高橋佳子 (宗教家)

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高橋 佳子(たかはし けいこ、1956年 - )は、日本宗教家東京都出身。人間の内側には次元があり、肉体生命をも包括したエネルギーの世界であるとする。[1]その内なる力と外なる力を統合してゆくことに現代社会が抱える様々な課題を解決してゆく道があると説く。[2]

現代社会が抱える様々な課題の根本に、人間が永遠の生命としての「魂の原点」を見失った存在空洞化があると説き、その原点回復を導く新たな人間観・世界観を「魂の学」(TL人間学)(魂主義という生き方)として集成。講義や講演は年間50回に及ぶ。[3]

略歴[編集]

宗教法人GLA創始者・高橋信次の長女として東京に生まれ育った。日本大学文学部哲学科卒。

いくつかの著書の中で、幼少期より人間は肉体だけではなくもう一人の自分がいることを何度か体験したことを書き記している。[4][5]そこから、「人は何のために生まれてきたのか」「本当の生き方とはどのようなものなのか」という疑問探求へと誘われたとされる。

学生時代には、父・高橋信次の周囲に集まっていた人々の様々な相談に乗ることもあった。当時、サラリーマンや経営者、スポーツ選手、主婦、大学生など、多くの人が相談に訪れていた。その中には、プロ野球選手もおり、父が不在の時に代わりに出ることもあり、そのときに彼は苦しい胸の内を話すこともあったという。 [6]

1976年 日本大学在学中、GLAを継承し、2代目主宰者となる。

1991年 『サイレント・コーリング』を発刊。自らの進むべき道が内なる力と外なる力の統合された新たな文明を築くことにあることを明示した。[7]

  ・新たな人間観、世界観をTL人間学として集成し、TL運動を提唱。[8][9]

1992年  TL人間学講座[10]が開始される。第一回目は「サイレント・コーリングを聴く」であった。[11]

2005年 『あなたが生まれてきた理由』を発刊。「魂の因果律」を明示する。[12][13] 

2008年 『12の菩提心』を発刊。自然界における外なる力と人間の内なる力の統合された具体的な12の姿を提示した。[14]

2014年 『魂主義という生き方』を発刊。「魂主義という生き方」の概要を著す。[15]

2018年 『最高の人生のつくり方』を発刊。カオス発想術[16]を説く。


「TL(トータルライフ)人間学(魂の学)」とは[編集]

人間と世界を貫いている普遍的な法則体系化したもの。原点を人間は魂であるという人間観におき、魂は願いを持つという視点に立ち、自己の内側と外の世界を統合してゆこうとする生き方。[17]一人ひとりの人間的成長と各業界・分野における問題解決を同時に果たすとされる実践ステップを通して、「魂」「心」「現実」のつながりの法則を体験学習できるとする。[18]


「TL(トータルライフ)人間学」での活動

1992年、経営・医療教育・アート・音楽・演劇・法務などの専門分野で働く人々のための研鑽を開催。[19]

1995年  TL人間学・経営分野による第一次ディスカバリーセミナーが開催。

1996年  TL人間学・経営・医療・教育三分野合同による第二次ディスカバリーセミナーが開催。

2018年「2018TL人間学セミナー」では、約1200名が参加。

2018年4月、「THE GATE Series Seminar」が開催され、約千名の経営・医療・教育等の専門分野の方々が参加。


「魂主義という生き方」とは[編集]

魂主義を生きる(魂の学の実践)とは、「どうあらんとするか」という問いを発し続ける生き方であるとされる。[20][21]


「魂主義という生き方」の実践例 [編集]

年間50回におよぶとされる各講義・講演の後半部分において、「実践報告」と呼ばれる個人的体験が、本人との対話を通して紹介されている。[22]「実践」とは、一人ひとりが精神世界の光と闇の真実に目を開き、内なるエネルギーを引き出して外なる問題を超えてゆくことであるとしている。[23]その「実践」が、めざましい科学技術の進歩の一方において歴史の中に積み残されてきた数々の問題を超えてゆくことにつながってゆくと説く。[24]こうした「実践」が、一人また一人とつながって、すべての人が自らの運命を引き受け、それに翻弄されることなく自らが生きる場所でその人だけの使命に応えて生きることが大切だとしている。そのような実践という自己深化の道が世界の調和を具現してゆくことにつながっているとして重んじられている。[25]

講演会活動[編集]

1992年からは一般に向けて各地で開催する講演会が行われている。 [26]

2017年 全国各地を中継で結んで開催された高橋佳子講演会やその映像の集い(海外)は、31カ所で開催され、約4万人が参加した。[27]


ボランティア活動[編集]

2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震においては、対策本部を立てた。全国的な救援活動の陣頭指揮を執りながら、自らも再々被災地に赴いて被災者と対話した。[28][29]

主著[編集]

単著[編集]

  • 『真創世記』
  • 『自らの人生を求めて』三宝出版、1983年5月、全国書誌番号:84014618NCID BA3476818X
  • 『ただひとつの人生のために』三宝出版、1983年8月、全国書誌番号:92036078
  • 『古い住処を出て大地を踏みしめよ』三宝出版、1983年8月、全国書誌番号:92036079
  • 『祈りのみち 』三宝出版、1985年8月、全国書誌番号:86042530NCID BN00428411
  • 『人間の絆』
  • 『サイレント・コーリング』三宝出版、1991年9月、ISBN 4879280178
  • 『天地有情』三宝出版、1993年11月、ISBN 4879280194
  • 『天涙』三宝出版、1994年12月、ISBN 4879280208
  • 『天の響(うた) 地の物語』三宝出版、1995年12月、ISBN 4879280216
  • 『永遠の生命 』三宝出版、1996年7月、ISBN 4879280224
  • 『DISCOVERY(ディスカバリー)』三宝出版、1996年10月、ISBN 4879280240
  • 『REVOLUTION(レボリューション) 』三宝出版、1997年5月、ISBN 4879280259
  • 『希望の原理』三宝出版、1997年10月、ISBN 4879280275
  • 『グランドチャレンジ 』三宝出版、1998年7月、ISBN 978-4879280282
  • 『明智の源流へ 』三宝出版、1999年4月、ISBN 4879280313
  • 『千年の風』三宝出版、2000年3月、ISBN 978-4879280329
  • 『新しい力 』三宝出版、2001年7月、ISBN 978-4879280350
  • 『「私が変わります」宣言 』三宝出版、2002年1月、ISBN 978-4879280381
  • 『人生で一番知りたかったこと』三宝出版、2003年5月、ISBN 4879280410
  • 『二千年の祈り 』三宝出版、2004年3月、ISBN 4879280445
  • 『いま一番解決したいこと』三宝出版、2004年5月、ISBN 4879280453
  • 『あなたが生まれてきた理由(わけ)』三宝出版、2005年9月、ISBN 4879280488
  • 『新・祈りのみち』三宝出版、2006年7月、ISBN 978-4879280503
  • 『運命の方程式を解く本』三宝出版、2007年6月、ISBN 978-4879280527
  • 『12の菩提心- 魂が最高に輝く生き方』三宝出版、2008年10月、ISBN 978-4879280565
  • 『Calling 』三宝出版、2009年10月、ISBN 4879280577
  • 『魂の冒険』三宝出版、2010年9月、ISBN 4879280615
  • 『果てなき荒野を越えて』三宝出版、2011年7月、ISBN 978-4879280633
  • 『魂の発見』三宝出版、2011年12月、ISBN 978-4879280664
  • 『彼の地へ―3.11からのメッセージ』三宝出版、2012年7月、ISBN 4879280704
  • 『希望の王国』三宝出版、2013年5月、ISBN 487928081X
  • 『1億総自己ベストの時代』三宝出版、2013年12月、ISBN 4879280887
  • 『魂主義という生き方──5つの自分革命が仕事と人生を変える』三宝出版、2014年12月、ISBN 4879280976
  • 『未来は変えられる!』三宝出版、2015年9月、ISBN 487928100X
  • 『運命の逆転』三宝出版、2016年10月、ISBN 4879281077
  • 『あなたがそこで生きる理由』三宝出版、2017年10月、
  • 『最高の人生のつくり方』三宝出版、2018年10月、
  • 『自分を知る力』三宝出版、2019年11月、

絵本[編集]

  • 『FUTURE - 未来を創る心のふしぎ (TL人間学ヴィジュアルブック) 』三宝出版、1996年8月、ISBN 4879280232
  • 『チャレンジ!―君は未来を開く冒険者 (TL人間学ヴィジュアルブック) 』三宝出版(第2版)、1997年8月、ISBN 4879280267
  • 『ワンダーランド - 宇宙のつながりの不思議 (TL人間学ヴィジュアルブック)』三宝出版、1998年8月、ISBN 4879280291
  • 『TRY! - 三つの知恵の秘密』三宝出版、2000年12月、ISBN 4879280348
  • 『心のマジカルパワー - 2つで1つのもの探し (TL人間学ヴィジュアルブック)』三宝出版、2001年10月、ISBN 4879280364
  • 『心のマジカルパワーII - 心の磁石の10年法則 (TL人間学ヴィジュアルブック) 』三宝出版2003年9月、ISBN 4879280429

脚注[編集]

出典[編集]

自社資料
その他
  1. ^ 『最高の人生の作り方』P70
  2. ^ サイレント・コーリングP261
  3. ^ ウエブサイト、トータルライフ(TL)人間学とは | トータルライフ経営研修機ー高橋佳子先生紹介
  4. ^ 『 魂の冒険』P52
  5. ^ ウエブサイト、トータルライフ(TL)人間学とは | トータルライフ経営研修機ー高橋佳子先生紹介
  6. ^ 後年高橋佳子講演会にて彼の歩みの紹介があった。『魂主義という生き方』P248
  7. ^ 『サイレント・コーリング』P261
  8. ^ 『サイレント・コーリング』の著者プロフィールには、人間の深化の道をTL人間学に集約し、その思想にもとづく定見を様々な分野で提案し、共感と実践の環を広げるためにTL運動を提唱したことが書かれている。(第2版3刷)P365
  9. ^ 魂の次元に遡って人間性と文明の回復を訴える。その水先案内のために永遠の生命観を基としたTL人間学を提唱『ディスカバリー』P310
  10. ^ 人間は永遠の生命を持つ魂存在であるとする観点から構築された人間学の講座TL人間学とは | トータルライフ総合事務局
  11. ^ ようこそGLAへP14-2年表
  12. ^ 人生の問題は物質の因果律では解くことができないとされ、「現実」と「心」と「魂」は常に結果と原因として結びついていてお互いを映しあっているとされる。『あなたが生まれてきた理由』P165
  13. ^ 魂の学の根本教義とされる。ここから、TL運動のことを『トータルライフ(TL)人間学(魂の学)』、『魂の学 TL(トータルライフ)人間学』と呼ぶところの「魂の学」という語が使われるようになった。『あなたが生まれてきた理由』P165
  14. ^ 菩提心とは、自らの成長を願い、他の幸福と全体の調和を求める心のことであるとされ、(『12の菩提心』P4 )自然や世界を通して大いなる存在が現わしているとされるそれぞれの菩提心を心に育み、共鳴してゆくならば、新しい時代が開いてゆくとした。(『12の菩提心』P189)現代が抱える巨大な問題に対しても、菩提心がはたらかなければ、本当の解決には向かっていかないと説いた。(『12の菩提心』P5
  15. ^ これまで提唱してきた人間学、実践哲学を「魂主義という生き方」という行動指針に集約する。『魂主義という生き方』
  16. ^ あらゆる「現実」を人間自身と切り離すことなく、「心」とセットにして受け止める姿勢のこと。『あなたがそこで生きる理由』P86
  17. ^ ウエブサイト、トータルライフ(TL)人間学とは | トータルライフ経営研修機ー高橋佳子先生紹介
  18. ^ 『あなたがそこで生きる理由』P94
  19. ^ GLA「専門性を生かした活動トップー講演会・研修
  20. ^ 『魂主義という生き方』P21
  21. ^ 魂主義の生き方を身につけるためには5つの自分革命に挑戦してゆくステップがあるとされる。 第1、 人生に見えない次元をプラスする 「魂の学」を学び、その人間観・世界観によって見えてくる「内外エネルギー交流」を発見する。 第2、 「マルかバツか」を超える。 カオスという次元を加え、快感原則を超える自己変革。 第3、 青写真 (ヴィジョン)を描いて生きる。 第4、 「果報側」から、「因縁側」へ 魂の主導権を取り戻し、人生の願いと使命を取り戻す自己変革。 第5、 「すべてを、条件として」。 これら5つの自分革命を通して、「どうあらんとするか」という問いを発し続ける生き方に到達するという。『魂主義という生き方』P27
  22. ^ 9日、パシフィコ横浜で高橋佳子主宰の講演会を開いた。約7千人が来場し、高橋主宰は心と魂がつながれば使命達成の道を歩めると説いた。広島など全国6会場にも中継された。・・・・埼玉で障害児施設を運営する医師・許斐博史さんとの対話を通して、『心と魂の溝をなくせば、現実の快苦の刺激に振り回されることなく、悠々と使命達成の道を歩むことができる』と語った。」中外日報2014年11月21日高橋佳子講演会の様子
  23. ^ G.誌2018,1月号P31
  24. ^ G.誌2018,1月号P31
  25. ^ 『運命の逆転』P43
  26. ^ この、一般に向けた高橋佳子講演会の様子は、たとえば中外日報で以下のように紹介されている。「……GLAは9日、パシフィコ横浜で高橋佳子主宰の講演会を開いた。約7千人が来場し、高橋主宰は心と魂がつながれば使命達成の道を歩めると説いた。広島など全国6会場にも中継された。・・・・埼玉で障害児施設を運営する医師・許斐博史さんとの対話を通して、『心と魂の溝をなくせば、現実の快苦の刺激に振り回されることなく、悠々と使命達成の道を歩むことができる』と語った。会場ロビーには、心の傾向が分かる『自己診断チャート』のコンピューター判定コーナーもあり、来場者らの長い列ができていた」中外日報2014年11月21日
  27. ^ G.誌 2018年1月号P35
  28. ^ ^ 高橋佳子『果てなき荒野を越えて』増補版 p13 三宝出版、2016年3月、ISBN 978-4879281043
  29. ^ 東日本大震災のときにGLAがどのような支援をしたのか。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]