高橋卓志
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高橋 卓志(たかはし たくし、1948年12月4日 - )は、日本の臨済宗の僧侶、神宮寺住職(1974-2018)。
来歴
[編集]長野県東筑摩郡本郷村(現松本市)生まれ。長野県松本深志高等学校を経て、龍谷大学文学部を卒業[1]。同大学院東洋史学研究科中退。
海清寺専門道場で修行し、山田無文老師に従って、太平洋戦争の南方戦地跡での戦没者遺骨収集事業に携わる。
その後、1976年に神宮寺に入る。1981年、筑摩工芸研究所、1991年、日本チェルノブイリ連帯基金の設立に参加。1991年から1997年にかけて、チェルノブイリで医療支援活動を行う[1]。
2018年5月、神宮寺を離れ、フリーランスの僧侶として活動する[2]。
長野県NPOセンター代表[1]、ライフデザインセンター代表[1]、ケアタウン浅間温泉代表理事、アクセス21代表。龍谷大学社会学部および大学院客員教授[1]。
著書
[編集]- 『チェルノブイリの子どもたち』(岩波ブックレット、1993年)
- 『死にぎわのわがまま』(現代書館、1996年)
- 『現代いのちの用語辞典 あなたのいのちと向き合うために』(水書坊、2003年)
- 『奔僧記 知らぬが仏じゃいられない!』(信濃毎日新聞社、2008年)
- 『寺よ、変われ』(岩波新書、2009年)
- 『さよなら、仏教』(亜紀書房、2018年)
共著
[編集]- 『インフォームドチョイス 成熟した死の選択』(鎌田實共著、医歯薬出版、1997年)
- 『生き方のコツ死に方の選択』(集英社文庫)
- 『ホスピス最期の輝きのために Choice is yours』(内藤いづみ・鎌田實共著、オフィス・エム、1997年)
出演
[編集]- NHK総合『プロフェッショナル 仕事の流儀』- 第378回 生老病死、四苦に立ち向かう(2018年12月17日放送)
脚注
[編集]- ^ a b c d e “高橋 卓志 - 法藏館 おすすめ仏教書専門出版と書店(東本願寺前)-仏教の風410年”. pub.hozokan.co.jp. 法蔵館. 2022年9月25日閲覧。
- ^ “寺の改革を目指し、「葬儀のあり方」にメスを入れた:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2021年9月3日). 2022年9月25日閲覧。
参考
[編集]- 奔僧記―知らぬが仏じゃいられない! - 紀伊国屋書店BookWeb
- 高橋卓志オフィシャルサイト
- 上田紀行『がんばれ仏教!』(NHK出版、2004年)