ナムコジェネレーションズ
ナムコジェネレーションズ(Namco Generations)は、バンダイナムコゲームス(後のバンダイナムコエンターテインメント)より展開されていた、PlayStation 3・Xbox 360を対象としたコンピュータゲームのリメイクシリーズ[1]。
概要
ナムコのかつての名作を、現代の技術とセンスでリメイクすることをコンセプト[2]に、吉沢秀雄が総合プロデューサーとなり立ち上げた。また、ナムコ黎明期の開発者とユーザーの距離の近さを取り戻したい、という吉沢の狙いもあった[3]。
略称は「NGシリーズ」。なおロゴの「NG」部分は、かつてナムコより発行されていた広報誌『NG』の後期ロゴと同一である。
無料コミュニティニュース「NG NEWS」が不定期に配信され、シリーズのゲームでダウンロードし閲覧が可能となっていたほか、バックナンバーが公式サイトにも掲載された。
略歴
2010年11月16日、公式サイトが公開され、翌17日にシリーズ第1弾『パックマン チャンピオンシップ エディション DX』Xbox 360版が配信開始[4]。24日にはそのPlayStation 3版が配信開始となった。なお、今後のシリーズ作品として、『ギャラガレギオンズ DX』と『エアロクロス』の開発が同時にアナウンスされた[4]。
翌2011年6月9日、『エアロクロス』の製品ページがオープン。『メトロクロス』のリメイク作品で、イメージイラストやプロモーション動画などが公開された[5]。さらに16日には、『ダンシングアイ』のリメイクも発表された[6]。こちらもスクリーンショットや動画が公開されたほか、PlayStation Moveへの対応も告知された(なお『ダンシングアイ』のみ、Xbox 360での配信が当初より予定されていなかった)。
同月29日、Xbox 360版『ギャラガレギオンズ DX』配信開始[7]。PS3版は同年8月3日から配信となった。
しかし、その後シリーズに動きは見られず、2012年4月26日、『ダンシングアイ』の開発中止を発表[8]。さらに12月6日には『エアロクロス』の開発中止も発表された[9]。
シリーズ作品
開発中止
脚注
- ^ PS3(R)、Xbox 360(R)向けプロジェクト「ナムコジェネレーションズ」が始動 (PDF)
- ^ 新プロジェクト『ナムコジェネレーションズ』とは!? : ナムコジェネレーションズ - ウェイバックマシン(2019年11月28日アーカイブ分)
- ^ NG NEWS 特別号 - ウェイバックマシン(2019年11月28日アーカイブ分)
- ^ a b “ナムコの旧作を作り直し新価値を付加! ナムコジェネレーションズ”. 電撃オンライン. (2010年11月16日) 2019年11月28日閲覧。
- ^ 松本隆一 (2011年6月16日). “バンダイナムコゲームス,「エアロクロス」の制作を発表。あの「メトロクロス」が現代の技術でド派手なアクションゲームに生まれ変わった”. 4Gamer.net 2019年11月28日閲覧。
- ^ “女体にサル。伝説のアーケードゲーム「ダンシングアイ」がPS3で発売決定。ナムコご乱心(?)のスクリーンショットを大公開”. 4Gamer.net. (2011年6月16日) 2019年11月28日閲覧。
- ^ “『ギャラガレギオンズDX』のXbox LIVE アーケード版の配信日が2011年6月29日に決定”. ファミ通.com (エンターブレイン). (2011年6月24日) 20919-11-28閲覧。
- ^ “『ダンシングアイ』開発中止が決定”. ファミ通.com (エンターブレイン). (2012年4月26日) 20919-11-28閲覧。
- ^ “PS3/Xbox 360「エアロクロス」開発を断念。”. GAME Watch (インプレス). (2012年12月6日) 2019年11月28日閲覧。
- ^ ASCII (2020年12月18日). “アーケード版『エアロクロス』を「プロジェクトEGG」で本日から緊急配信開始!”. ASCII GAMES. 角川アスキー総合研究所. 2021年2月27日閲覧。
外部リンク
- ナムコジェネレーションズ|バンダイナムコゲームス公式サイト - ウェイバックマシン(2020年10月30日アーカイブ分)