人生祈念館

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人生祈念館は、山梨県北杜市にある宗教法人GLAの宗教施設

概要[編集]

2013年、宗教法人GLAでは、1人ひとりが魂としてこの人生を生きた軌跡こそが、後世に伝えられるべき遺産であるという考えにもとづいて、山梨県北杜市に人生祈念館を開設した。

GLAの主宰高橋佳子は、その竣工式において、人生祈念館が抱くべき2つのについて明らかにした。 第1の柱は、様々な人生の条件を引き受けた人々が神理と出会い、それを支えにして実践をしてきた足跡が、人生祈念館に蓄積されてゆくこと。 第2の柱は、人生祈念館がGLAにおける祈りの中心の場となってゆくということ。 この2つの柱を抱く人生祈念館の始動とともに、GLAの文化の蓄積を進めてゆく歩みが始まったという。

その第1の柱として、具体的には、人生祈念館に会員1人ひとりの「人生記録」及び遺骨のある方にはその人生を支えた肉体の形見である「遺骨」を預かり、その人生の挑戦を讃え、後世に伝え遺してゆくということが挙げられた。 [1] 第2の柱として、人生祈念館・祈念広場の全体の構成が人生祈念館が祈りの中心の場となるようにデザインされていることであった。[2]

施設概要[編集]

  • 人生祈念館
  • 祈念広場
  • 地上の星

沿革[編集]

2013年、人生祈念館を開設

2014年、「高橋信次先生ご光跡『奉納の儀』」が執り行われる。[3]

新聞各紙の紹介[編集]

「人生祈念館」の活動は、「新宗教にみる葬送」と題して、各紙で紹介された。そこでは、たとえば「……GLAによると、肉体の形見である遺骨は30年で散骨して大自然に返すが、『人生の折々の場面で、事態をどう受け止め、どう思い考え、行動して、どのような現実を生み出したのかという心と現実の軌跡』としての『人生記録』は遺してゆく、という。ある仏教団体幹部は『今後の葬送の在り方として興味深いアイデア』と関心を示した」と書かれている。 [4]

脚注[編集]

  1. ^ 「人生記録」は、会員1人ひとりが生前に自ら自身で取り組み、納める。それは、新しい人生伝承の実践であり、1人ひとりの魂を重んじる新しい葬制のあり方と言われている。人生記念館
  2. ^ 人生祈念館・祈念広場・入口に至るスロープ・地下廊下・回廊・ホワイエ・聖堂・天上の星・祈念広場の森へとつながる螺旋状の道・地上の星までの全体が円環的人生観を歩む人間が祈りの中心に向かって歩んでゆく姿をモチーフにデザインされている。また。大自然の中でも建物の中でも祈ることができるように、聖堂内には「天上の星」、さらには建物の外・自然の場にある「地上の星」が用意されている。人生記念館GLA八ヶ岳いのちの里GLA中京会館ガイド vol.2八ヶ岳いのちの里 - Google Sites
  3. ^ facebook.com/GLA
  4. ^ 信濃毎日新聞2014年8月26日夕刊、河北新報2014年8月30日、熊本日日新聞2014年9月7日、福井新聞2014年9月8日、山梨日日新聞2014年10月3日ほか

関連項目[編集]

外部リンク[編集]