13の月の暦

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13の月の暦(じゅうさんのつきのこよみ)は、1年を13か月とする暦。13か月の暦法は歴史上何度も改暦案として提案されている。

太陰太陽暦では、およそ19年に7回の周期(メトン周期)で閏月が付加されることにより1年が13か月となるが、日本の旧暦をはじめそれらのほぼ全てで「13の月」ではなく「うるう6月」のように直前の月の重複とされるので、本項ではそれらは対象とせず、太陽暦において月の数を13とするものを示した。

閏年には閏日としてさらに1日(計2日)を付加し、1暦年を365日または366日とするのが一般的である。暦法によっては平年364日、閏年371日として7の倍数を固守するものもある。

実証暦[編集]

実証暦英語版は、1849年フランス哲学者オーギュスト・コントによって提案された暦法。余日と閏日を除くすべての月と日に、歴史に強い影響を与えた人物の名がつけられている。月の名前は1月から順にモーセホメロスアリストテレスアルキメデスカエサル聖パウロカール大帝ダンテグーテンベルクシェイクスピアデカルトフリードリヒビシャー英語版である。余日は「死者を祭る日」、閏日は「聖なる女性を祭る日」として年末に付加される。

国際固定暦[編集]

国際固定暦は、1930年代に提唱された暦法。アメリカ合衆国ニューヨークおよびイギリスロンドンにおいて、イーストマン・コダック社の創業者ジョージ・イーストマンにより国際固定暦連盟(The International Fixed Calendar League)が結成され、その団体により提唱された。6月と7月の間に「新しい月」ソル(Sol)またはミディ(Midi)を置く。余日は年末に、閏日は6月と「新しい月」の間に置かれる。曜日が固定されており、各月の1日は常に日曜日であり、28日は常に土曜日である。余日および閏日には曜日が置かれない。国際固定暦連盟は全世界的な暦法改革をめざし、国際社会において世界暦を提唱する世界暦協会と対立していたが、現在に至るまでどちらも国際社会に採用されていない。

パックス暦[編集]

パックス暦英語版は、1930年ジェームズ・A・コリガンにより提案された暦法。11月と12月の間に「新しい月」コロンブス(Columbus)を置く。余日を置かず、平年を364日とし、閏年には丸ごと1週間を増やして371日とすることによって7日周期を固守する。この1週間はパックス(Pax)と呼ばれてコロンブスの後に置かれる。やはり曜日が固定されており、各月の1日は常に日曜日であり、28日は常に土曜日である。閏年の置き方も独特で、西暦紀元を100で割った余りが6で割り切れる年のうち400の倍数でない年と、西暦紀元を100で割った余りが99となる年である。

ドリームスペル暦[編集]

ドリームスペル暦(英:Dreamspell、ハーモニック・インデックス)は、ニューエイジ思想家・オカルティストのホゼ・アグエイアスが、人類を高次元に進化させる暦として考案した[1]マヤ文明の叡智を取り入れているとされる。マヤ暦と信じる人も多いが、異なる暦である。アグエイアスが自然なリズムと考える28日×13か月に、閏日が1日追加される。暦の構成単位であるキン(Kin)には、1から13までの数字に対応する「銀河の音(Galactic Tone)」と20種類のマークからなる「太陽の紋章(Solar Seal)」の組み合わせが与えられ、13×20=260の周期となり、28日×13か月+1と複合的に用いられる。アグエイアスの支持者はドリームスペル暦の自分の誕生日から、銀河の音と太陽の紋章を組み合わせた「銀河の署名」という異名を名乗り、それによって世界に霊的に貢献していると考える。1992年にドリームスペル暦を学ぶ教材としてボードゲームがリリースされている[2][3]。一部の人々はこの暦を占いに使っている。

脚注[編集]

  1. ^ 大田俊寛 著 『現代オカルトの根源 - 霊性進化論の光と闇』 筑摩書房〈ちくま新書〉、2013年ISBN 978-4-480-06725-8
  2. ^ 7日間セミナー・第3日・テレクトノン PAN Japan Library
  3. ^ 13の月の暦関連用語集

参考[編集]