、世界チャンピオンに輝いた。その後、ロードレースに賭けて個人タイムトライアルを出場しなかった、ファビアン・カンチェラーラの代わりに個人タイムトライアルに出場して18位に入った。
2015年、ジロ・デ・イタリアに初出場し、総合52位で完走。翌月行われたスイス選手権個人タイムトライアルで優勝。世界選手権には、2年連続でチームタイムトライアルにBMC・レーシングチームの一員として出場し、2連覇を達成した。
2017年、ジロ・デ・イタリア第6ステージにて、ジャスパー・ストゥイヴェンとの一騎打ちを制して初のUCIワールドツアー及びグランツールでの優勝を獲得した[1]。7月には、ルート・デュ・スュドで総合優勝した。
AG2R時代(2018年-)
2018年、クラシックレースの強化を図る、AG2Rへ移籍。ストラーデ・ビアンケでは落車し、親指を骨折した。しかし、4月のルート・アデリ・ド・ヴィトレで復帰し、いきなり優勝。パリ〜ルーベではレース開始1時間後、集団からアタックして逃げに乗り、残り53kmで集団からアタックしてきた世界チャンピオンのペーター・サガンとゴールまで逃げ切り、2位に入った。
ロードレースでの主な戦績
- 2007年
- スイス選手権 ジュニア 個人タイムトライアル 2位
- 2012年
- スイス選手権 U23
- ツール・ド・ラブニール 区間優勝(第1ステージ)
- ベルナー・ルントファート 優勝
- ツール・ド・ジロンド 総合8位
- 2013年
- ツール・ド・ノルマンディ 総合優勝
- フレッシュ・アルデネーズ 優勝
- ツアー・オブ・アルバータ 区間優勝(第2ステージ)
- グランプリ・デ・マルブリエ 2位
- スイス選手権 ロードレース 6位
- インターナショナーレ・ウィーラートロフェー・ヨン・マー・ムデフ 9位
- 2014年
- 世界選手権 チームタイムトライアル 優勝
- グロサー・プライス・デス・カントン・アールガウ 2位
- ツール・ド・ワロニー 総合3位
- スイス選手権 個人タイムトライアル 3位
- ドリダーフス・ファン・ウェスト=フラーンデレン 総合6位
- 2015年
- 世界選手権 チームタイムトライアル 優勝
- スイス選手権
- アークティック・レース・オブ・ノルウェー 総合2位
- 2016年
- ドバイ・ツアー 総合4位
- グロサー・プライス・デス・カントン・アールガウ 8位
- 2017年
- スイス選手権
- ルート・デュ・スュド 総合優勝
- ジロ・デ・イタリア 区間優勝(第6ステージ)
- 世界選手権 チームタイムトライアル 2位
- ドワルス・ドール・フラーンデレン 2位
- ツアー・オブ・広西 総合8位
- ブラバンツ・パイル 8位
- 2018年
- ルート・アデリ・ド・ヴィトレ 優勝
- パリ〜ルーベ 2位
- ツアー・オブ・広西 山岳賞
グランツール
ジロ・デ・イタリア
ブエルタ・ア・エスパーニャ
- 2016年:総合79位
トラックレースでの主な戦績
オリンピック
- 2016年 リオデジャネイロ
- 団体追い抜き 7位
世界選手権
- 2011年 アペルドールン
- ポイントレース 8位
- 団体追い抜き 13位
- 2012年 メルボルン
- ポイントレース 9位
- 団体追い抜き 11位
- 2013年 ミンスク
- マディソン 7位
- 団体追い抜き 8位
- 2016年 ロンドン
- 団体追い抜き 9位
- 個人追い抜き 12位
ジュニア世界選手権
ワールドカップ
- 2011-2012年
- アスタナ大会 マディソン 2位
- 2012-2013年
- アグアスカリエンテス大会 団体追い抜き 2位
- アグアスカリエンテス大会 マディソン 3位
ヨーロッパ選手権
- 2011年 アナディア(U23)
- 2011年 アペルドールン
- 2012年 アナディア(U23)
- 2015年 グランジュ
スイス選手権
- 2008年
- 2009年
- 1kmタイムトライアル 2位
- マディソン 3位
- 2010年
- ポイントレース 2位
- 2011年
- 2012年
- マディソン 3位
- 2015年
- マディソン 3位
その他の優勝した大会
- UIVカップ チューリッヒ大会:2008年
- UIVカップ アムステルダム大会:2009年
- ヌメア4日間レース:2009年
- チューリッヒ6日間レース:2013年
脚注
参考文献
- 公式ウェブサイト
- シルヴァン・ディリエ - サイクリングアーカイヴス
- シルヴァン・ディリエのプロフィール - ProCyclingStats