雅望王
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雅望王(まさもちおう、生没年不詳)は、平安時代前期の皇族。仁明天皇の孫。式部卿・本康親王の子。官位は従四位上・左馬頭。
系譜
[編集]従四位下に直叙されて、陽成朝にて侍従・弾正大弼を歴任する。元慶8年(884年)光孝天皇の即位に伴い、従四位上に叙せられる。仁和3年(887年)2月に美作権介を兼ね、同年5月には弾正大弼から神祇伯に転じた。
官歴
[編集]『日本三代実録』による。
- 時期不詳:従四位下
- 元慶5年(881年) 12月27日:見侍従
- 時期不詳:弾正大弼
- 元慶8年(884年) 2月23日:従四位上
- 仁和3年(887年) 2月2日:兼美作権介。5月13日:神祇伯、美作権守如故
- 時期不詳:左馬頭
系譜
[編集]『尊卑分脈』による。
希世・随時の兄弟は平朝臣を賜与され仁明平氏の祖となる。ただし、『尊卑分脈』では雅望王自身が平朝臣を与えられたとする。