野外入浴セット2型

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野外入浴セット2型(浴槽)、隊員のユーモアとして湯口には竹筒が付けられている。

野外入浴セット2型(やがいにゅうよくセットにがた)は、陸上自衛隊が所有する装備の1つ。需品科が運用する。導入のきっかけは日本航空123便墜落事故に対する災害派遣である。その際、製作会社からボランティア提供を受け試用したところ、隊員の士気維持・向上に有効であったとされ、制式採用に至った。

構成[編集]

野外入浴セット2型(ボイラー)
  • トレーラー搭載器材(ボイラー、揚水ポンプ発電機
  • 野外浴槽
  • シャワースタンド
  • 業務用天幕補給用
  • 貯水タンク10,000リットル
  • すのこ、シート、脱衣かご、棚など付属品

能力[編集]

  • 総出湯量:5.4t/h
  • 湯沸時間:45分
  • 入浴可能人員:およそ1,200人/日
  • 収容人数:およそ30人

運用[編集]

東日本大震災の際に第15旅団(沖縄県)が設置した野外入浴セット2型。チムグクル琉球語で『思いやり』などの意味

野外において軽易に入浴を実施する装備品である。73式大型トラックにて目的地まで牽引し展開する。運用は師団後方支援連隊旅団後方支援隊の補給隊などが行う。阪神・淡路大震災東日本大震災などの災害派遣においても能力を発揮した。

隊員のユーモアとして、入り口には各隊手製の「○○の湯」(○○には駐屯所在地にまつわる名が付けられる)等の暖簾が掲げられることが多く、これを真似て陸だけでなく海空の自衛隊も災害派遣で艦や基地の入浴施設を提供する際に、同様の暖簾を掲げることがある。

登場作品[編集]

アニメ[編集]

GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり
第4話では「本日オープン! 特地の湯」と書かれた幟が掲げられていた。

製作[編集]

  • 伸誠商事
  • 小村工業

外部リンク[編集]