酪酸ブチル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
酪酸ブチル
butyl butyrate[1]
識別情報
CAS登録番号 109-21-7
特性
化学式 C8H16O2
モル質量 144.22
外観 無色の液体
匂い 果実香
沸点

165℃

への溶解度 ほとんど不溶
溶解度 アルコール、油類に可溶
屈折率 (nD) 1.405-1.407
危険性
引火点 53.3℃
半数致死量 LD50 2.3g/kg(ラット経口)
5g/kg以上(ウサギ経皮)
関連する物質
関連物質 酪酸イソブチル
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

酪酸ブチル(らくさんブチル: heptyl butyrate)は、示性式C3H7COOC4H9で表される酪酸エステルの一種。新鮮なバナナパイナップルのような果実香を持ち、香料などに用いられる。

用途[編集]

主に食品香料として果物バターナッツ洋酒フレーバーに、チューインガムで150~1500ppm、その他用途で8.6~24ppmほど使用されるほか、口紅用調合香料にも少量使用される[1]

安全性[編集]

日本の消防法では危険物第4類・第2石油類に分類される[2]。動物実験での半数致死量(LD50)はラットへの経口投与で2.3g/kg、ウサギへの経皮投与で5g/kg以上[1]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 『合成香料 化学と商品知識』印藤元一著 2005年増補改訂 化学工業日報社 ISBN 4-87326-460-x
  2. ^ 製品安全データシート(安全衛生情報センター)