10分間カット

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10分カットを謳う店舗(QBハウス阪急茨木市駅店、2009年)

10分間カット(10ぷんかんカット)は1990年代後半から日本で現れたヘアカットサロンの1形態。また、その店でカットされた髪型のこと。単に10分カット、または料金が1000円程度の店が多いことから1000円カットともいう。

概要[編集]

理容店において、通常行われる散髪のうち、10分間程度でカットのみを行い、掃除機で刈った毛を吸って掃除するのみで終了する。シャンプー、スタイリング等のオプションは省略される。簡易な設備と比較的安い人件費ですむことから、多くの参入者があり最近では価格競争が激しくなっている。10分間のうち実際にカットする時間は6 - 7分程度。カットプロセスを簡略化・パターン化して技術者の修練をする期間も短縮している。大規模なチェーン店においては従業員の動きがマニュアル化されている。

店舗によっては洗髪スペースを設けて散髪後にセルフサービスでシャンプーやスタイリングが出来るようになっているところもある。

自動券売機を導入して従業員はカット作業に専念出来るようにしているところが多い。また、コスト削減のため、電子マネーによる決済を導入したり、釣り銭や両替金を用意していない店舗も存在する。

通常はシャンプーやスタイリングなどを実施している理容店や美容院の一部にはカットサービスのみ10分間カットと同程度の料金で提供している所も存在するが 、これらの店舗は10分間カットの店舗と区別される事が多い。

衛生上の問題[編集]

衛生上の要請から条例を制定し、理容事業者に作業場内に温水を供給することができる洗髪設備を設けることを求めている自治体もある[1]

しかし、群馬県の調査では洗髪設備の有無による衛生状態の差は見られなかった[2]

利点[編集]

設備を簡略化しているので狭い場所や駅の洗面所の側などのわずかにあいた場所で開店できる。よって、急ぎの顧客の多い駅ナカや駅前などヘアカットサロンとして比較的に立地条件の良い場所に出店していることが多い。

なお、日本国内では法律等の規制により実現されていないが、海外では1坪程度のスペースに1席分の設備を備えた『シェル型(営業しない時は椅子や鏡台を折りたたんで格納する事ができるタイプ)』形式でも出店しており、日本よりも小規模で出店することも可能である。

関連項目[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

参考文献[編集]