コンテンツにスキップ

4-クロロフェノキシ酢酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
4-クロロフェノキシ酢酸
4-Chlorophenoxyacetic Acid[1]
識別情報
CAS登録番号 122-88-3
特性
化学式 C8H7ClO3
モル質量 186.59 g mol−1
外観 白色の結晶性粉末
匂い 無臭[2]
融点

158 °C, 431 K, 316 °F

への溶解度 957 mg/L (25℃)[2]
危険性
半数致死量 LD50 850mg/kg(ラット、経口)
関連する物質
関連するオーキシン 2,4-ジクロロフェノキシ酢酸
2,4,5-トリクロロフェノキシ酢酸
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

4-クロロフェノキシ酢酸: 4-Chlorophenoxyacetic Acid)は、植物ホルモンの一種である。

用途

[編集]

合成オーキシンとして作用する。農業分野では植物成長調整剤として「トマトトーン」の商品名で市販され、トマトナスの着果促進、果実肥大に適用される。一日摂取許容量(ADI)は0.022mg/kg 体重/日と設定されている[3]

脚注

[編集]
  1. ^ 4-クロロフェノキシ酢酸”. 東京化成工業. 2018年8月23日閲覧。
  2. ^ a b p-クロロフェノキシ酢酸”. 厚生労働省職場のあんぜんサイト (2009年3月30日). 2018年8月23日閲覧。
  3. ^ (植村 2002, p. 256)

参考文献

[編集]
  • 植村振作・河村宏・辻万千子・冨田重行・前田静夫著『農薬毒性の事典 改訂版』三省堂、2002年。ISBN 978-4385356044 

関連項目

[編集]